密封 奥右筆秘帳 (講談社文庫)

  • 講談社 (2007年9月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784062758444

作品紹介・あらすじ

立花併右衛門は江戸城の書類決裁に関わる奥右筆組頭。権勢を誇った田沼意次の孫意明の死亡届を見て、12年前の田沼意知刃傷事件に疑念をはさむ。その帰路、何者かの襲撃を受け、隣家の次男柊衛悟を護衛につけるも、2人はすでに幕政の闇の渦中にあった。読み応え抜群、気鋭の新シリーズ開幕。2009年この書き下ろし時代小説がすごい! 第1位。(講談社文庫)


右筆の筆が、剣士の太刀が、幕政の闇をぶった斬る!
無類の斬れ味、上田秀人、講談社文庫に初見参!

立花併右衛門(へいえもん)は江戸城の書類決裁に関わる奥右筆(おくゆうひつ)組頭。権勢を誇った田沼意次(おきつぐ)の孫意明(おきあき)の死亡届を見て、12年前の田沼意知(おきとも)刃傷事件に疑念をはさむ。その帰路、何者かの襲撃を受け、隣家の次男柊衛悟(ひいらぎえいご)を護衛につけるも、2人はすでに幕政の闇の渦中にあった。読み応え抜群、気鋭の新シリーズ開幕。〈文庫書下ろし〉

みんなの感想まとめ

江戸時代の幕府行政を舞台に、奥右筆組頭の立花併右衛門が織り成すミステリーと剣劇が魅力の作品です。主人公は、田沼意次の孫の死亡届をきっかけに、過去の事件に疑念を抱くことになります。物語は、彼が襲撃を受け...

感想・レビュー・書評

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  • 知り合いの人から、おもしろいという推薦を受けて読んだ本でしたが、確かに期待を裏切らないおもしろさでした。
    江戸時代の幕府行政・政治がとてもリアリティに溢れていて、そちら方面にはほとんど知識のなかった僕には実におもしろかったことと、剣劇場面では真剣勝負のディテールが良くできていて、読んでいて手に汗握りました。
    ☆5つかな、とも思いましたが、むしろこれからの展開にさらに期待ということで、あえて☆4つにしました。

  • 幕府の公式文書を扱う故に、本来ならば知ってはならない秘密を知り得てしまう「奥右筆組頭」と云う職。作者は何処でこのような職業を知ったのでしょうか?しかも開業医(歯科医)だというし?!最近の書下ろし時代文庫小説界の中で最も勢いのある作家でしょう。シリーズなので、登場人物達の成長が楽しみです。

  • 江戸城の書類決議に関わる仕事「奥右筆」
    その組頭の男が、田沼意次の孫、意明の死に、ふと不審を抱く。

    真実を明かされては困るもの
    幕府の力関係。
    隠密たち。
    闇の力が彼をつぶそうと襲いかかる・・・

    これはシリーズらしいので、これ1冊だけだと
    まだ尻切れトンボ。早く続き読まなくちゃ

    でも、伊賀と甲賀の忍者の違い
    お庭番との違いなんか、知らなかったから、面白かったわ

  • 新しいシリーズの幕開け。
    直前まで読んでいた妾屋シリーズと同じく家斉が子作り以外になることがない将軍として登場しており、上田氏は家斉の不自由さが愛おしいように感じます。
    さて本題の奥右筆ですが、今のところまだ導入部で勘定吟味役シリーズと似たような雰囲気を感じます。この役名ならではの見所はゆくゆく出てくるのかな?

  • 物語が展開する速度感 登場人物の一人一人が際立つ存在感 どれも心地良い  まだ全く底を見せぬ物語の全容を思うとこの先の展開が気になる

  • 「百万石の留守居役」を読み終えてから。
    こちらも「老練者」と「世間知らずだけど腕は立つ」の組み合わせですね。
    個人的に瀬能数馬のキャラクターが絶妙に良かったので、柊衛悟はまだ様子見なのですが、これから楽しみです。

  • 「居眠り磐音」シリーズからすっかり時代小説にはまってしまって「この時代小説がすごい」のベストシリーズ第一位に輝いた本なので読みはじめました。
    史実をもとに書かれているので歴史の勉強にもなり、江戸時代の生活が少なからず想像できます。

  • 奥右筆シリーズ1巻。命を狙われる奥右筆組頭立花併衛門と隣家の次男坊柊衛悟。将軍家に渦巻く野望、陰謀、危機を乗りきることができるのか。
    相変わらずアクションあり、智略ありのクオリティの高い時代物。冥福防人という中二病的名前の謎の男(といってもすぐに正体はばれる)が出てきた時にはどうなるかと思ったが、出すぎもせずよかった。忍も悪くないのだが、やはり智略、駆け引きの方が面白いのだよなぁ。
    上田秀人氏は本当に多筆。歯科医とは知らなかった。才能溢れる人なんだな。

