戦国連歌師 (講談社文庫)

  • 講談社 (2008年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (330ページ) / ISBN・EAN: 9784062759915

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

戦国時代の中で、連歌がどのように人々の心をつなぎ、高揚感をもたらしていたのかを探る物語が展開されます。主人公は、戦場のように厳しい連歌の世界で生きる弟子、友軌です。彼の目を通して描かれるのは、天下一の...

感想・レビュー・書評

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  • 戦国時代、乱世に何故連歌のようなちょっと優雅なものが・・と不思議に思っておりました。「武士はなぜ歌を詠むか 鎌倉将軍から戦国大名まで (角川叢書)」と本書である程度、理解出来たような気がします。連帯感と一種の高揚感が連歌で得られるのですね。
    著者のほかの作品と同様、主人公は滑稽で人間的、時に悲しい存在ですが・・・。最後には・・。
    師匠にあたる宗牧は実在の人物だそうで。不勉強で知りませんでした。そのまた師を辿っていくと古今伝授で有名な宗祇、東常縁まで行き着くのだとか。いやいや。岩井三四二さんはピンポイントで興味持っていることをテーマにして下さります。(気づくのが遅すぎますが。すみません)

  • 檀那方には連歌は遊びや。けどわしにとっては違うんや。連歌の席がわしの戦場や。ここからはもう逃げるわけにはいかんのや。
    平手をにらみ返すと、「願います」と友軌は句をうながした。

  • 天下一の連歌師・宗牧の東国への旅を、弟子の友軌の目から、旅の様子やさまざまな出来事を描いている連作集です。友軌の連歌師として生きていくことへの迷いや、戦国の悲惨さ、そしてときにユーモラスな場面を織り交ぜながら展開する物語で、自然と引き込まれてしまう良作です。

    2009.8.28読了

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著者プロフィール

1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業。1996年「一所懸命」で小説現代新人賞を受賞しデビュー。98年『簒奪者』で歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で松本清張賞、04年『村を助くは誰ぞ』で歴史文学賞、08年『清佑、ただいま在庄』で中山義秀賞、14年『異国合戦 蒙古襲来異聞』で本屋が選ぶ時代小説大賞2014をそれぞれ受賞。『太閤の巨いなる遺命』『天下を計る』『情け深くあれ』など著書多数。

「2017年 『絢爛たる奔流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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