- 講談社 (2007年9月14日発売)
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感想 : 61件
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Amazon.co.jp ・本 (326ページ) / ISBN・EAN: 9784062758215
作品紹介・あらすじ
闇に浮かぶ、源三代にまつわる謎の解!
「神は三種類に分類される。まず第一が、大自然。次は祖霊(それい)。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々」。銭洗弁天、鶴岡八幡宮、御霊神社……鎌倉をそぞろ歩く奈々、沙織の棚旗姉妹に、桑原崇が説く、源三代にまつわる謎の答えが、そのとき密室で起こった社長失踪事件をも解き明かす!
みんなの感想まとめ
歴史と謎解きが交錯する物語で、鎌倉の深い闇を探求する旅が描かれています。登場人物は少数ですが、棚旗姉妹や桑原崇の会話を通じて、地域の歴史や文化が豊かに語られ、読者は鎌倉の魅力を再発見します。特に北条氏...
感想・レビュー・書評
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鎌倉は「神坐(かみくら)」から来ているという説があるが、実は「かまば」(野原で死体を焼く場所)からだって!?7つの切通しの側には葬送の場が設けてあった。宇賀神は弁財天で水辺に関係があり、タタラと結びついている。だから「鋳成り=稲荷」で稲荷神でもある!?しかも五頭龍、牛頭天王、素戔嗚尊と繋がっていく。鎌倉では砂鉄が取れて、そのタタラを行っていたのが鎌倉党であった。鎌倉党を虐げた北条氏は初めから奥州藤原氏を狙っていて、源頼朝はずっと北条氏の傀儡であり、源三代将軍たちやその一派は、用がなくなれば消される運命だった。願いを叶えてくれる神様とは、その願いが叶えられなかった神、人物だった。とまあ、鎌倉のイメージが昏ーくなってしまうようなことを、崇と棚旗姉妹が鎌倉を歩き回りながら、崇がのたまうのだ。殺人事件は出てくるが、崇たちには関係してこないし、鎌倉で起こったということだけだし、トリックもしけーだねえ。
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久々に再読。
埋もれた歴史を知ることができて好きなシリーズ。北条氏は闇が深い。。。
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登場人物は少ない。
棚旗奈々・沙織姉妹、タタルこと桑原崇、そして小松崎。
殺人事件も起きることは起きるが、その謎解きもこの物語においては副次的なものにすぎない。
物語のほとんどは、桑原や奈々たちの会話で成り立っている。
彼らが語るのは、鎌倉という地域の歴史とその背景である。
内容にどこまで信憑性があるかはわからない。
専門的な知識があって読んでいるわけではないし、その真偽は判断のしようもない。
ただ、読んでいてすこぶる面白かった。
鎌倉には何度も足を運んだことがあり、物語に登場する場所にも何ヶ所か実際に行ったことがあった。
物語を読みながら何度も鎌倉の地図を覗き込み、確認し、また続きを読む。
実際の事件の謎解きがあっけないものだっただけに、鎌倉の謎に迫る桑原の解説のためだけに最後まで読んだような感じになってしまった。
知っているようで、実は誰かが意図的に後世に残そうとした歴史しか知らないのでは?
