- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062759304
感想・レビュー・書評
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意外と好き。
個人主義というよりは、自立主義、っていうのは共感できる。かくいう自分は依存的なんでなんとかしたい。
愛情は注げば注ぐほど増長される気がしちゃうけど、それは甘やかしであって愛じゃないのだなあ。
安定した自己を形成したいものだ。 -
フランス生活が長い作者が日本人女性とフランス人女性を比べて書いたエッセー。
旦那と子供がいてちょっとつまらない人生を送っている人に対するメッセージのような書き方で、私にはしっくりこなかったかな。
フランス人女性が「自立」してるって話はうんうんとうなずいてしまった。
そういう生き方ができたらいいな。 -
フランス人と日本人の比較が色々な視点から描かれています。
そのいくつかをご紹介します。
★フランス人はまず女同士だけでレストランへは行かない。
フランスはやっぱりカップル社会なんですね。
日本では女性同士でご飯を食べるのはごく普通のこと。
だけど、公園、ショッピング、旅行も異性と行くことで個性が光るのだと作者は言っています。
★フランセーズは必要以上にがんばらない
今日までにやらなくてはならない仕事があろうと、フランス人は日本人の様にねじり鉢巻巻いて徹夜でがんばるようなことはしない。
パートナーとともに過ごす貴重な時間を割いてまで
がんばらなくてはいけないことなんてそうあるものではないとフランス人はよく知っている。
確かに人間は仕事をするために生まれてきたわけではないけど、日本人にはなかなかできないことかも・・・
他にも、フランセーズになったつもりでノンと言おうとか、本当の意味で自立した女性になろうとか
読者へ呼びかけているのですが、
うーむ、それは日本ではちょっと難しいんじゃないかなと思ってしまうところが多かったです。
物事には一長一短があるし、
フランス人の生活も素敵かもしれないけど
19年間生きてすっかり日本人になりきってしまった私には、今の日本が一番居心地がいいかもと改めて気づかされました。
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個人的には、
どうパートナーシップを築くのか
「結婚」という制度に捉われない愛し方とか
どんな人にも当てはまる内容を期待してたけど
「結婚するべき」
「独身でいるのは結婚の良さを分かってない」
っていう想いが結構強く感じて
後半から読むのに心が少し
重たくなってしまった...。
でも女性はそこにいるだけで
場を和ませることができる存在って
いうのは何だか心に残って。
自分もいるだけで癒されるような
笑顔を与えられるような人になりたいな
って思った。
職場とか特にピリピリしがちだけど
そこに温かさを持ち込めるように
なれたらいいなぁ。
ただ「男性はこう」「女性はこう」って
正解があるわけではないから。
女性だから和ませる存在になるべき
というわけではなく、
自分が誰かを笑顔にできたら嬉しいから
取り入れたいなって思った。
男性と女性という分け方は確かに
大きいのかもしれないけれど
パートナーシップって結局は
目の前の人をどれだけ理解できるか
その人を大事にするために行動できるか
だなって思っている自分の価値観を
改めて再認識できた本だったな。
また何年か後に読んだら違う風に
感じるのかな?? -
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一冊目の「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」が良すぎたのもあるけど、本作はちょっとうーん・・という感じ。
10数年前の本とはいえ、2021年の今読んでみるとジェンダー的な部分でちょっと価値観が古い印象。
女性らしく、とか結婚するのが当たり前、とかって
自分自身で気にしたり結婚したいと思ったりするのはいいけど
人に言われると何か違うんだよなあ。
すでに結婚されていてお子さんがいる方だったらもっと刺さるのかな。
おそらくそういう方をターゲットに書かれているはずだし。
