蠱猫 人工憑霊蠱猫 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062759892

感想・レビュー・書評

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  • 司書の美袋小夜子と大学生の白石優の話が後半に交差してたちまちド派手な人間・妖怪が入り乱れた戦いになる。最後の場面までは、「本草霊恠図譜」という本が人工慿霊を生みだす装置になっているだとか、大学生たちが鬼神についてのデーターベースを構築してごちゃごちゃ揉めるという何だかじりじりする展開だとか、一体この物語はどこへ行くのという感じだったが、それが意外と面白かったりしてね。

  • 面白い。シリーズが何冊もあって、後の巻ほど手に入りにくいから、多分続かなかった人が多いんだろうけど。無駄な詳しさに愛を感じる。飽きるのと読み切るのとどっちが早いかなー。

  • 鬼神を具現化する書物を巡り、有鬼派と争う怪異バトルアクション。

    作中での鬼神論や怪異に関する解説、議論がとにかく濃くて面白い。
    著者が怪異の研究家で、その圧倒的な知識量に基づく記述は非常に読み応えがあります。

    人工憑霊蠱猫シリーズの第一巻ということで、物語としてはまだ序章。
    主人公である美袋小夜子、白石優の能力が発現するとともに、有鬼派との対立が明らかになり、本格的に争いが始まるというところで一巻が終了。
    物語が動き出し、面白くなってきたところなので、続きが気になります。

  • うわ、全然面白くなかったあ。。つまらなくはない…多分。
    化野燐という作家さんは聞いたこともなく本当に適当に選んで読んだのだけど…全体的にデビュー作か?という感じの素人感?(素人ではないようですが)と物語に酔ってる感?がなんっか受け入れられなかったなあ。。ラノベ感かな。ラノベだと思って読めば受け入れられたかも。
    話も妙にあっちゃこっちゃ行っちゃうし。一応繋がってはいるんだけどなんっかまとまりない。
    そして全体的に浅い。薄い。なんでこの程度でそんなに傷つく?なぜ急に自分探しの旅みたいなのに出る?なぜ急にヒーロー心燃やして怒り出す?守れなかった玲子先生の話も大きなトラウマのように描かれてるはずなのに肝心のストーリーうっす。かっる。
    あと最後に一つ。改行が謎!
    シリーズものだと知らずに読み始めてしまったけど次作は読むか悩むなあ。内容的には面白いはずだけど書き方とか構成が受け入れられないから読まないかも。

  • 再読。

    王道の伝奇小説。
    色んな書物と妖怪の名前が出てくるだけでテンション上がる。
    プロローグ中のプロローグ、白澤の幻視シーンは長すぎ。
    白石の凹み具合には共感できず、そこまで落ち込むことなの?

    文庫版特別付録は軽くネタバレありなので要注意。
    そんなことなので2巻以降の付録は読み飛ばしたままだったことを思い出す。

  • 扱っている内容は好み。
    なんだけど、文章がまどろっこしいというか、ストーリーがだるいというか…詰まんなくはないんだけど、話の展開が遅すぎて飽きる。
    しかも、えーこれで終わり? な感じで終わってしまった…続き物のようなので、次はテンポよく進むのかな。
    この本はシリーズの前フリ的位置づけなのかもしれない。

  • 壮大なオープニング。
    登場人物紹介と、前日譚で終わってしまった感じです。
    とりあえずは、猫娘ファンにでも勧めておけば良いでしょうか。(^^;
    ま、続きを愉しみにってところで。

  • 妖怪を具現化する力を持つ禁断の書、『本草霊恠図譜』。図書館の片隅の古びた土蔵から、美袋小夜子(みなぎさよこ)がこの書を発見したことで、学園都市は戦いの舞台へと変貌する。“蠱猫とは? “有鬼派”とはいかなる者たちか? 穏やかで近代的な学園都市が激しく凄惨で果てない対決の嵐の中に。妖怪伝奇小説登場!! (Amazonより抜粋)

  • 文化人類学はけっこう好きで大学選ぶとき迷ったから、読んでてifが味わえた気がする。司書も憧れの職業ですのでなおさら。本業をいかした世界観作りがたまりません。
    まだまだ序章な巻ですが、激しくはまっていく予感…

  • 読み終えてからシリーズ物と気付いた。妖怪とか好きやから妖怪の名前が出る度に喜んだが、実際に登場するのは少なかったので悲しかった。所々で白石が過去を思い返してる記述になってる気がするのは気のせい?この1冊だけやったらネタ振りだけやから、とりあえず次も読みたい。

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