暗黒館の殺人(一) (講談社文庫)

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  • 講談社 (2007年10月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (616ページ) / ISBN・EAN: 9784062758550

作品紹介・あらすじ

蒼白い霧の峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登(うらど)家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴……。著者畢生(ひっせい)の巨編、ここに開幕!(全四巻)


ラストに差しかかる辺りでは、胸が詰まってしまった。胸中に、凡(すべ)ての妖しき館が次々に屹立し、そして次々に崩れ去って行った。冷静でいられる訳はなかった。
黒々とした暗黒館の廃墟の上に、私は何だか異様なもの――懐かしいような、切ないような、そしてどうしようもなく愛おしいもの――を、幻視してしまったのである。――京極夏彦<文庫版第四巻巻末に収録の「特別寄稿◆暗黒館の諸相」より抜粋>

みんなの感想まとめ

不穏な雰囲気に包まれた漆黒の館で繰り広げられる謎と緊張感が、読者を引き込む。物語は、湖上の小島に建つ「暗黒館」を舞台に、大学生の中也が遭遇する数々の奇妙な出来事を描く。登場人物たちの複雑な背景や、伏線...

感想・レビュー・書評

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  • 館シリーズ第7弾 1巻目 (全4巻)

    百目木峠を越えてはならぬ。
    地元の古老達が子供達にそう教えるという。
    峠の先には、通称、大猿の跡と呼ばれる影見湖があり、その湖に浮かんだ小島に建つのが「暗黒館」。
    初代当主である浦登 玄遙により建てられ、多くの補修と再築工事が行われた。最後の大工事にかかわったのが、中村青司。
    暗黒館を一目見ようと、一人車を走らせる江南 ───

    1巻でこの分厚さ。しかも4巻もあるのか、、、。少し尻込みしてましたが、やっぱり館シリーズを読破しよう!と、手に取りました。

    これから始まる物語の舞台、暗黒館の不気味さ、孤立してしまった小島、登場人物の不可解さ、得体のしれない「ダリアの日」。
    これからの展開が楽しみです。
    水車館の藤沼 一成の絵画、時計館の古峨精計社のからくり時計もでてきて、ワクワク。今後の話のキーになるのかしら?

    あと、儀式で強要されるように取る食物、、、 怖っ!

  • やっと、、、やっと1巻を読み終えた。
    不穏な雰囲気しかない!
    そして謎だらけ!
    これ、全部、ぜ〜んぶ回収してくれるんだよね。
    他の本に寄り道ばかりして一ヶ月以上かかって読んだけど2巻もそんな感じになるかも^^;
    がんばろ〜

  • 1冊目、しかも600ページ弱の長編もはやシリーズ読破に向けた使命だ。きっとそこかしこに伏線が張られているのだろうけど、4冊目読み始める頃には忘れてそうだ…宴が始まったら楽しくなってきた。

    • ゆきみだいふくさん
      ヤスさん

      暗黒館、100ページくらい今読んだのですが、なかなか進まなくて
      (-_-;)
      これからきっとおもしろくなる、はず!と気合入れるん...
      ヤスさん

      暗黒館、100ページくらい今読んだのですが、なかなか進まなくて
      (-_-;)
      これからきっとおもしろくなる、はず!と気合入れるんですが
      つい順番が来た図書館本とか違う本を読んじゃって、その合間に
      暗黒館をまたちょっとだけ読んで、って感じです。
      2025/10/25
    • ヤスさん
      ゆきみさん

      お察しします。最初しんどかったですよ。
      嫌にならないよう気の向くままに笑
      けど読後は達成感と共に後悔はしませんから!
      ゆきみさん

