NO.6 [ナンバーシックス] ♯3 (講談社文庫)

  • 講談社
3.86
  • (231)
  • (231)
  • (295)
  • (22)
  • (1)
本棚登録 : 2017
レビュー : 135
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758017

作品紹介・あらすじ

これだから、人間はやっかいだ。深く関わりあえばあうほど、枷は重くなる。自分のためだけに生きるのが困難になる。火藍から沙布が治安局に連行されたことを告げるメモを受け取ったネズミはそれをひた隠すが、事実を知った紫苑は救出に向かう決心をする。成功率は限りなく0に近い-物語は疾走する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 3巻も一日で読破。

    今回は 紫苑がネズミに別れを告げるシーン、そしてネズミが紫苑を迎えに行くシーンに心打たれました。

    紫苑の純情さ、優しさ、ひたむきさ、他人の為に泣くことができる感受性と純粋さ…大好きだし、憧れます。
    紫苑がネズミと一緒に居てくれて良かった。
    ネズミにとっての大切な人になってくれて、本当に嬉しいです。

    そして、ネズミ。
    今まで他人と繋がらないようにしていたネズミだけれど、紫苑が大切な存在となった。
    その紫苑に別れを告げられたとき彼が涙したこと、
    迎えに行った時 強くて、真っ直ぐで、熱くて、重みのある…上手く言葉で表せないけど、紫苑に向かって真っ直ぐにぶつかって行ったこと。
    人を求めたり、心が揺れたり、そういった「人間らしさ」をネズミが見せてくれたことが すごく嬉しかったです。

    「別れのキスなんか二度とするな」という言葉には「もう二度と離れるな、一緒に居ろ」という意味が含まれていたように感じて、とても感動と切なさを覚える場面でした。それにその場面からは、ネズミの紫苑に対する気持ちの重さ、種類が当初とは変化しているようにも感じられて、二人にはいつまでも一緒に、共に暮らして幸せになって欲しいと願わずにはいられません。

    派手なアクションシーンも良いけれど、心の揺れが描かれた場面の方が好きですね。

  • 西ブロックでの生活,沙布救出作戦

  • なんとなく匂わしていたが、そうだったのかと確信した3巻でした

  • 1マクベス
    2『二十の愛の詩と一つの絶望の歌』ネルーダ
    3エジプト神話 天地のはじめ
    4ギリシア神話 王さまの耳は、ろばの耳
    5平家物語

  • ネズミ、イヌカシ、力河、イヌに子ネズミと、なんにでも愛される紫苑だなぁ~。

    この巻で強制施設に乗り込むんだと思っていたので、次巻持越しに、ちょびっとビックリ感はありますが、イヌカシの登場が多かったので満足!!

  • (2011より転載)
    【再読】3巻はイヌカシが出てきてにぎやかになってくる巻。ここからが長い…
    2011/3/22読了

  • 2011.5.26

  • とても読みやすい。内容は何に分類されるのかわからないけど、ネズミや紫苑の心の葛藤がよく描かれている。とりあえずはやく助けに行ってほしいのだけれど…

    舞台は未来都市と外部の地区だけど、地球の縮図のようだ。富裕層の残飯を貧困層が売買したり、食したりする。同じ人間なのに…ありえないことが現実には起きている。富裕層(先進国)が想像できないような世界が貧困層(発展途上国)には広がっている。富裕層が汚いところや悲惨なところを排除し、見て見ぬ振りを続けた結果が今の世界情勢ということを感じずにはいられない。

    今の段階ではネズミが貧困層代表、紫苑が富裕層代表として話が展開している。二人の間には3巻までで既にお互いに情が芽生えている。1対1で話し合ったり、知り合ったりするとうまく行くことも、地域と地域、国と国になるとうまく行かないことが多すぎるのは何故だろう。我々は誰のための世界を作ろうとしているのだろう。

  • No.6の3作目。今回は大きな動きはなく、矯正施設への潜入への準備段階というか、動機づけの巻だった。だいぶキャラクターの輪郭がしっかりしてきて安心して読める内容になっている。続きも気になる。

  • 評価はNo.6 #1に記載しました。

全135件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

あさの あつこ
1954年生まれの小説家、児童文学作家。岡山県英田郡美作町(現:美作市)湯郷出身。幼少の頃から本に親しみ、中学の頃から創作日記をつけはじめ、中学2、3年生の頃から作家を志す。青山学院大学文学部入学後、児童文学サークルに入り活動。卒業後小学校の臨時教諭を2年間務め、結婚。日本同人協会「季節風」同人となり、そこに連載した『ほたる館物語』で作家デビュー。
代表作に、1996年から執筆を続ける『バッテリー』。97年野間児童文芸賞受賞、99年『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、2005年『バッテリー』全6巻で小学館児童出版文化賞をそれぞれ受賞。シリーズ1000万部超の大ベストセラーとなり、映画化・アニメ化された。

NO.6 [ナンバーシックス] ♯3 (講談社文庫)のその他の作品

あさのあつこの作品

NO.6 [ナンバーシックス] ♯3 (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする