- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062758574
作品紹介・あらすじ
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!'87年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。
感想・レビュー・書評
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ミステリーにはまるきっかけとなった作品。
緻密に計算された描写によって紡ぎ出される衝撃の展開に脱帽した。
あだ名が海外チックで覚えにくいのが難点だったが、物語の構成上はやむをえないともいえる。後世に語り継ぎたい作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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こんばんは!遅くまで起きているんですね!良い本を読んで贅沢な時間をもてましたよ。
しかし…、やっと読めましたよお。
かなさんに報告のコメント...こんばんは!遅くまで起きているんですね!良い本を読んで贅沢な時間をもてましたよ。
しかし…、やっと読めましたよお。
かなさんに報告のコメントしようと思ってました。(笑)2022/09/28 -
チーニャさん(^_^)/こんにちは
この本は、読んでみたい本の中の1冊でした。
――同一人物?――犯人って・・・・それって?
(´ヘ`;)...チーニャさん(^_^)/こんにちは
この本は、読んでみたい本の中の1冊でした。
――同一人物?――犯人って・・・・それって?
(´ヘ`;)??
2022/09/28 -
2022/09/28
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【ミステリーレビュー100冊目】多くの人々をミステリーの沼に引きずり込んだ伝説の一冊 #十角館の殺人
100冊目レビューの記念は、十角館の殺人にしました。多分再読5回目くらい。
数々の伝説がある本作、まぁとにかくすごい。
・ミステリーは、本作以前、以降として分類される
・30年以上前 1987年の作品にも関わらず、いまだに本屋で平積みされる
・本書にあこがれてミステリー作家を目指す人、多数
まだ読んだことが無い人は、これから体験できるなんて、むしろ逆にうらやましい。近代本格ミステリーの基本書です。今すぐ読まないとマジでもったいない。
あらためて読んでみると、デビュー作なので多少に荒っぽい部分はありますが、しっかり作者の魅力が詰まっています。以下、素晴らしい点をあげさせていただきます。そりゃ面白いっつーの。
■構成
・島と本土の二構成で組み立てられた物語設計
・説明が少なく、場面の切り替えと登場人物のセリフ回しだけでストーリーが変化
■ミステリー要素
・現場に残された情報、足跡、アリバイなどで読者になぞかけを提示する仕掛け
・緊迫した場面での議論、人間関係のやり取り
■ホラー要素
・読者の不安を掻き立てる感情描写の書きぶり
■人物描写
・島の面々、本土の面々、全員が魅力あふれる個性的な登場人物
■驚き、真相
・各章の文末にでてくる、ものの見え方が変化する表現
・物語を丸っとひっくり返す、突然やってくる例の一文
本作は、私をミステリー狂いにさせた一冊です。圧倒的1位で、おそらく今後も変わることはありません。
感謝とともに、ミステリーに熱中しすぎちゃうんで、どうしてくれるんだとも思っている、そんな作品です。あなたもミステリー沼にハマりましょう。-
こんにちは!
時計館、良いですね( ´ ▽ ` )
煩悩の数の時計に囲まれて、、、!!
何もなくてもソワソワしそうw
迷路館には絶対住め...こんにちは!
時計館、良いですね( ´ ▽ ` )
煩悩の数の時計に囲まれて、、、!!
何もなくてもソワソワしそうw
迷路館には絶対住めません。
方向音痴なので、部屋に戻れなくて毎日廊下で寝るハメになりそうですw2022/03/04 -
2022/03/04
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2022/03/04
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確かに凄かったが、ブランド名に踊らされた感が否めない。細かい所をグジグジするのはご法度だろう。しかしなぜこの作品は死角ナシ扱いをされるのだろうか。
とは言え否定したい訳ではなく、例の一行にはしっかりとそのインパクトと不意打ちに驚愕したし、座っていたソファからは余裕でずっこけた。
あだ名という人物像を掴みにくいキャラクター達を各々しっかりと認識出来る個性や、「恐怖」「焦り」等の心理的描写は流石としか言い様がなく
世界観にどっぷりと浸っていた。夜寝る前に窓の施錠を確認してしまったほどだもの。
怒涛のクライマックスを経て、犯人のみぞ知る犯行の全貌は闇に紛れるのかと思いきや、しっかり下される審判。点と点が線で繋がれていくトリックの数々に溺れそうだ。面白かったです。 -
初読より15年経ちすっかり内容を忘れていたため再読。ミステリーを読み過ぎたせいか目が肥えてしまっていた…?よく耳にする「ある1行での驚き!」が…そこまで…ではあったがミステリーとしてやはり面白かった!久しぶりに十角館の世界に浸れて幸せだった。
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R1.8.29 読了。
孤島「角島」の十角館で次々起こる殺人事件。犯人の動機はいったい何だったのか?
犯人が分かって殺人計画から実行までを回想していたあたりもハラハラドキドキでした。とても面白かった。
さすが名作ですね。 -
この前の『迷宮逍遥』で綾辻さんが出てきてそういえばこの名作を読んでなかった事に気づき図書館で借りる。講談社ノベルズの新装改訂版でないもの読了。著者近影の綾辻氏が初々しい。クリスティーへのオマージュと構成の上手さで満ち足りて読了。
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少し時間が出来たので、ここにきてミステリーの名作を読んでみることにしましたが、なるほど、こういうタイプのミステリーなのかと驚きました。ミスリードが上手すぎですね。
物語はミステリー研究会に所属するメンバーが曰く付きの島、「角島」にミステリー旅行することから始まります。そこでは、家族の心中事件が起こっており、その空気感を楽しむため、わざと帰りの船便を後日に設定し、クローズドな空間を楽しむことに。そんな中、館には犯行予告と思われるプレートが突如として現れて…という展開。
トリックを際立たせる要素は色々あると思うのですが、まぁ際立っているのは思い込みによる盲点をついた構成であるということですね。詳しく書くとネタバレなるので控えさせて頂きますが、蓋を開ければ単純なトリックではあるのに、それを隠すための環境や登場人物の設定が緻密。そしてそれを一部仄めかす要素も加えて、知的な遊び要素を読者に提供するエンターテイメント性は素晴らしいです!
著者プロフィール
綾辻行人の作品