      お察しします。最初しんどかったですよ。
      嫌にならないよう気の向くままに笑
      けど読後は達成感と共に後悔はしませんから!
      2025/10/25
    • ゆきみだいふくさん
      ヤスさん
      がんばります❢
      ありがとうございます(^^)
      ヤスさん
      がんばります❢
      ありがとうございます(^^)
      2025/10/25
  • 九州熊本郡部の山深い森の中。
    影見湖に建つ「暗黒館」
    平面図は、四棟分。
    東館・南館・北館・ダリア館と呼ばれる西館。
    そして十角塔と惑いの檻。
    島に渡る浮橋は壊れ、舟は流され、島そのものがクローズド。
    そこに住まう一族の妖しさ。
    子供達が病う先天的病症。
    一部記憶がない男。
    すべての記憶がない青年、仮の名中也。
    名前の記憶のみの青年、江南。
    過去の館シリーズをふまえつつ、横溝正史的な雰囲気を醸し出し、緋の祭典とよばれる、謎の多いダリアの日を迎える。

    さて、2巻へ。

    • 土瓶さん
      これは、ひたすら長かったおぼえがあるな。
      文庫で4冊だったか。
      これは、ひたすら長かったおぼえがあるな。
      文庫で4冊だったか。
      2024/02/18
    • おびのりさん
      これね、2巻くらいまでは、良いのよ。
      丁寧に書かれてるのがわかるし。
      なんだけどね、ネタバレになるからやめとく。
      これね、2巻くらいまでは、良いのよ。
      丁寧に書かれてるのがわかるし。
      なんだけどね、ネタバレになるからやめとく。
      2024/02/18
  • ついに…!
    makiさん、入館しましたよー| ॑꒳ ॑)

    詳しい感想は最終巻にて✎☡

    今のところ、かなり不穏。
    謎が多すぎる。
    そして、食欲がなくなる…。
    今日の晩ごはん、肉なんだけどー!!!( т т )

    • mariさん
      makiさん

      ついに足を踏み入れました!(˶'ᵕ'˶ )‪︎

      不穏さと禍々しさが溢れてますよね…!

      昨日の晩御飯のお肉は結局おいしく頂...
      makiさん

      ついに足を踏み入れました!(˶'ᵕ'˶ )‪︎

      不穏さと禍々しさが溢れてますよね…!

      昨日の晩御飯のお肉は結局おいしく頂きました♪笑

      中也さん、好青年ですよね(´艸`)
      彼についてはめちゃくちゃ気になってます!
      2025/11/05
    • どんぐりさん
      絢辻さんはまだ読んだことないんです_(┐「ε:)_

      十角館だけ家でずーっと積まれてます笑
      絢辻さんはまだ読んだことないんです_(┐「ε:)_

      十角館だけ家でずーっと積まれてます笑
      2025/11/08
    • mariさん
      どんぐりさん

      おぉー!十角館、積まれてるのですね!(˶'ᵕ'˶ )‪︎
      私は確か昨年の年始に読んだのですが、面白かったですよ(´艸`)
      館...
      どんぐりさん

      おぉー!十角館、積まれてるのですね!(˶'ᵕ'˶ )‪︎
      私は確か昨年の年始に読んだのですが、面白かったですよ(´艸`)
      館シリーズの中では今のところ十角館が一番好きです♪
      どんぐりさんも読みたい本が落ち着いた時にでも、入館してみてくださいね(*ˊ ˋ*)
      2025/11/08
  • 館シリーズ7作目の1巻。ついにお邪魔しますw
    4分冊の長編だからか、少し…いや、かなり?身構えてしまう。

    今回は暗黒館と言うだけあって、これまでのシリーズ作品の比ではないくらい、おどろおどろしさが増し増し。とにかく怪しげな雰囲気と陰鬱な空気感を醸し出している。登場する人物も腹に一物を持つような、何かありそうな人が多いような。

    物語の途中から、館に招かれた大学生の中也視点がメインになるけど、彼もまた謎めいた人物で、何だか足元が覚束ない不安感を感じる。そんなこんなで、まだまだ1巻目だし明らかにできないことが多いからか、何となくスッキリとはいかない。

    そして1巻のクライマックス!
    怪しげな宴!!何?何これ?どうなるー??

