空の境界(中) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.97
  • (233)
  • (176)
  • (201)
  • (22)
  • (3)
本棚登録 : 1793
レビュー : 98
  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062759205

作品紹介・あらすじ

"根源の渦"を目指す孤高の魔術師・荒耶宗蓮が張り巡らした、死そのものを体現化する太極の結界。あらゆるモノの死を視ることのできる両儀式の"直死の魔眼"は、この絶無の結界を打ち破れるのか-!?もはや伝説となった同人小説から出発し、"新伝綺"ムーブメントを打ち立てた歴史的傑作-。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 再読。感想は下巻を読み終わってから。

  • 矛盾螺旋、伽藍の洞とはまたタイトルが格好いい。
    内容は相変わらずとても濃い。魔術に関する考察、型月作品における魔法、魔術に対する根本的な考え方の基礎を改めて読める作品でもある。

  • <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=336497

  • 魔法とは、何か。という論考がたぶん自分は好きなのだろうと思う。

    <blockquote>神秘はね、神秘である事に意味があるんだ。隠しておくことが魔術の本質だ。正体の明かされた魔術は、いかなる超自然的技法を用いていたとしても神秘にはなりえない。ただの手法になりさがる。そうなるとね、とたんにその魔術は弱くなるんだ。/魔術とて、もとは魔法だった。源である根源から引いている、決められた力には違いない。 p194</blockquote>

  • この作者はどうやら、脳内で映像を展開しながら書くタイプではないらしい。読みながら頭で想像していた光景と、読み進めていった先の文章で齟齬が起こることが多かった。
    大きな立方体型のカバンを手に提げるとかなりまぬけな体勢になるのでは…ずっと手に持ったまま喋ってたんかい!などということがいちいち気になってしまい、かっこよさげな文章にいまいち乗りきれなかった。バイオレンス&ホラー描写が苦手なせいもあるかもしれない。

  • 劇場アニメを観た後だと補完される部分もあり、想像しやすい部分もある。確かに理解しづらい文章だが、それを上回る語感の美しさが目を惹く。

  • 「直死の魔眼」「痛んだ赤色」なんて中二心をくすぐる言葉。
    存在も言葉も現象も、ややリズムが悪いけれど格好よい。螺旋マンションはどんな構造なのかわからんかった。小さな金属片。
    藤乃や巫生に比べて、多重人格なんて大したことないじゃんと思っていたけど、「空の身体」「存在の破壊者」対魔術に最強説。何が起きているか、まだ理解できるので読みやすい。

    こんな中で凡庸な存在でいられて動揺しない黒桐くんが一番狂ってると思う。

  •  おお、上巻の解説に書かれていた「なんだかかっこういい」の理由が少し分かった気がする。
     伝奇小説であり、魔術のある世界なのだが、登場人物たちは万能でも強すぎることもなく、酷くいびつだ。(もちろん一般人よりは強いのだけれど)
     そのままならないところにあがくさまが、とてもかっこういい。

  • (上中下共通)
    割合淡々としたしゃべり口と、衒学趣味豊かな内容が良かったです。
    ジャンル的にはラノベなんだろうけど、もう少し普通小説に近い感じ。
    独特な魔術論とか、ちょっとした推理要素とかも愉しめましたね。
    分量多めに見えるけど、テンポが良いので長さを感じることもありませんでした。
    ちょっと、物語内の時間があっちこっちするので、登場人物が持っている知識のないようについては注意は必要ですね。
    オチもすっきりする感じで好み。

  •  式の2年間の昏睡状態。これが織の喪失と、式自身に関する記憶と人格の同一性を失わしめた。これあたりがよく判らなかったアニメーション版に比して、原作小説は明快で色々なことが漸う腑に落ちた。また、細かな心象描写と背景設定の説明があるので、流石に小説の方が物語を捕まえやすいのは間違いない。全3巻中第2巻。

全98件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ゲームシナリオライター・小説家。ノーツ所属。シナリオを手がけた主なゲームに『月姫』『Fate/stay night』『Fate/hollow ataraxia』など。小説作品には『空の境界』『DDD』『月の珊瑚』などがある。

「2020年 『空の境界 the Garden of sinners(10)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

奈須きのこの作品

空の境界(中) (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする