終決者たち(上) (講談社文庫)

  • 講談社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758475

感想・レビュー・書評

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  • ボッシュシリーズはアマプラでドラマを見て以来、時系列を無視して適当に読んでいる。
    今回は以前読んだ「天使と罪の街」の後の物語。
    その物語の最後の方で、かつての相棒であったキズミン・ライダーからの電話でロス市警復帰を強く促された。
    当作上巻はその話を受けてロス市警に復帰した初日の話。
    殆どが朝7時から真夜中まで、巻末が翌日の朝。
    いやあボッシュ、飛ばすなあ。
    この頃は54歳くらいか?
    事件は1988年に起こった黒人と白人の混血少女の殺人事件。
    過去の事件記録を読んでキズミンと捜査方針を決めて精力的に関係者に会いに行く。

    このシリーズも大体のパターンがあって、
    ボッシュと相棒、上層部の敵役、直属上司との関係、同僚刑事との確執、事件の被害者遺族、キーとなる人物。
    彼らとの友好的または確執が横糸で事件捜査が縦糸みたいな感じで物語が進んでいく。
    その関係性が一様ではないことと、物語の途中でも関係性に変化が出てくる。
    その辺りの機微とリアリティが実に面白い。

  • 未解決の少女殺人事件を追うブッシュとライダー。3年ぶりに市警に戻ったが相変わらずの切れ者だ。
    今回はブッシュの家族が殆ど出ないのでいつものぐだぐだは少ない。
    下巻が大いに期待が持てるので楽しみだ。

  • ★3.5

    ハリー・ボッシュisバック。

    いなくなったわけでは無いですがLAPDに戻ったと言うことです。

    ハリーは、またまた難しい事件に取り組んでいますね。ですが、上巻の終りかけのところで事件を進める重要な手掛かりをつかんだ様です。

    因縁の副本部長とぶつかりそうですね。

  • 下巻にて感想

  • おかえり!ボッシュ!
    うん、はい、ジャンゴ!的な
    一歩ずつ、固めていく作業が
    好きです。古巣に戻ってきて
    生き生きとしてる様子。
    やっぱり、ここだなと。
    自分の生きる道を見つけたのでしょうか。

  • ボッシュが前向きでひたむきで。上司にも共感できて。はたすべきことをきっちりやりとげる。無力感も感じるがやけにならない。相棒のキズとも信頼し合える。復帰してよかったねと、読んでて嬉しくて。

    しかし最後は、今後のボッシュがたどる、死者との対話、リーバスのようになっていくのかという予感…

  • 念願の刑事に復職し、昔の部下キズと相棒を組む!ということで、
    あまりにも期待が大きかったらしい。
    いつもの通り、息をつかせぬストーリー展開で面白いのだが。

    (下巻へ続く)

  • 3月29日読了。図書館。

  • 3年のブランクを経て刑事に復帰したハリーボッシュ。マイクルコナリーはジャーナリストだっただけあってリサーチが行き届いている。リアリテイ警察ものとして、とても引きつけられる。

  • ボッシュ・シリーズ11作目。2007年9月発行。原著は2005年。講談社文庫は4作目。前のは扶桑社から出ています。
    3年間私立探偵をやっていたボッシュだが、ロス市警に復帰。迷宮入りの事件を再検討する未解決事件斑に所属、かっての相棒キズミン・ライダーと組む。
    頼りになる黒人女性のキズは、ボッシュの復職に力を尽くしてくれたのだ。
    チームプレーの大切さを再認識して大人になったボッシュ、ストレートな警察官物になっています。

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