冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 9729
レビュー : 892
  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758222

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    エンターテインメント界注目の大型新人・辻村深月が贈る青春小説
    閉じ込められた8人の高校生――雪はまだ降り止まない
    「ねえ、どうして忘れたの?」

    雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう――。第31回メフィスト賞受賞作。

    【感想】

  • 気づかないこと。
    気づいてもらえないこと。
    言ってないから気づくわけない。だけど言えるわけもない。

    こうなる前になんともできなかったから、今何とかしようというのか。

  • 読了

  • とりあえず上巻を読み終わったが、長かった。ようやく終盤に展開が早まったが、それまでは我慢が必要だった。おそらく下巻でこれまでの伏線が回収されていくに違いない。期待して下巻へ。

  • 辻村さんのホッとする温かい世界が好きなのですが、級友の自殺から始まり重くホラー的な要素が少し受け入れにくかったです。でもキャラクター一人一人の温かい人柄がとても好きです。展開が読めず怖いですが、下巻もヒヤヒヤドキドキ楽しんで読みたいと思います(*゚∀゚*)

  • ぎこちなさが目立つちょっと長すぎる上だったけど、デビュー作だからその辺りは仕方ないかなぁ。
    中盤以降どんどん先が楽しみになってきたから、下に期待。

  • 今回のびっくりどんでん返しは少し予想がつき、その通りだったんだけど、なんというか謎でしょ?早く先が知りたいでしょ?という気持ちに少し無理矢理させられるような、そんな作品だなあと思った。辻村作品は人の暗い部分やアーティスト性にフォーカスをあてる表現が何度も出てくるけど、これは特に顕著な作品だなあと。
    少し疲れたので、暫く辻村作品は休憩します。

  • 雪の降る中、いつも通りに登校した8人の仲間。ただ、その日登校していたのは、その8人だけだった。
    それに気付き帰宅しようとするも、開かない玄関に窓。時計は5時53分を示したまま。
    そして、その不思議な現象に、2ヶ月前の学園祭の最終日に飛び降り自殺を図った同級生へと繋がっていく。
    だが、誰もがその同級生の名前も何もかもを思い出すことが出来ない。
    閉じ込められた校舎の中、不気味なことが次々に起こる。
    一体何が起こっているのか、恐怖だけが襲う。

    2017.3.14

  • あれれ?漫画で見た気が…と思ったら、原作として漫画化されてたのね。
    連載を途中だけ一瞬見たことあるよ。

  • 上下巻読み通しての感想
    読み終わってひとつだけ疑問に感じたことがある。
    主人公は辻村さん自身を投影した人物なのか、それとも何か別の意図があってあえて付けた名前だったのか。
    そのあたりがどうしてもわからずに、ちょっと釈然としないものが残った。
    学校という空間は本当に閉鎖的だ。
    きっと大人が考えている以上に閉塞していると思う。
    少なくとも学校に通っていた当時はそう感じていた。もしかしたらどこかに出口はあるのかもしれない。
    思いがけない場所に、出口とはわからないようにひっそりと、見つけられる人だけが出られる出口があるのかもしれない。
    でも、ほとんどの人はそんな出口があることを知らずに時間は過ぎていく。
    「考えられてるなぁ」というのが正直な感想。
    展開も構成もとてもよく考えられているし、ひとつずつの描写も丁寧に書かれていた。
    ちょっとくどいなと感じるところもあったけれど、デビュー作でもあり仕方がないかなと思う。
    主人公…もう少し魅力的なキャラクターに出来なかったんだろうか。
    何というか、あまり好きになれないタイプのキャラクターだった。
    結末にもきっと賛否両論あるだろうけれど、「ん~やっぱりね」といった感じ。
    あの結末で物語としての説得力がかなり無くなってしまったように感じたのは私だけ?

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著者プロフィール

辻村深月(つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞などをそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第6回ブクログ大賞、第15回本屋大賞などを受賞し、2019年6月からコミック化される。他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。2020年、河瀬直美監督により『朝が来る』が映画化される。

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