十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 11075
レビュー : 1247
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758574

感想・レビュー・書評

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  • ミステリー特有の妙な引っかかりや構成が最終的に物語全体の格だったのか、と読後に感じる一種の高揚感。
    それを凝縮したような作品だった。
    誰もが楽しみやすいキャッチーな魅力があり、傑作と語り継がれている理由も頷ける。

  • 見事に騙された。
    自分が読書にハマったきっかけの本。
    叙述トリックの傑作版でオススメだけれど、これ以降の作品の衝撃が薄れるので真っ先に読むとその後の叙述トリックの作品が物足りなくなってしまうかも。

  • 半年前に凄惨な事件が起こった大分県の角島。
    ちょっとした趣味の良くない好奇心。
    K**大ミステリ研究会の面々は角島の十角館にやってきた。
    そこに罠があるとも知らずに。

    本格もの・・・・!!!
    ミステリ研のメンバーがニックネームにミステリーの大家の名前を採用してまして、
    エラリイ、カー、ポウ、ヴァン、ルルウ、アガサ、オルツィと熱狂した名前ばかりで、そこですでにテンション↑。
    これはもうサービス満点の設定に敬意を表して、メモを用意。一人一人の学部、回生、人となり、嗜好、持参品、服装など事細かに整理して頭に叩き込みました。主要メンバーが7人もいるとごちゃごちゃになるのでスタートが肝心。
    そして彼らの滞在ははじまるのですが、「その旅行に行かなかったメンツ」として江南と守須に島田潔が加わり、【半年前の事件にまつわるデータ】が明らかになる過程が本土側の描写として挟み込まれます。

    最後まで誰が犯人なのか論理での決定的な絞り込みができないまま、鮮やかにラストが訪れます。
    あっという間に読み終えてしまいました。明瞭で簡潔な文章がテンポよくてそういう部分でも面白かった。
    これ!こういうのが読みたかったんです!

    さて、それならなぜ星が四つなのか。
    それはこれだけの計画的殺人を完遂させる動機が「ソレか・・・?!?!」(あえて伏せます)
    リアリティに欠けるとかでなく、賛同できなかったので星を減らしました。
    まぁ、殺人者に賛同できないのは当たり前。
    殺人者の心理なんて所詮理解できないんだろうし。
    そこまでの深い怨念に憑りつかれた末の事件だし。
    いろいろ考えた末にお話としての理解はする。するのですが、とにかくこの動機は気に入らん。本の中に取り込まれた上での感想です。
    ともかくそこまで入り込んじゃったという、素晴らしい本でありましたー。
    なんで今頃読んだのか!もっと早く読むべきだったのに!

  • “ソフトソバージュ”作中にそんな単語が出てくるくらいに時代を感じる30年以上前の作品だが、その面白さは全く損なわれていない。
    孤島の怪しい館、大学のミステリ研究会=仲良しグループではないなど、絶対に誰か死ぬ、と言わんばかりの王道設定なので、途中で飽きちゃうかなと思っていたが、最後まで確証が持てずに、まさかまさかと、気づいたら読み終わっていた。
    ミステリの大御所過ぎて、今まで手をつけてこなかった綾辻作品の館シリーズ。これを気に少しずつ買いそろえていく!

  • 星3.6
    読んでる時は、中盤から先が凄く気になりワクワクさせられ、一気に読んでしまうほど面白かった!!
    特に、ミステリー研究会メンバーが相次いで殺されているにもかかわらず、残されたメンバーで推理を披露して少しずつ謎が解けていくところは良かった。
    ただ読み終わってみると、犯人の殺人計画に隙を多く感じたのが残念だった。
    と言うのも、例えばミステリー研究会のメンバーなら部屋チェックをする可能性も有ったし、手荷物検査とかしそうだよな思った。
    あと、もう一展開も欲しかった。。

  • ミステリーが好きになるきっかけとなった1冊。
    少し長めの前半で、人物の特徴を把握しようと
    読み込んでいたら時間がかかったけど…。
    後半は一気に進んで楽しかった‼️

  • 後半は一気に読まざるを得ないほど引き込まれた
    けど、読み始めから間が空いてしまったため、エピローグが意味不明だったorz
    プロローグ読み直して納得できたけど、どうせなら全部読み直したいな

    動機と犯行トリックがちょっと強引で無茶苦茶なのでマイナス

  • この本を読んだときの衝撃は忘れられません。この本を読むまで、わたしはあまり読書する方ではなく、どちらかというと映画や漫画など刺激が強い娯楽の方を好んでいたのですが、この作品で一気に小説が好きになりました。綾辻行人さんのこの叙述トリックは、まさに小説でしかできないものだと思います。ラストを読んで本気でびっくりしてええーっと思わず声に出ました。自室で一人で読んでて良かったです笑

  • すげぇトリック。最後鳥肌。また読み返したい作品。

  • ある一文で思わず えっ!? と漏らしてしまった。
    そーきたかー!!

    あと昔版のあとがきが(批評家もどきへの批判)なかなかパンチきいてて面白かった(笑)

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。2018年第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

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