そんな気分にさせてくれる物語だった。 -
今回は鎌倉。
北条氏や源頼朝何かについて話をしながら、鎌倉の街を回っている。
殺人事件とかはどうでもいい。って感じで、ホントおまけ程度。
このQEDで回ったお寺とかのガイドブック作ってくれないかなー。地図付き、ウンチク付きで。
それを片手にお寺周りとかしてみたい。 -
推理小説というよりは、歴史小説といった方がいいかも。殺人はちょろっとついで感がつよかったかな。でも歴史については、新たに知ったこと、思い出したこと、勉強になりました。
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鎌倉、というより、源頼朝の存在がそんな立場だったのか、と切なくなりました。
でも、言われてみればそうも見える。。。というかんじ。
現実事件は今回は不要だったな。
歴史との絡みもあるのか?レベルでした。
あとは、これで妹ちゃんが出てきて2冊目だけど、妹ちゃんはいらないなぁ。雰囲気が壊れるんだよねぇ。 -
『「きみは、この『銭洗弁天』の本質を、全く理解していないね」
「え?」
「『お金を洗う』ということが、一体どういうことなのか?そして『洗うとお金が増える』ということは、何を表しているのか ー ということだ。そしてこれは、鎌倉を理解する上で、とても重要なことになる。」』
「銭を洗う」のではなく「洗うと銭になる」砂鉄が採れたことが、銭洗弁天の起源とか知らないよな〜。
相変わらず面白いな。
京都旅行の道中に『鎌倉の闇』って…。 -
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リアルタイムで起こっている事件の方は本当どうでも良いかのごとくにあしらわれてますね。そういう味わいの場合Ventusがつくのかしらん?
奈々くんの妹が参入してから、なんか、桑原崇が解説する場面が騒がしくなったなという印象。ラノベっぽくなるというか。会話だけのやりとりが多いので、台詞のトーンで印象が違うんですよね。 -
”QED ~ventus~ 鎌倉の闇”高田崇史著 講談社文庫(2007/09発売)
(2004/09発売 講談社ノベルスの文庫版。解説:武光誠(明治学院大学教授))
・・・密室で起こった社長消失事件と桑原崇&棚旗姉妹の鎌倉行。
短編ミステリと鎌倉紀行といった形であまり関連がなかったようにも。
特に鎌倉幕府・源氏についての考察は知らない話が多く魅力的だっただけに残念でした。
消失事件とひっかけて”源頼朝は存在しなかった!”という説が出てくれば面白そうだったのですが。(笑) -
妹の策略(?)により、鎌倉へ行く事に。
そして現地で待ち合わせたのは、いつもの相手。
そして現地で見かけたのも、いつもの相手。
いたはずの社長が消えてしまった上に、それを取材に行ったら
更なる奇妙な事件とこんにちは。
とはいえ、ほぼ事件はおまけと化しています。
本文は多分、鎌と鎌倉名所の説明。
こんかいは、なりそこなった人、の話なので
怨霊は関係…なし?
お金を洗うと倍になって返ってくる、の意味だけが
鮮明に脳裏にひっついています。
後は…苦労話? -
事件は社長が失踪、部下が倒れている状況で、社長がやったのかそれともその場にいたものの犯行なのか。しかし事件より鎌倉散策するいつものメンバー+妹が遡って鎌倉時代の云々を延々と語りつづけ、事件を忘れるほど長い。いつものこととはいえ、90%くらい蘊蓄です。妹が促すとはいえもうタタルくんのオンステージ。為にはなります。ただ覚えていられないほどたくさん語られて、凝縮されてます。
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いつにも増して現在の事件が投げやりだった。定食におけるお漬物程度。
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自分の歴史の知識としては比較的抜け落ちている鎌倉時代なので、登場人物の関係性を思い出しながら読みました。
北条氏の傀儡として頼朝は鎌倉にいるしか選択肢が無かったという説には驚いたものの、納得性が高い気がします。鎌倉は表面的にしか訪れたことがないので、今年はじっくり歩いてみよう。 -
今回は事件に関与してはいないが、鎌倉を舞台に崇の解説と共に棚旗姉妹と一緒に旅をする。そこでフリージャーナリストの熊ツ崎と出会い、かれが追っている事件に少し触れた程度で前回までのとは変わった趣向になっているが、崇が事件の謎を解くのはいつも通り。
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「神は三種類に分類される。まず第一が、大自然。次は祖霊。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々」。銭洗弁天、鶴岡八幡宮、御霊神社…鎌倉をそぞろ歩く奈々、沙織の棚旗姉妹に、桑原崇が説く、源三代にまつわる謎の答えが、そのとき密室で起こった社長失踪事件をも解き明かす。
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20140712
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高田崇史の作品
