虚像の砦 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.72
  • (95)
  • (207)
  • (178)
  • (24)
  • (4)
本棚登録 : 1158
レビュー : 152
  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062759250

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • テレビ業界の報道とお笑いを取り上げた情報小説で、メディアがどういった要素で編集されているかを改めて知ることができる。
    初期の石田衣良と同様、取材力のある作者のフィクションは、言葉を選ばずに済む分、ノンフィクションよりもメッセージ性が強く明快だと思う。

  • ものすごくデリケートな部分を冷静かつ客観的にすっぱ抜く真山節炸裂!な作品。
    金融系じゃないからいまいちかも、なんて杞憂でした。めちゃくちゃおもしろかった。

  • 架空と言いながら限りなく現実の事件をモデルにした小説。
    日本人3人がイラクで人質になった事件はもう11年前だったことが感慨深い。
    つい最近のことのように思っていたがもう11年経ったのだ。

  • テレビ界、ちょっと前の時代かもしれないけれど、面白く読めた。
    フィクションだろうが、過去の事件をベースにおいてあり、自分がその時、どう思っていたか、などと思い出しながら、読んだ。
    テレビができること、やるべきことはなんだ?

  • やはり真山仁。裏切らない!

  • 面白かった。読み応えもありました。真山仁の作品で1番好きです。
    TBSが舞台の小説。
    巨大なパワーをもつテレビ業界。取り巻く負の側面とその中にある正義。仕組み。
    パワーを持つモノコトヒトは高い倫理観が必要。
    視聴率だけ取れればなんて言葉はどうしても聞きたくもない。

    Aug, 2014

  • 唸る。

    同時進行で展開していくストーリー。主要人物が多いにも関わらず物語がぶれていかない。

    放送局の経営的な裏側を垣間見ながら、ニュースとして流される「情報」が、誰の、どんな意図で「よりわけられ操作されていくか」を目の当りにすることになる。

    経済とジャーナリズムについての知識を深めることもできるけど、それだけじゃない。
    それらに対し、自分がどう対処すべきか、を考えさせられる。

    読み終わったときにはあたたかな気持ちにもなれる作品。

    フルコースだね。

  • マスコミものの社会派小説いいよね。
    情報が溢れてる現代、何でもかんでも受動的に受け入れてちゃだめだなと改めて思う。
    だけど自分で考えて情報を取捨選択する力がもはや私に残ってるかしら。
    ほんとに脳みそぐずぐずになってる気がするよ最近。

    白石一文にこういうバリバリマスコミ系社会派モノ書いてほしいなあ

  • いわゆる「マスゴミ」を描いた作品。マスコミ業界に限らず国に守られた既得権益業界はどこもこんな感じなのかなーと思った。

  • 本著者のハゲタカのあまりの面白さから、
    他にも面白そうな著作はないかと探し見つけた本。

    金融が中心だったハゲタカから一転、
    メディア界についての著作であるが、
    相変わらず情報の持つ力の大きさを実感させられる。

    現実のメディア体制についていろいろ調べたくなった。

    フィクションのはずなのにノンフィクションに感じさせられる。
    こういう本は本当に面白いなぁ。

著者プロフィール

真山仁(まやま じん)
1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』(講談社文庫)でデビュー。これが代表作となり、ドラマ・映画化された。
「ハゲタカ」シリーズのほか、『虚像の砦』『そして、星の輝く夜がくる』(いずれも講談社文庫)、『売国』『コラプティオ』(いずれも文春文庫)、『黙示』『プライド』(いずれも新潮文庫)、『海は見えるか』(幻冬舎)、『当確師』(中央公論新社)、『標的』(文藝春秋)、『バラ色の未来』(光文社)、『オペレーションZ』(新潮社)がある。

虚像の砦 (講談社文庫)のその他の作品

虚像の砦 単行本 虚像の砦 真山仁
虚像の砦 (講談社文庫) Kindle版 虚像の砦 (講談社文庫) 真山仁

真山仁の作品

ツイートする