異邦人 (上) (講談社文庫)

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  • 講談社 (2008年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (364ページ) / ISBN・EAN: 9784062759151

みんなの感想まとめ

人間の精神状態を深く掘り下げた作品であり、登場人物たちの個性は豊かで興味深い。崩壊した家庭環境の中で、彼らはそれぞれの異常な世界に生きており、その描写は一見楽しげながらも、どこか不安を感じさせる。シリ...

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーというより人間の精神状態を描写した本。
    全員が全員正常ではない。家庭環境が崩壊している。
    検視官になる人達の動機を調べたくなった…

    精神異常故、キャラクターは個性豊かで面白い。
    作品として読むには人間らしさを感じられ楽しいが、一歩退けば小さな異常世界で生きている人達である。

  • 下巻でまとめて

  • あー。このシリーズどんどんつまらなくなっていくなぁ。

  • 久しぶりに読んだスカーペッタ・シリーズ。
    何だか場面展開が頻繁かつ急過ぎて、筋を追うのに苦労した。年を取ったのかなぁ...。というわけで、回収し切れていない伏線があるような気もするのだが、良く判らず。

  • このシリーズは、必ずしも真犯人が最初から出てくるわけではなくて、「ええ?誰それ?」な人が最後に出てきて犯人だったりするから、謎ときに主眼を置いているわけではないことは重々わかっているのだけど、やっぱり「こいつが犯人か?」なんて目星をつけながら読んでしまう。

    だって、今回の事件はイタリアが現場なんだよ。
    そして、いろんな人物がアメリカとイタリアを行ったり来たりしている。
    とすると、その中に犯人がいるのでは?って思っちゃうんだよね。
    作者の掌の上で踊らされているんだろうけれど。

    そしてやっぱりケイはイタリア男に言い寄られ、ベントンはそれに対してあからさまに嫉妬する。
    ベントン、もっと大人だったのでは?
    仕事に私情を交える男ではなかったはずなのに。

    そしてマリーノ。
    いよいよダメなやつに成り下がっていく。
    ケイの気を引くためにやるあれやこれやは底が浅く、まるで子どものかまってちゃん。
    酒を浴びるように飲み、大した仕事もしないでケイにぶら下がっている。
    ケイもそんなマリーノを見捨てることができない。
    それって共依存なのでは?

    アメリカ南部に個人で事務所を抱えることになったケイは、以前より格段に生活レベルが落ちているはずだけど、相変わらず世界を股にかけた活躍ぶり。
    世のなかはケイ・スカーペッタを中心に回っているのか。
    そして、脳に腫瘍を抱えるルーシーは、もはやマリーノの監視以外何をしているのか不明である。

    なんというか、世界を股にかけた仕事ぶりの割には小さな人間関係で、ねちねちと話が進んでいくんだなあ。
    ああ、苦手だ、こういうの。
    もうちょっと事件や捜査に力を入れて書いてくれないかなあと思いつつ、下巻へ続く。

  • 今更ながら長年も放置しておいて読了。思い出したら急にいつもの登場人物たちが気になって読み出した。今回は海外も舞台になっていて、新たな登場人物たちがいけ好かない感じで、空間的にもこじんまり感が損なわれているのが好みではなかったし、内容も複雑でいつもに増してグロテスクで読むのがしんどかった。マリーノの一件はとても残念だけど同情票を1票。結局、私自身が身内的な感情移入してるのかも。必ず立ち直ってまた昔のような日々を取り戻して欲しいと祈る気持ちでいる。やっぱりまたこのシリーズ大好きだと思った!再開しよう!

  • 検屍官ケイ・スカーペッタシリーズ第15弾。シンドい。今回はこの作品の前作や前々作と比べてもシンドい。

    人間関係が悪化し過ぎて読み進めるのが辛いというのもあるし、複雑な事件を緻密に絡み合わせようとするあまり、上巻の時点で既にどんな事件が起きてて、どんな謎が謎のままで残っているのかが追っかけられなくなってる。この状態で下巻に進むのはシンドいぞ。

    これまでの14作を通じて、ダメなところも多々ありつつ、やはりいざという時には頼りになるマリーノという元警察官を堕落させてしまった作者。これまで培ってきた複雑な感情と人間関係を思えば、この状態に陥れるのも一つの物語なのかとは思ったけど、これまでのシリーズを読んできて多くの登場人物にそれなりの思い入れがあるからこそ、マリーノにこんなことをさせてしまった作者が憎らしくもあります。

    そろそろ、シリーズが続いてるから致し方なく続編を読むという、シリーズものにありがちな惰性に陥りつつあるかなー。どこかで見切りをつけないといけないかも。

  •  マリーノ君。独り身の男の頽廃、ここに極まれり。
     確かに、その心根に何があるかは理解できたとしても、行動がレイプ紛いでは、共感されることは全くないだろう。しかも、米国らしく、腰には銃があるとなれば……。

