夢の島 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 189
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (616ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758109

作品紹介・あらすじ

1枚の絵に隠された亡き父の想いとは

2歳で別れてから24年。音信不通だった父が亡くなった。その知らせを受けて以来、駆け出しのフリーカメラマン・絹田信一の身辺は急に騒がしくなる。唯一遺品として受け取った、父が描いた絵。それをめぐり、不穏な動きを見せる人間たち。恋人、友人も様々な事件に巻き込まれ、信一は絵に秘められた謎に挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 600ページあった本編も半ばまでは結構ゆっくり読んでたのだが、残り1/3から一気に読み終えた。加速がついたのには登場人物がより鮮明になって、スリルを与えてくれたからだった。

  • 前半は次々とページをめくりたくなるストーリー。
    後半の、『まさか』はあったけど終わり方がもっとハッピーエンド寄りだったらなー。
    それでも、大沢在昌さんの作品は面白い!

  • テンポよく読めて、なかなか面白かったけど、なんか終盤が雑かな…

  • 夢の島上陸後が随分大味だったなあという印象。
    近所の中華料理屋を思い出しました。ここの餃子が
    まあ普通で。あれええと何ラーメンの話だっけ?

  • 島へ行ってからの展開がすごかった。

  • 出てくる悪党がどいつもこいつも薄っぺらい、主人公の親友でさえ薄っぺらい
    その分親父や主人公のキャラが魅力的に感じた。

  • なかなかありえない展開。
    誰も彼もが怪しいし、先が気になって
    わーっと読んでしまいました。

    が、読み終わりが

    『へー』

    って感じ。
    余韻があまりないなー。
    なんでだろ。
    一気読み出来るんだから、おもしろいと
    思うんだけどな。

  • 2歳で別れてから24年間音信不通だった父親の<遺産>が動きだした。
    フリーカメラマン絹田信一は、謎の島を見つけ父の真意に辿り着けるのか。
    親子の絆を描いた長篇ミステリー。

    一体誰を信じたらいいのか・・・
    読んでても、先が気になって気になって(笑)
    分厚い本でしたが、あっという間に読み終えてしまった1冊。

  • (読んだのはたぶん双葉文庫版)(r)

  • 2歳で生き別れてから24年間、音信不通だった父がなくなった。父が残した夢の島の絵をめぐって不穏な動きが始まって、殺人事件にまで発展していく。

    本書を半分ほど読み進めると夢の島の「夢」の所以がわかるんですが、そこにいたってようやくどこかで読んだことがあるという記憶。読み進めるうちに既読感は強まったが、かといって、結末は思い起こせぬまま読了。あとで蔵書データベースを調べたら、確かに約5年前に双葉社文庫版(読感なし)を読んでいたこと判明(^^;

    面白かったんだけど、記憶に残っていなかったということは。。。どうなんでしょう?

    (2007/10/19)

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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