    って感じで、続きが気になりながら2巻へ。

  • 館シリーズ第7作品目。
    原稿用紙およそ2600枚という本作品についに挑みます。

    玄児に広い広い暗黒館を案内してもらいながら、私も中也になった気持ちで楽しむことができました。
    暗黒館にはたくさんの人が住んでいますが、1巻を読み終えたところで、だいぶ人間関係が頭に入ってきました。
    約600ページと分厚い1巻ですが、面白いのであっという間に読めました。
    2巻に続きます!

  • 綾辻行人さんの「館」シリーズ第7作(第1巻/全4巻)。
    長すぎて読むかどうか躊躇したが、とりあえず読んでみよう、と第1巻を手にした。
    1991年9月、舞台は熊本の深い森の中の湖の小島に佇む「暗黒館」。これまでの館は水車や時計など、建築物としてそれぞれのテーマがわかりやすいが、暗黒館は抽象的な意味合いも含んでおり不気味。登場人物も過去最多、館も広大で第1巻は主にそうした導入で終了した。館の住人である一族、そして使用人らに得体の知れなさが漂っており、次巻以降、波乱の予感しかない笑。引き続き読み進めていこうと思う。

  • 1巻は中也を視点に暗黒館の内部や人物の説明が主。
    謎の地震や怪しい一族の言動、そして江南の今後がどうなってゆくのだろうか。
    あまりの本の分厚さにここ一番時間がかかり、次巻もあるのか...と少し怯んだけど、最後のダリアの宴部分の気味悪さは恐ろしくて続きが気になる!

  • ついに読み始めました!
    超大作!

    1巻目は館の説明とここに至るまでの経緯、館に住む家人とのやりとりなど。
    いくつかの謎めいた出来事は今後事件とどう絡んでいくのか。
    楽しみ。

    派手な事件はないけれど、綾辻さんの薄暗い幻想的な世界観に引き込まれ、飽きることなく読み終えました。
    いざ2巻!

  • 超久々に、
    館シリーズに舞い戻って参りました。

    発刊順に読んできたが、
    前作の「黒猫館」読了はいつだったか思い出せないぐらい前。


    全4冊で構成、約2000ページという化け物長編。
    中々手を出せずにいたが、
    先日Huluで「時計館」がドラマ化するとの報せを見たのをきっかけに買ってみた。

    まだ特に何も起きてないっちゃ起きてないが、
    これまでのシリーズとは一線を画す"暗さ"。

    不気味でカビ臭い。
    登場人物みんなに、何かしらの闇が隠れていそう。

    江南くんも相変わらず出てくるけど
    今回はなんかいつもと違う、ハプニング仕様。

    まだ、何から何まで謎の状態で
    続きが気になってしょうがない。

    今のところ、雰囲気最高です。



    ちょっと不安なのが
    いま毎日1話ずつ「時計館」のドラマを観ているので、
    話が頭の中でごっちゃになりそう。

  • 館シリーズの中でも、最長の長さを誇る『暗黒館の殺人』の1冊目。
    状況説明や人間関係・この後に起きるであろう展開の伏線らしきものが並べられ、世界観も嫌と言うほどにまで味あわされる。全員が何かに固執し、とらわれている様子や裏に潜む狂気が十二分に展開されており,読んでいるこっちも引き込まれていく感覚に陥る。これから何が起きるのか楽しみである(第2巻へ)。