  • 検屍官シリーズ第15弾。
    スカーペッタはデビュー作から読んでいる。
    スカーペッタもベントンもマリーノも中高年になっているため、それなりの熟成さを求めてしまった自分が悪いのだがマリーノが気の毒でならない。
    ピークは とうに過ぎたシリーズ(だと思う)ので、中古で買う事にしている。
    201508 完読

  • なんか、話が、スカーペッタが主人公のサスペンスというより、スカーペッタを取り巻く人達の人間模様となってきた気がします。

    なんだかなぁ。

  •  ベントンが生き返ってから、どうも無理やり感が強くなって新刊を買わなくなっていたが、古本屋で見かけて久しぶりに読んでみるかと購入。何冊か間が抜けているようだ。
     なんでマリーノはこんなになっちゃったのか。というか
    作者はマリーノが嫌いなのかと思ってしまう。
     ベントンみたいな男はいくら優秀でもあまり好きになれないなあ。
     

  • え~、なにそれ。

    これでどう話をまとめるの?と
    残りのページ数の少なさにどきどきするのは
    いつものことだが、
    まさかマリーノが行方不明のまま終わってしまうとは。

    (下巻に続く)

  •  
    スカーペッタか多少検視官らしい仕事はするものの、ベントンスカーペッタの周りに嫉妬するし、マリーノはベントンへの嫉妬とスカーペッタへの終着でぐだぐだ(笑)ルーシーとローズは病気だし。。。
    スカーペッタが仕事やめてベントンの元で専業主婦にでもなれば事件に巻き込まれることもなくなるよと誰かアドバイスする人が必要なのかも(笑)

  • この作家のは、全て読んでいます。
    大好き!

  • グロテスクな表現、背景表現なしのアメリカンな表現描写を久しぶりに読んでいる。日本の作家とは全く異なる表現はアメリカのドラマの展開を思い起こさせます。
    内容は?どうもシリーズものらしく、人物間の関係が?から始まることがある。
    後編に続く

  • どんどん人間関係が悪くなってしまい、悲しい。リッチモンドでケイが検屍局長を務め、マリーノが警察官でいたころが懐かしい。今回は、マリーノがベントン・ケイの婚約を聞いてからの素行が問題となる。シャンディという女につかまり、センセイに反発しようとする。昔の、怖いもの知らずのルーシーの動きや毅然としたケイの台詞がなくなり、動きづらくなっている。マリーノは行方不明になったところで作品終了。さあ次は!?

  • 深層心理の言葉、
    美しい描写。
    何度読んでも吸い込まれます。

  • 上巻をしばらく前にアマゾンで注文した後、積読状態だったけど、本のPDF化に際して、読み始めてみた。

    このシリーズ、大学生の頃からずっと読んでいるし、また、毎年年末に日本語で出版、ということもあり、年越し恒例行事的に読んでる。登場人物も年を重ね、人間模様も徐々に変化していく。

    個人的には、プライベート部分の方が好きで、ケイやベントンの人間性や、関係性(不倫はやっぱりだめだと思うけど)から学ぶところは多いし、それから何よりもケイのお料理のシーンが大好きなのだ。できる女性は、お料理が上手。ケイのレシピ本までかっちゃったよ(笑)。

    自作も買って読もうっと。いや、図書館で借りられればそれでもいいかな。

  • 主要な登場人物はどんどん劣化していき、犯人や敵役の登場人物はいつでもスカーペッタを陥れようとしていて、惰性で読んでいるけど、そろそろ読むのやめようかなと思いだしている。
    図書館で借りて読んでいるが、買わなくてよかったと思う今日この頃。

  • <あらすじ>
     2007年4月、アメリカの有名なテニス選手であるドリュー・マーティン(16歳)が休暇先のイタリアで他殺体となって発見され、ケイとベントンも捜査に協力することになった。ケイは、ルーシー、マリーノ、秘書のローズとともにチャールストンで法病理学アソシエートとして再出発し、二年がたっていた。ベントンはボストンを拠点にしており、相変わらず離ればなれの二人だが、ついにケイは彼からプロポーズをされる。面白くないのがマリーノ。やけになったところへ新しい彼女につけこまれ、放蕩の限りをつくす。さらに、前の事件でケイにやりこめられたことを根に持ち、嫌がらせを繰り返していたドクター・セルフまでもが絡んでくる。しかもドクター・セルフはドリュー事件の犯人の情報を持っていた。

    <ひとことコメント>
    「検屍官ケイ」シリーズ第15弾(短編は抜かして)。マリーノは50代半ば、秘書のローズは73歳。せっかく『黒蠅』で若返らせたのにまた年をとってきて、この先心配です。でも、まだまだこのシリーズは続きそうです。もう腹はくくりました。文句を言いつつも、必ず次も読みます。

    上・下巻 原題“Book of the Dead” 訳:相原真理子

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著者プロフィール

マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった。他に、『スズメバチの巣』『サザンクロス』『女性署長ハマー』、『捜査官ガラーノ』シリーズなど。

「2015年 『標的(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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