- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062757980
感想・レビュー・書評
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ねじれたフロアで巨大な螺旋を描くという異形なデザインの建設中高層ビル『O-miyaスパイラル』。
それに関わる人間達の少しずつねじれて行く人生を描いた長編作。
ラストの方に書かれていたこのビルの設計上の例え話が人生の比喩のようでゾクっとしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
待っていました、文庫化。
日常に散らばる危うさと心もとなさが、
建築途中の高層ビルが徐々に空へ伸びていくように、
ある頂点へと積み重なっていく。
吉田修一を読むといつも思うのだが、
不特定多数の固有名詞が乱立すると、
没個性化が起こる。 -
作品から出てくるカラーとしてブルーグレーのイメージでラストに向けて破滅していく居心地の悪さ、不快感が感じられます。これも狙いなのでしょうか?
(本棚を検索していたら、以前の登録が消えてました) -
吉田修一なのに、あまり入り込めず。残念。
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裡にこもりたくなった時、よくお風呂場に持ち込んで、うずくまるようにして読んでいる。
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ここでの評価、低いなぁ。。。^^;
確かに、内容は、結局なに?っていう感じはあったけども、でも読んでいて退屈では、なかった。
読んでて街の情景が頭いっぱいに広がるのって、描写がうまいんだなぁと思う。 -
最期まで読ませ切る筆力は感心しますが、内容はいまいち入り切れませんでした。ラストも消化不良でした。
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ねじれがひどく読み進めるのがつらかった。
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鉄の感触が伝わった。
人にオススメはあまりできない本。