十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 11375
レビュー : 1271
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758574

感想・レビュー・書評

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  • 推理小説好きの母親に影響を受けて読んだ本。曰く付きの無人島で連続殺人事件が起こるという超絶本格ミステリだが、初めて読んだときの衝撃と言ったら!痺れた。“たった一行”が世界を変える まさにそれだった。初めて読む本格ミステリということもあってその衝撃は忘れられぬものとなり、以降快楽を求めて綾辻行人さんにのめりこんでしまいました。

  • オチの一言は鳥肌もの
    叙述トリックにまんまと騙された

  • 十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!’87年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が真相改訂版で登場。

    本格ミステリが読みたいと思ったらまずはコレ。
    こちらの作品は綾辻行人さんのデビュー作ということもあり、初めて綾辻さんを読む私には入りやすかったです。
    1987年に刊行とあり内容はところどころやはり古さを感じさせますが、そんなことは気にならないくらい入り込めました。
    なによりたくさんの方がこの作品を語るうえで言う「一行の重み」を実際に目の当たりにした時のこの衝撃たるや。
    ずどーんと雷に打たれたようなショックを受けます。
    その一行によって今まで読んでいたあれらは、いったい。
    瞬時に再度1ページから読み直したくなります。
    20年以上愛され読み継がれるのも納得の本格ミステリです。
    館シリーズに興味も持ちましたし、何より綾辻行人さんが好きになりました。
    綾辻さんのほかの作品もぜひとも読みたいです。

  • もう何十年も前になると思うけど、この本、というか館シリーズにはまってかなり読んだことがあった。少なくとも、時計館までは読んだと思う。

    そして案の定、そのストーリー、結末の一切を忘れた。

    (以上、自分のバカさ加減をかっこよく言ってみました)

    今回「談話室」での「どんでん返しのある本」だったかな? という質問の回答にこれが出ていて、懐かしいなと思い買ってみました。

    新装改訂版、とあるけど何がどう変わったのかな?

    読んでいくと、ストーリー展開は全く忘れていましたが、「そして誰もいなくなった」のような話だったことと、大学生の登場人物たちがお互いをニックネームで呼び合うという、普通では考えられない(笑)ことをやってたんだ、というのは思い出しました。

    そして肝心の一行では新鮮に驚き……。

    何度も名作を楽しめる頭でよかった!

  • 誰ーって疑心暗鬼になる感じとか良かった。枠組だけでなく筋書きもびっちり決まってて一つ一つに意味があったら(殺し方とかの)尚好み。

  • 綾辻行人さんの「十角館の殺人」を読む。
    読んだことがあるはずだ、そう思っていたけど実はないのだろうか。何かと間違えているのだろうか。
    そんな思いでいっぱいだ。

    でもちゃんと考えるといくらずいぶん前だったとしても、読んだことがあるなら断片的でも思い出すことや、フレーズやシーンや、そういうカケラは絶対にあるはずだ。だからそれがなくて最後までわからなくて、ラストでぎゃー!となった私は綾辻行人を読んでない、という結論に達した。

    ばかーーー(自分が)

    素晴らしかった。
    一行で、全てがひっくり返った。
    その経験は皆無ではないけど久々でもあった。その場ですぐにもう一回初めから読みたくなったし、実際かなりのページを戻って確認してしまった。
    素晴らしかった。

    その体験は初めて読んだ時にしか出来ないものだ。トリックを知っていてもそれでも何度も読むし毎回ぶわっとなるけど、初めての一回しか味わえない鳥肌ものの感動は貴重だ。
    知ったかぶりで読んだ気になっていた綾辻行人さんの本で、それをこれから毎回体験できると思うと、幸せだと思う。

    読んでなかったか…(ショック)←笑

  • 2014/06読了
    購入のきっかけは『おすすめ ミステリー』 で検索して良さそうだったから。

    やはり、真犯人が判明する例の1行がホント衝撃的。そりゃ、電車で読んでて声出ちゃうって。
    登場人物の呼び名がニックネームで展開するストーリーに最初は相当違和感があったが、徐々にその違和感にも慣れていく。そして…。

    久々にミステリーを読んだが、面白かった。最後の終わり方は少し残念かな。

  • 推理小説というジャンルを初めて読んだ作品です。
    読みながら自分なりに推理をし、犯人探しを頑張りましたが最後の最後まで騙されました。トリックの斬新さに、こんなのもありなのかと驚かされました。
    次はどのような手口で犯行がなされるのか、いつ犯人が特定できるのか、どきどきしながらもページを捲る手が止まりませんでした。
    初めて読んだ推理小説がこの作品で良かったと思います。

  • 半年前に壮絶な四重殺人の現場となった孤島・角島。そこに建つ十角形の奇妙な建物・十角館を訪れた大学ミステリ研のメンバー七人を襲う連続殺人。



    まさに本格派。
    舞台から、プロローグとエピローグを繋ぐガラス壜、そして種明かしまで、あたかも『そして誰もいなくなった』を換骨奪胎のごとき作品。名探偵の活躍というよりもミステリとしての謎、トリックがメインとなる。
    伏線や仄めかすような表現はあるものの、回答編まで犯人が確定できるような情報がないため、作者vs読者としてはアンフェア感が否めない。
    しかし、純粋にミステリという読み物として言えば、自然にミスディレクションを誘う話の流れだったり、叙述トリックだったり、新本格ミステリの先駆けとしての本書はやはり賞賛に値すべき作品。

  • ずっと読んだことがあると思い込んでいたこの本・・
    無人の孤島を訪れた学生たち。そこで起こる連続殺人。
    迎えの船が来る時まで連絡手段がないと言うのは恐ろしい。犯人が誰かと言う推理も気になったけど、遺体を放置して臭ったりしないだろうかとかそっちを気にしてしまった・・笑
    時代を感じる場面は多かったけど意外性では面白かった。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。2018年第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

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