虚像の砦 (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 152
  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062759250

感想・レビュー・書評

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  • 分かりにくかったです。

  • 【概要】
    TBSを題材にTV業界の内幕に迫る小説。中東で起きた日本人誘拐事件を軸に、PTB局内での勢力争い、総務省とのかけひきに揉みくちゃにされながらも、風見は信念に基づいた報道を貫こうとする。
    人物は下記の通り。
    風見:プライムテレビ放送(PTB)の敏腕ニュース・ディレクタ
    黒岩:PTBのバラエティ担当プロデューサー
    【著者】
    元中部読売新聞記者の経済小説作家
    【感想・印象に残った点】
    ・免許を役人・政治家に握られており、プレッシャーを受ける姿と、それに抵抗をしない姿が印象的。

  • イラクで人質になった3人に関する報道を題材にした、ノンフィクション小説。
    この本を、出版された2007年当時に読むか今読むかで、本から受ける印象は大きく違うと思う。
    少なくとも私はこの本に対して共感を覚えることができなかった。作者の他の作品は好きなので残念だ。

    本の主人公は報道関係者の一人。
    人質になった3人についての報道に政府からの圧力がかかって、3人をバッシングするように世論が誘導されていることに気付く。
    これに対して、政府関係者への取材を通じて一矢報いる、というのが大まかな流れだが、どうもしっくり来ない。
    おそらくこの本は、以下のような考えを持っている人にしか嵌らない。
    ・政府は常に嘘をつく
    ・その嘘を暴くためにマスコミは貢献している
    ・マスコミ自身は世論誘導を(滅多なことでは)しようとしない
    ・政府がマスコミを操って世論を誘導する

    2007年当時であれば、このような印象を持っている人はまだ多かったかもしれない。
    だがここ数年で、日本のマスコミがいかに偏った思想を押し付ける集団か、ということが世の中に周知されてきた。
    今この本を読めば、一般人とマスコミとの意識のズレに驚くことになるだろう。

  • ハゲタカの作者のデビュー作ということで期待したものの、登場人物が多すぎて、いたずらにストーリーをわかりにくくしている。TVを殆ど見なくなって久しい。理由は単に面白くないからで、その原因が分かったのがせめてもの収穫であった。

  • 自分の保守のために、正義を貫けない大人にはなりたくない
    って思っていた子供の頃の気持ちを思い出しました。

    最後は少しキレイに終わりすぎていたのが残念…

    でも。真山仁さんの本は、実際に起こった事件やニュースが
    背景のベースになっているものが多いようで
    想像しやすく理解しやすいので読みやすいです。

  • ちょっと読めば、どの事件と放送局がモデルなのか分かってしまうのは好みじゃない。

著者プロフィール

真山仁(まやま じん)
1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』(講談社文庫)でデビュー。これが代表作となり、ドラマ・映画化された。
「ハゲタカ」シリーズのほか、『虚像の砦』『そして、星の輝く夜がくる』(いずれも講談社文庫)、『売国』『コラプティオ』(いずれも文春文庫)、『黙示』『プライド』(いずれも新潮文庫)、『海は見えるか』(幻冬舎)、『当確師』(中央公論新社)、『標的』(文藝春秋)、『バラ色の未来』(光文社)、『オペレーションZ』(新潮社)がある。

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