  • 『館』シリーズ第7弾。
    ついに4巻からなる『暗黒館の殺人』に。

    湖上の小島にある『暗黒館』。その当主の息子・浦登玄児に招かれた『中也』は、その不思議な一族。
    美しいジャム双生児の姉妹、早老症の9歳の少年…

    そして、奇妙な宴『ダリアの宴』に参加することに…

    そして、江南も中村青司が設計したという『暗黒館』に向かうが、『暗黒館』の『十角塔』から転落し、一時的に記憶を失う…

    これまでの『館』シリーズに登場してきた、藤沼一成の絵画や、古峨時計店。
    繋がっていくのだろうか…

    江南はどうなるのか…
    ひとり、『暗黒館』に向かった中学生・市郎は…
    『中也』は何者なのか…
    鹿谷はいつでてくるのか…

    しかし長い…
    まだあと3巻も…
    最後までたどり着けるのか…

  • いよいよこの超絶ロング館に手を出した。
    山奥の湖の島にある、外装も内装も全て黒の館、暗黒館。
    そんなおどろおどろしい館に足を踏み入れた”私”は、館の中でも奇妙な住民たちとあれこれやりとりしていくが…
    事件が起こらないので、とても長く感じる部分もあったが、ダリアの宴が恐ろしく禍々しく薄ら寒くて、これはこのあと一体何が起こるんだ?!と先が気になって仕方ない。
    四つの館の見取り図も見慣れてきたので、次巻以降の展開が楽しみです。

  • 再読です。
    「暗黒館の殺人」は、私が1番好きな小説です。
    「館シリーズ」を、順に再読しようと思っていたのですが、待ちきれず飛ばして読んでしまいました。
    ですが、初めて読む方はきちんと順序通り読む事をお勧めします。
    暗黒館は新しい方なので、過去の作品中の出来事や人物などが話に出てきます。
    登場人物の人物像なども知っておいた方が楽しさが倍増すると思います。

    ①十角館の殺人
    ②水車館の殺人
    ③迷路館の殺人
    ④人形館の殺人
    ⑤時計館の殺人 上下巻
    ⑥黒猫館の殺人
    ⑦暗黒館の殺人 1.2.3巻
    ⑧びっくり館の殺人
    ⑨奇面館の殺人 上下巻

    中也が訪れた玄児の生まれ育った暗黒館。
    一風変わった建築家、中村某が携わったと言われている。
    そこでの暗く異様な雰囲気と、周りを取り囲む奇妙な人物達。宗教的な要素が含まれるお話です。
    もちろん、シリーズに欠かせぬ彼も登場します。
    2回目なので、結末を知っている上でじっくり読み返してみると、なるほどと思える所や伏線がたくさん。
    面白くて本の厚さを忘れてしまいます。
    まだまだ、物語が始まったばかりです。

  • 590ページのプロローグ
    相変わらず奇妙な館に謎めいた住人、少しずつ始まる異常事態の中奇怪な宴が始まった。
    そして定番のクローズドサークル。
    ここから何が始まるのか楽しみ。

  • 全4巻の1巻目。長編だから恐る恐る読んでいるものの間延びせずに読めました。今まで読んだ館シリーズで一番おどろおどろしい。そしてダリアの宴のシーンを頭に思い浮かべたら滅茶苦茶怖くて震えた。どういう風な展開になっていくのか楽しみ。

  • 総原稿頁2500枚!
    人生で一晩長い小説
    これまで館シリーズを読んできた人へのご褒美
    かつ試練に感じる
    まず登場人物の多さに尻込み
    綾辻先生曰くミステリーは雰囲気とのこと


  • 久しぶりに館シリーズを読んだ。

    綾辻先生はこんなに丁寧な文章だっただろうか?
    が最初の印象。さすがに4冊組だけあって、丁寧に描かれていると感じるし、何より館がいつもより大きめ!?

    巻頭に閉じられている間取りを眺めたり、半ばくらいの暗黒館全体図に栞を挟んだり、登場人物を何度も確認したり、自分なりに丁寧に読み進めているが、多分いくつか伏線を見落としているのだろう。。。

    まだまだ事件が起こる前の序盤なのだろうが、期待感はマックス。
    やっぱりこの展開、好きだなぁ。
    次の巻が読みたくて仕方がない。

    綾辻先生の綴る言葉は、私好みだなぁ。
    品良く、美しい言葉が選ばれ、ストーリーも引きつけられる。


    仕事なんてしている場合じゃない。本が読みたい!

    そう思わせるシリーズ。

  • 館シリーズ7作目。
    シリーズ最長編で2600ページもあります。
    登場人物も30人以上いてとてもハードルが高いですが、そこは流石綾辻先生。
    少しずつ丁寧に登場するのでもの凄く頭に入ってきやすいです。

    1巻は人物、舞台の説明がほとんどで大きな動きはありませんが既に惹き込まれています。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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