異邦人 下 (講談社文庫)

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  • 講談社 (2008年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (346ページ) / ISBN・EAN: 9784062759366

みんなの感想まとめ

精神的な闇を深く掘り下げる本作は、主人公が周囲の人物とのかみ合わない会話を通じて、徐々に堕落していく様子を描いています。シリーズの中でのキャラクターの変化や成長は興味深く、特にマリーノの情けない姿が印...

感想・レビュー・書評

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  • 上に同じ。

    シリーズ物らしいがこれが初見。
    ※カミュの異邦人と間違えて買った…

    精神異常者が精神異常者と接することで、シリーズ毎にどんどん闇に堕ちて行くのだろうなとレビューを見て分かった。マリーノは本作では情けない男として描かれていたが、恐らくこれまではそうではなかったのだと思う。シリーズを読んでみたくなった。

  • 上巻ではまるで無関係に思えていた様々な物事が下巻で次第に収束されていくのを読み進めながら、途中で読むのやめなくて良かったと思いました。上巻では正直何が何だかみたいにくしゃくしゃしていて、ドクターセルフとかの登場人物の探り合いばかりの会話を読んでいるうちに嫌気がさしてしまいました。マリーノはどんどん可哀想な事態に陥っていって、どうなるんでしょうか一体?事件もさる事ながら、人間関係が気になって読んでるという感も否めないところです。

  • かみ合わない会話のやり取りに もやもやする。
    でもそれがないと、すぐ解決してしまって、こみいった事情も生じず、ミステリーにならなくて、でしょうがないのかもね。

    前作までを読んでから期間が開いてしまったので、前のエピソードを覚えておらず、その人誰だっけ?みたいなところが随所に出てきてしまいました。
    さかのぼって読み直そうかな。

  • ちょっと今回の事件の真相は衝撃的でした。
    犯人が唐突だったのはいつも通り。
    犯人がサイコパスなのもいつも通り。
    でも、子どもに罪はないよね。
    心が痛むなんてものじゃなかった。

    思えばこのシリーズは、いつも被害者も加害者も家庭が機能不全に陥っている。
    それはもはや今のアメリカでは当たり前のことなんだろうか。
    親は子どもをほったらかしで、子どもは親を憎んでいる。
    そんな家庭ばかり。

    ケイ自身も母や妹に会いに行くのは、義務感から以外の何物でもない。
    ルーシーとの間はかろうじて家族って感じだけれど、温かみのある家庭というわけではない。
    いつも誰かと誰かがぎすぎすしている。

    そうそう、共依存ではないかと思われたケイとマリーノのなかが決定的に決裂。
    このままシリーズから姿を消すかどうかは不明だけれど、もしもう一度シリーズに戻ってくるのなら、きちんと大人同士として、仕事のパートナーとして、プロの捜査員として戻ってきてほしい。

  • 上に書きました。

  • 上巻までであまり楽しめず、無理やり読み切った感のある下巻。この著者に特有の、最後の20ページぐらいで謎解きから犯人捜し(今回の場合は隠れてた犯人の主人公への接触)までいっぺんに済ませちゃう手法は健在。この「片づけ方」は相変わらず見事です。

    ただ作品全体としては、主要人物のうちの一人が今作を通じて一気に堕落してしまったこともあり、犯罪者以上に胸糞の悪くなる(しかも、恐らく次回以降の作品にも出てきそうな)登場人物がいるということもあり、「娯楽」として読めるものではなくなりましたね。著者はこのシリーズをどこに持っていきたいのか、イマイチ分かりません。

    でも、訳者あとがきを見ると、著者は今作を「自信作」と公言してたみたいで、なんか個人的な好みと著者の感性が合わなくなってきた感があります。この後のシリーズも買ってあって積読してる状態なんですが、読まないかもなー。

  •  マリーノが全て持って行ってしまった。面白いプロットだとは思うが、この巻まで引っ張ったのはどうかと思う。

     正直、スカーベッタ・シリーズは、面白いと思った巻の方が少ないし、殊にベントン存命を極め付けとする、著者のご都合主義のどうしようもなさに辟易していたが、この巻だけは、モテない初老の男の「愚」が出てて、そこそこ惹かれた。

     とはいうものの、一般に、ミステリー・犯罪小説で、主人公グループ内の犯罪に、別の犯罪を並行させる描き方はどっちつかずになって不味い。よほど力量があれば別だが、本巻は不味い方の典型ではある。

