十津川警部「悪夢」通勤快速の罠 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.45
  • (4)
  • (6)
  • (9)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 70
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062759786

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 十津川警部と本間の二人の視点で語られている為、犯人は誰か、動機は何かといった事は考えずに読み進められる。どちらかと言えば本間の方に主軸が置かれている為、十津川警部は添え物に近い状態で描かれている。後味も悪いので、十津川警部の活躍が読みたい方にはお勧め出来ない一冊。

  • 面白かった。
    初西村京太郎だけど、読みやすい。

    やけに『、』が多いけど。

    十津川警部頭良すぎ。
    予想全部当たってるじゃん。

    ストーリー
    いつもの電車で、恐るべき悪夢が男を襲う 東京を横断する中央線で八王子から都心まで通うサラリーマンの本間。ある終電で彼と乗り合わせた顔見知りの男が殺されて……都会に仕掛けられた罠に十津川が挑む

  • やや面白い。
    あんまり考えずに読める一冊。

  • 十津川警部ものの中では,やや疑問の多い作品。
    殺人事件の犯人だと思われる人をその前に見ていたのに,
    知らないと証言した通勤快速の同乗者。

    恋人に知り合いが一緒にいるとメールされていた。

    殺人事件だから,何があってもおかしくないが,
    軟弱な対応から,殺人にまで至る敬意がうれしくない。

    たしかに,こういうこともありうるだろうなという話ではあるが,
    西村京太郎が書く必要があったかどうかは疑問が残る。

  • 十津川が出てきてても推理がほとんどない
    ヒネリもなにも無かった気がする

  • なんの伏線もなくただの本だった


  • あらすじ:
    本編は、「著・西村京太郎氏」十津川警部の事件簿シリーズの一つ。
    舞台は、東京の通勤の大動脈となっているJR中央線の通勤電車。
    主人公は平凡な中年サラリーマンで、妻とマイホームで二人暮らし。
    この何気ない通勤電車で事件が起こり、その事件がきっかけで
    主人公が大きな事件を起こしてしまう。
    その事件の捜査をお馴染みの十津川警部という名刑事が、
    独特の推理方法で解決していくというサスペンス。

    感想:
    本作品は全8編という構成なのですが、3編目という割と
    序盤で犯人が誰なのか分かってしまうという、サスペンスでは
    何とも奇抜な珍しいストーリーとなっています。

    序盤で犯人が分かってしまうのかと面白味に欠けると思いきや、
    とてもそんなことはなく、犯人の心理描写や事件を解決へと導く
    十津川警部の名推理。事件のきっかけとなる登場人物や
    活字からその状況がイメージされる背景など。漫画ではなく
    小説という活字の世界なのに、漫画のように読者にイメージが
    伝わりやすい世界観が繰り広げられます。

    「サスペンスものはちょっと・・・」とあまり読まれない方でも、
    舞台が通勤電車ということもあって、我々会社員にとっては
    入りやすい世界でもあると思いますので、是非手にとって
    読んで頂きたいお勧めの1冊です。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西村京太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×