岳飛伝(四) 悲曲篇 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 97
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062759748

作品紹介・あらすじ

戦乱の果てに和約成立!だが平和の時は短く天下の大英雄に憎むべき陰謀が迫る!

常勝・岳家軍の活躍により、金との間に和約を結んだ宋。だが、各地の賊魁を討ち取る戦いは続いていた。その隙を突き、宿敵・兀朮(ウジュ)は100万と号する大軍を率い、再び侵攻を開始する。さらに、奸臣・秦檜(しんかい)のおぞましき罠が、岳飛や長子・岳雲に迫っていた。中国史上屈指の名場面が連続する、一読三嘆の第4巻!

感想・レビュー・書評

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  • 再読。

    岳飛、ちょいちょい人選誤りすぎ。
    そして愚直過ぎ…

    ささ、次巻へ。

  • ウソだろ、と思えるくらいおかみに忠実で、下には厳しい岳飛だけに、イマイチ英雄としての魅力に欠ける気がしてならんけど、シンカイに計られて死罪に追いやられるシーンとかはさすがに無念を感じる。ギューコーが仙人と会ったり、何か突拍子もない場面が唐突に出てきたりで、ちぐはぐな雰囲気が満点と思ってしまいます。ま、こんなもんかって感じ。

  • 大きな戦いが続く、読み応え十分な巻で、これまでで一番おもしろく読んだ。

    が、後半での展開には驚愕!こういうことってありなんだな。

    結局、岳飛という人物の立派すぎるところが問題になっていくわめなんだけど、それにしても、自らの信念に、こうも多くの人を巻き込んでいいものなのだろうか。

    活劇のおもしろさとは裏腹に、少し考え込んでしまった。まあ、歴史的事実はうごかせないのだから、こうなるしかないのだけれど。

  • 2008/2/19購入
    2/24読了

  • 未読

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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