凱歌の後 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062759441

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  • 全1巻

  • 楚漢戦争その後の粛清を描いた傑作です

  • 漢帝国建国後の物語。統一に功績があった臣を呂氏が次々に粛清していく。呂氏の恐ろしさがわかる一冊です。

  • 漢王朝初代皇帝・劉邦を取り巻く9人を描いた短編集。

    劉邦にあんまりピンときていなかったが、粛清の嵐で怖い。特に正妻が怖すぎる。
    それでも劉邦は魅力的な人物だったのかなぁと思える。

  • 古代中国史の偉人伝を次々と発表している著者。しかも、その人選が結構マニアックなのだ。「光武帝」とか「司馬仲達」とか。本書の登場人物はそのマニアックさでも1,2を争う。

    超有名人の項羽と劉邦の対決「垓下の戦い」が終わり、項羽の死から劉邦の死までのわずかな期間に滅びてしまった9人の劉邦の配下と側室たちの運命を描いた短編集。

    メンバーは、臧荼、曹姫、韓信、趙姫、彭越、薄姫、鯨布、威姫、盧綰。どれも「誰?」ってカンジだ。

    熾烈な対項羽戦が決着し、彼ら劉邦側は恩賞を得るが、休む暇はない。劉邦とその妻一族の猜疑心に備え、ひたすらに劉邦への忠誠をアピールする努力が求められたのだ。しかし、戦乱の世に生き残った彼らにそんな余力も能力もなく、次々と粛清される。短いが、残酷でギスギスした時代だ。

  • 9784062759441  469p 2008・1・16 1刷

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著者プロフィール

1949年倉敷生まれ。同志社大学文学部卒。印刷会社に勤務しイラストレーターとしても活躍。96年『霍去病』でデビュー、98年『白起』で注目を集める。『項羽』『呂后』『光武帝』『始皇帝』『仲達』『煬帝』など中国歴史小説を中心に作品多数。短歌結社「玲瓏」発行人も務める。

「2012年 『仲達』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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