  • 201508 完読

  • 個人的に当シリーズ読書再開したばかり。おもいのほか面白かった。しかしマリーノが相変わらず惨め担当官て感じで 本作いつにもまして扱い酷い気が。この人間関係への幸福な決着を目撃したくてつい続きを読んでしまうが、きっと作者の目の黒いうちはマリーノは幸せにならないんでしょうね。

    あとやっぱりこれの前の話も読んでないな私

  • シリーズ15作目。ちょっと惰性で読んでる部分もあるけど、読んでる最中はやはり面白い。
    が、毎回毎回本当に腐ったやつが出てくるのよ。今作はむしろ犯人より悪どい人物が出てきます。
    あとマリーノの扱いがボロクソで悲しくなりました。
    優秀な刑事だったのに。口も態度も悪かったけど正義に忠実だったのに。
    シリーズとは言え作者の勝手で人物の設定も変わってしまう作品なのですが、今回はちょっとやり過ぎだなと思いました。
    ローマのハンサム法医学者オットーさんの出てくる意味があんまり無かった気がします。行動怪しいのに、放置。
    あと今まで以上に全くケイに共感できませんでした。検屍官としての主義ですら消えてきてる。ただのエンタメ小説になってきてるのは残念。

  • すっきりしない結末だな。大丈夫か?

  •  ローズが衰えたなあ。でもまだ女なんだなあ。

     精神科医が病んでいると恐いなあ。

  • (上巻より続き)

    ひどいことをしたけど、
    マリーノにはちょっと同情しちゃうので、
    是非助かってほしい。

    ケイとベントンの関係も、だが、
    ローズもガンで、でも最後の一花を咲かせてるし、
    気になるところ。
    ミステリー部分は、ある意味どうでもよくなってる。

  • 1番怖いのは生きてる人間ですね。。。
    サスペンスならもっと登場人物を絞った上で、チーム一眼となって一つの事件にたちむかうような痛快さが欲しい。
    病んでしまったマリーノの行方は気になりつつ次回作へ。
    今回はブルが一番可哀想(笑)

  • ついに下巻。
    所々に散りばめられたプロットが最後につながる。

  • レビューは上巻にて

  • かなり久しぶりにスカーペッタシリーズを読んだけれど,昔夢中になって読んだ時の感動が全くよみがえってこなかった。
    ケイがあまり魅力的ではなくなっている。ポジションの変化のせい?
    またなによりも,訳が不自然で。。。定評のある翻訳者であることは分かっているけれど,特に会話の部分の話し方に違和感があり,それが読み進めるネックになった。4割くらいは読み飛ばしてしまった。。。

  • 中国、大連などを舞台とした作品です。

  • ≪内容覚書≫
    イタリアで起きた殺人事件の犯人の正体に近づいていくスカーぺッタ達。
    かつての因縁があるドクター・セルフ。
    そして今回の犯人、サンドマン。
    マリーノの新しい彼女。
    情報を遠まわしに提供する精神科医。
    スカーペッタのモルグに運ばれた身元不明の少年。

    彼らは、この一連の事件に関係があるのか。

    ≪感想≫
    メンバー交代の一作、なのかな…。
    マリーノは姿を消し、ローズは末期がん。
    代わりに現れたのは、ストーカのようなオットー大佐と、
    雑用は得意だが、不器用そうな人生を送るブル。

    最後、ケイを助けたのは、オットー大佐のように読めたが、
    なんで彼があそこにいたのか、書いてあった、かな…。
    ……ストーカー??

    主役側も犯人側も、好感を持ちにくい人間がたくさん。

    アメリカってこんな怖い国なんだ…と思わされてしまう。
    実際のアメリカとのかけ離れ具合が気になってきたシリーズ。

    とりあえず、マリーノには、痩せてすごくいい男になって、
    ケイのピンチを颯爽と助けにきていただきたい。
    年齢的に、厳しいが、多分、やってやれないことはないはず。

    マリーノのためにも続きを読もう。

  • 登場人物が完璧じゃないのは、身近に感じて現実味があるのかもしれないけど、やっぱりお話なんだからどこか完璧でいてほしい。ケイはいつでも颯爽としていてほしいし、ルーシーは気高くあってほしい。マリーノには、何があってもケイの味方であってほしかった。何処行っちゃったんだよマリーノ…。ベントンはどうでもいいけど、マリーノは心配だ。

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著者プロフィール

マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった。他に、『スズメバチの巣』『サザンクロス』『女性署長ハマー』、『捜査官ガラーノ』シリーズなど。

「2015年 『標的(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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