新装版 風の武士(下) (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758901

作品紹介・あらすじ

公儀隠密を命じられた信吾は江戸から東海道を経て熊野の秘境へ向かう。安羅井国の財宝を独り占めしようとする紀州藩の隠密、幕府のお庭番が入り乱れるなか、信吾はついに安羅井国への道程を描いた丹生津姫草紙を手に入れる。凄惨な血闘の果てにたどり着いた地で信吾が見たものは?司馬伝奇長編の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 三人の女性の間を、行ったり来たり揺れ動きつつ、主人公・柘植信吾の隠密道中は続く。
    畿内に入って以後、安羅井国が近づくにつれて、展開もどんどん緊迫してゆき、一気に読めてしまった。
    目的を果たし、江戸に帰還した信吾を待つ運命もまた、夢が醒めた後のようで、ラストも余韻があって良かった。
    映像化したら、今でも面白いんじゃないだろうか。

  • 16/10/19読了

  • 物語の終盤になって、やっと面白くなってきた。
    最後の種明かしは楽しめたが、司馬さんの小説にしては、登場人物の人間的魅力がちょっと少なかったように感じる。

  • 概略は省き、感想だけ。


    頑張って上下巻読んで、良かったのは壬生狼が出てきたとこくらいかなぁ(笑)
    司馬遼太郎ってこんなファンタジー小説書くんですね。といってもちゃんと読んだことあるのは燃えよ剣くらいですが。


    主人公の信吾が危なっかしいのは読むにつれて愛着がわいていきますね。

  • 司馬遼の初期作品は自分には合わないのですが、「風の武士」は読みやすかった。終わり方が良かった。

  • 梟の城、上方武士道、の次に書かれた司馬さんの初期作品の一つなのだそうです。伝奇小説。個人の歴史観に過ぎないとの批判があったとして、私は司馬先生の歴史の授業が好きで好きでたまらないのだから仕方がない。そんな生徒には、先生がパタンと教科書を閉じて、今日は面白い話をしましょうと言った特別授業のような、放課後校庭の隅の草原で聴く自由授業のような、格別の面白さです。たまりませんよ。

    それでいて読了後、磯貝勝太郎氏の解説で、歴史とはかくも面白きかなの、納得もある。

    安羅井国、国名は最後まで気にはなっていたのですが。

    柘植慎吾の居合刀術すごいです。
    お勢以、ちの、お弓、皆素敵。


    メモ
    太秦の広隆寺(秦河勝)、比奈ノ浦の大酒神社(大避、大闢)
    日猶同祖論

    ゴルドン夫人と日英文庫

  • 司馬遼太郎の初期の作品。小気味良いテンポで話が進み、一気に読んでしまいました。古代ロマン溢れ、僕は大好きです。

  • 終わり方が結構好きでした。

  • 忍者物の続きなんだろうけど、架空の話が多くて今一つ人物像を描けない。やたらと女性と関係を持つし。最後はユダヤ人でかぐや姫と言われてもなあ。

  • 人は、いつも、自分をさまざまな意識でしばりあげている。見栄、てらい、羞恥、道徳からの恐怖、それに、じぶんをじぶんの好みに仕立てあげている自分なりの美意識がそれだ。それらは容易に解けないし、むしろ、その捕縛のひと筋でも解けると、自分のすべてが消えてしまうような恐怖心をもっている。

    敵を追尾しつつ安羅井国を目指す信吾。
    辿り着いたその先に待ち受ける真実とは。

    解説にある司馬先生の年譜を読みました。
    この風の武士が週刊誌に連載されたのは、梟の城で第42回直木賞を受賞した1960年でした。
    この頃はまだ、新聞社に所属しつつ精力的に執筆を重ねていたのですね。

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