一冊目はわりと色んな世代の性差もあまりない内容だったからこそ、恋愛というフィルターがかかってしまうと難しいよなあ。
そう考えるとお金って誰もが興味のあるものだな。
あとフランス人の考え方や性格も一冊目の方がすっと入ってきたかな。
フランス人の恋愛観については読んだ後もまだよく分からない。 -
学ぶことがほんっとにたくさんあるの。
フランスと日本って対照的、だから、フランス人の考え方とか生き方を知ると、凝り固まった頭がほぐれていくような気がするよ。
愛の国、フランスで離婚率がものすごく高い理由、よくわかる。いつまでも恋愛したい、そして実際に恋愛しているのがフランス人なのよね。
日本人の悪いところをあげるとすると、言い訳が多いことだと思う。子供が・・・お金が・・・親が・・・仕事が・・・そうやって、ずるずると歳とって、愛してもない人と一緒に生きていくのは嫌だしやりたいことできないのも嫌だ。
いろんな生きかたを知ることって、自分がどう生きたいかって考えるきっかけになるからとってもいいのです。 -
「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」に引き続き、2冊目の吉村葉子さんの著書。
わかっているけれど日々の雑務の中で置いてけぼりにしがちな、例えば自宅で自分を飾ること、主人からの視線を意識することなど。加えて、必要以上に頑張らない、自然体で暮らすこと、女性だからこその自立を、改めて意識した。
幸いにもわたしの旦那さまは、日頃から気持ちを言葉にしてくれるし、家事もお願いしたら、一緒にしてくれる。そんな彼が、今よりもっと歳を重ねて、おじいちゃんになったときに、「きみの旦那になって、僕は幸せだよ」という言葉を自然と聞けるような、そんな歳の重ね方をした女性でありたいと思う。
前作を読んだときも思ったが、何度でも読み返したくなる本だった。家事や仕事に忙殺されそうなとき、忙しさにかまけて主人のことをおざなりにしていないだろうか、という風に。ぜひ、男性にも手に取ってほしいと思った。 -
読み通すと、いかに自分の母親が頼りたいと思える、安心できる母親だったかということがしみじみわかりました。
毎日窓から出て手をふって送り出すお母さん、ただいまと必ず挨拶するお母さん。美人な母というわけではないけれど、家で女を忘れた態度をしたことはない。今まで、いわゆる現代っ子で育ってきて自分の自由や権利を大事にしたいとばかりに見失っていたものに気づかされ、自分の母のような妻であり母になりたいと思いました。
本の趣旨とは違うと思いますが、お母さんに感謝の気持ちとお母さんの良さや味が分かって見習いたいと思いました。
・記念日はどちらか片方が覚えていればいい。「彼は忘れたくて忘れてしまうのではなくて、思い出せないかもしれないもの。私が覚えていて、相手の非を咎めるのでは、喧嘩を売るようなものだもの。」
・友達とだけではなく、夫との外食におしゃれをする。
・真面目な話し合いは週末の明るい昼間に。平日の仕事終わりは避ける。
・あなたの笑顔が家族を和ませる。(私は低血圧とばかりに不機嫌な妻)
あなたが微笑みの出し惜しみをしたとして、かわりに誰があなたの家族を優しさで包むことができるだろうか。
・奥様は分け隔て無く優しい、役職で人間を評価しない、自分の所持品を見せびらかせない、お金で人物を評価しない、自然体、笑顔を絶やさない。
・家族が住む家を、世界中のどこよりも快適な場所にするのが妻であり母親の私たちの役目だ。
・自立と経済的自活とは別物
・子供の自立心を育むためには、様々な価値観の人と交流を持つこと
時々落ちがない箇所がありますが、最後の自己紹介ミニマンガを読んで、筆者の愛嬌なのかな?と思いました。 -
海外で生活中もしくは、していた日本人によるエッセイやブログげ大好き。このエッセイ始めの部分は、フランスの感じが出てなくて買って失敗かと思ったけど、後半に入ると結構面白い。多文化から取り入れるべき、要素が色々紹介されてる。
著者プロフィール
吉村葉子の作品






フランス人って家庭的なんですね。まぁヨーロッパの人は長期バカンスに行ったりと、結構家族思いかも。自立主義...
フランス人って家庭的なんですね。まぁヨーロッパの人は長期バカンスに行ったりと、結構家族思いかも。自立主義について知りたいので読んでみようかな。。。