  • 読みやすい時代ものを探してて読んでみました。
    奥祐筆というあまり聞き馴染みの無い役職のおじいちゃんが主人公です。奥祐筆は公文書作成の部署で色々な情報が入るところのようです。
    歴史ミステリで安楽椅子探偵の日本版って感じです。
    チャンバラだけでなく江戸時代の各役職の縦横の繋がりが垣間見えて面白いです。
    文章自体は読みやすいですが、結構な長編シリーズです。後半は壮大な感じになってきます。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    立花併右衛門は江戸城の書類決裁に関わる奥右筆組頭。権勢を誇った田沼意次の孫意明の死亡届を見て、十二年前の田沼意知刃傷事件に疑念をはさむ。その帰路、何者かの襲撃を受け、隣家の次男柊衛悟を護衛につけるも、二人はすでに幕政の闇の渦中にあった。読み応え抜群、気鋭の新シリーズ開幕。

    平成29年1月30日~2月5日

  • 家斉が葛藤する小説は珍しく楽しみです。

  • 11代将軍家斉の時代、幕府の全てを知る事の出来る立場奥右筆を軸に、いろんな人々が主役となりうる面白さで、隠された事件が今の事件に繋がっていく。恋愛あり権力闘争あり、切った張ったの命のやり取りなどエンタメ要素満載。また人物の成長も楽しみだ。

  • 歴史の知識が0な上に、記憶力もないため、登場人物が全く把握できなくて何が起こっているのかわからなかった。

  • なんか雑だなあという印象。こんなのでいいの? 時代小説ファンの皆さん。講談調、なのかな。有名な山村先生の塾出身なんだよね作者。いろいろだね。
    途中でやめました。

  • 上田秀人さんという作家が気になっていたので手に取った本。
    一話完結と思っていましたが、そうではありませんでした。
    そのためか、最初は主人公の環境(時代背景とか仕事の内容とか)
    の説明がやたら長い上に、物語の背景が分かりづらいため、
    物語に入っていくのに、かなり時間がかかりました。
    しかしそれを超えると急に読みやすくなり、クライマックスは
    一気読みでした。
    次巻も近いうちに読んでみます。

  • 沢山の役職が出てきて、歴史にあまり詳しくない私には難しいところもあったけれど、読み応えのある話だった。

  • 時代小説。チャンバラ、ミステリーが揃っている。おもしろね。はまってしまいそう。良くないなぁ。

  • 続編も読まないと!と思わせる第1巻

  • 全12巻。
    文庫書き下ろし時代小説の雄、
    上田秀人の代表シリーズ。
    この人、現役の歯医者さんらしい。
    すげえ。

    佐伯泰英に代表される書き下ろし時代小説では、
    人情もの、捕り物といったジャンルが多い。
    なので、舞台は市井だったり、
    小さい、または架空の藩だったり。

    対して今作は、
    幕府の中枢が舞台で、
    史実と絡めて幕政の闇を描いた
    歴史ミステリーみたいな作品。
    全体的にニヒルで、
    誰が敵で味方か分からない複雑怪奇な政治の世界。
    人情ものとかと違い、史実という制限がある中で、
    13巻もの長編シリーズに仕上げたのはすごいと思った。


    ものの。
    いろいろと不満が残るシリーズだった。

    一番気になったのは、
    歴史ミステリーな雰囲気ながら、
    謎の解明がアヤフヤなこと。
    腑に落ちないまま次巻に進み、
    しばらくするとそれが無かったかのように
    新説が出てきたりする。

    だから、
    登場人物たちのセリフや行動の中で
    「あれ?前と言ってることちがうくね?」
    ってのがかなり多く、
    物語と読者で食い違いが出てくる。

    まあ、1回しか読み通してないから
    そんなのは自分個人の気のせいで、
    何度か読んだら腑に落ちるのかもしれないけど。

    でも最終巻はちょっとひどい。
    大ボスの最後とか
    運命のライバルとの決戦とか
    え?これで終わり?の
    肩すかし感がハンパ無い。
    登場人物みんな出して駆け足で最終回な
    打ち切りマンガみたい。


    歴史ミステリーなストーリー構成や、
    魅力的な登場人物、
    リアルで迫力あるチャンバラなど、
    面白いのは間違いなく、
    夢中で一気に読まされただけに
    すごくモヤモヤする読了感。
    せめて第2部を書いてほしい。

  • シリーズ第一弾
    奥右筆組頭立花併右衛門が田沼意知刃傷事件から幕府の闇に
    隣の二男・柊衛吾を護衛に
    次期将軍家基の死の闇も

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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