- Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062758222
感想・レビュー・書評
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過去に何作か辻村氏の作品は読んでいたが、この度本屋大賞を受賞したのをきっかけに久々にまた辻村氏の作品を手に取ってみた。そういえばデビュー作だけ読んでなかったし。
二ヶ月前の学園祭の最中に自殺した友人の名前を思い出すために、雪が降り凍りつく校舎の中に閉じ込められたクラスメイト8人。
それぞれが高校生らしい悩みを内に抱えていて、自分の内面と嫌でも対峙することになる。
ラノベっぽい文章が気にはなるが、自分が高校生の頃だったら、きっと誰かしらのキャラにすごく感情移入できただろうな。高校生の頃に出会いたかった作家さん。
2018/05詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登場人物のキャラもわかりやすくて、これからの展開が楽しみ。長いけど楽しんで読めそうな気がする。
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雪の降る朝、いつも通りに登校した高校生。だが何かがおかしい。自分達以外の気配もなく
外にも出られず時計はある時刻を差したままだ。閉じ込められた彼等は不可解さに戸惑うが
二ヶ月前にあった級友の自殺を思い出す。何故か、それが誰だったかは思い出せなくて…。
デビュー作の超長編。中々見えて来ない部分があって焦れましたが、登場人物それぞれが
丁寧に描かれていて、そこは満足度が高いです。キャラクターを把握しきれないうちに
フェードアウトされると切ないですから…。辻村さんの作品はキャラのリンクが多いですし
一人一人に対する思い入れが強そうですね。作者と同じ名前は何か理由があってのことなのか?
深月、深月、って…ちょっとうるさいっていうか、はいはい分かったよって気分になっちゃいます。 -
初読み作家さん。最初、登場人物と作者が同じ名前ということで「うわ、痛……」と思ったけれど(失礼)、すぐに気にならなくなった。あとは一気読み。
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感想は下巻にて。
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雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう――。
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辻村深月のデビュー作。
あり得ないシチュエーションに特に動じない登場人物と最初は物語に入りきれず、先になかなか進まなかったけど、個人それぞれに焦点が当たるとやっぱり文章というか、表現力がうまいなぁと。
名刺代りの本、作者同名の辻村深月がどうも苦手なのが残念やけど、いまの感想が下巻を読んでどう覆されるか楽しみ! -
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2017年では106冊目
著者プロフィール
冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)のその他の作品
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