高く遠く空へ歌ううた (講談社文庫)

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  • 講談社 (2008年2月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (277ページ) / ISBN・EAN: 9784062759731

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

生きることや死ぬことについて深く考えさせられる物語が描かれています。悲惨な状況や凄惨な場面もさらりと表現されており、読者には優しさや温かさが心に残ります。主人公ギーガンや周囲の子どもたち、大人たちの魅...

感想・レビュー・書評

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  • 悲惨だったり、凄惨だったり・・・書き手によっては、キツイことになりそうな話を、これまたさらりと書いて、印象として残るのは、優しさや温かさ、というね。。。 それでいて、生きること、死ぬこと、について、ふと立ち止まって思い巡らす、なんてことをしてみたくなったり。普段は心の奥底に眠っているような事柄を、小路さんの作品を読むと思い出し、引っ張り出して眺めてみたりすることがあるんですよね。

  • 後半の展開 (謎解き) にはもやもやと疑問が残るけど、主人公ギーガンやその周りにいる子どもたち、そして大人たちも魅力的。

  • ほんわかとした優しいミステリーだった。人は自分を映し出す鏡。ミステリーそしてではなく、大切なものを見直すための優しい物語として、もう一度読みたい。

  • 死人が多く出る町。
    なぜか死体をよく発見してしまう義眼の主人公。
    ミステリーに見せかけたファンタジーな感じでした。最後まで読んでも、ファンタジー的な要素のところは観念が難しかったです。

    バットを振ってギーガンに怪我をさせてしまったルーピーに「野球やめるなよ」とお父さんが言うところが素敵でした。
    あと、感情のはあるけれどそれを自分で認識できていないギーガンが、泣くところで私も泣きそうになりました。

    このところ小路さんの本ばかり読みあさっているのだけれど、どれを読んでも人物たちがみんな、読んでいる最中頭のなかに生き生きと存在しているから面白いんだろうな、と思います。

  • 2014/11/8図書館から借りてきた。
    興味深い言葉だ。
    「好き」
    「好きな人には、何かをしてあげたいよね。喜ぶ顔が見たいよね。そういうもんだよ。」
    「そうですか」


    私も、子供の頃、何も世間を知らない自分が、段々と世間というものが、明かされて、開けていく様な物語でした。その頃の自身の過去の記憶を思い起こす作品です。解説者はそれをノスタルジーと言っています。

  • 街にまつわる七不思議なような謎に少年がまきこまれ、成長していきます。
    その過程がとても切ないなって思いました。

  • 沢山人が死ぬのに、淡々と粛々と進んで行く、どこかほんわりして切ない物語。

  • 『空を見上げる古い歌を口ずさむ』の続編(?)。ベイサンとの会話で『空を』の後日やと分かる。人物名を忘れてしまったので『空を』が手元に無くて確認出来ないのが辛い。 3作目は無いんかな?その後のギーガン達が気になるし、鎌倉のばあちゃんとか黒いコートの男とか何者なのか気になる。 自分も子供の頃は自転車のスタンドは使わずにガシャンと倒して置いてたんで懐かしかった。 不満は残るけど好きな作品でした。

  • 義眼の少年が、数々の死体の第一発見者になる。
    そんな血生臭いと思われる物語の始まり。

    しかし、そこは小路氏。
    距離感の取り方が上手く、陰惨な雰囲気はまるでない。進んでゆくに連れ、そのどこにでも漂う温かさ。

    彼が描く物語には、いつも温かさがともなう。
    本書に限っては、日常に忘れた何かを思い出させてくれる一冊。

    児童文学に向いていると思う。

    随所に出てくる、音楽や本を見ると彼らしさを感じられる。

  • 空を見上げる~の続編的作品。ただ前作と比べるとスケールダウンは否めない感じ。悪くはない。悪くはないんだけど切なさ、哀愁感がちょっと足りないか。

  • この世界観好き。

  • 2012 2/24

  • ほっこりなのか?ホラーなのか??

  • 不思議だけれど、いるのかもしれない、という現実感が漂うのは、その存在が常に正さを主張するようなものではないからなのだろう。
    世界には表と裏があるけれど、どちらが表なのかなんてわかりはしない。
    そして、必ずしも、表がいつでも表でいることができるわけでもないのだ。

  •  もうちょっとホラー・サスペンスに振って掘り下げていくとか押しが欲しかったかも。全体を通して今一つ物足りなさを感じました。でも、このほっこり感は好みの分野なので★3つです。

  • なぜか死体を見つけてしまう少年・ギーガン。そして町で起こる不可解な事件。少年たちは少しずつ、事件の謎に近づいていく。

    「空を見上げる古い歌を口ずさむ」の第2弾。といっても私はこちらを先に読んだんだけど十分楽しめました。小路作品の登場人物はみんなキャラクターがはっきりしていて魅力的。そしてとても優しい。だからすごく優しい気分になれます。でも、物語の謎の部分ははっきりせず、もうちょっと説明がほしいな~というところ。このくらいの余韻を楽しむべきなのかもしれませんが。

  • ギーガン、ルーピー、ベイサンとあだ名だけで、毎日がドキドキのあの頃を思い出す。
    最後にあのシリーズだったのかと気付かされるぐらい、一物語として完成度は高い。
    「暗い日曜日」のエピソードを絡めるところが、小路氏の巧さと思う。

  • [2011.06.23]<再読>

  • 不思議な話だった。不思議な力を持つ少年と彼を取り巻く人たちの話。彼に、不思議な力があると話せる人がいて、支えてくれる人がいてとてもよかったと思った。

  • 小路氏の作品に共通する「優しさ」とか「懐かしさ」は健在。シリーズとして続きが読みたくなりますね。

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著者プロフィール

一九六一年旭川市生まれ。札幌の広告制作会社に14年勤務。退社後執筆活動へ。
二〇〇三年『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』(講談社)でデビュー。著書に『HEARTBEAT』(東京創元社)、『東京公園』(新潮社)、『東京バンドワゴン』シリーズ(集英社)など。ほかに『うたうひと』(祥伝社)、『空へ向かう花』(講談社)、『brother sun 早坂家のこと』(徳間書店)などがある。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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