- 講談社 (2008年6月1日発売)
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感想 : 11件
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Amazon.co.jp ・本 (311ページ) / ISBN・EAN: 9784062760041
みんなの感想まとめ
落語の世界を舞台に、女性落語家の成長と葛藤を描いた物語が展開されます。主人公の香須美は、自由奔放な真打ち・三々亭平佐の弟子として、落語への情熱を抱きながら奮闘します。物語の中で、禁断の噺を高座にかける...
感想・レビュー・書評
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意地はります。無理します。
縁あって三々亭平佐を師匠といたします前座の噺家、香須美と申します。
ひょんなことから自堕落な真打ち三々亭平佐の弟子となった香須美。
前座として愛する落語に情熱を注ぐ。
そんなある日、師匠が禁断の噺を高座にかけると宣言したから、さあ大変……詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
女性落語家のお話し+作者が急死、そして噺家が死ぬ落語というオカルト要素を含むお話し
オカルト要素いるかなぁ?
まぁ、師匠がとった因縁の解決方法は胸がすっとしたけど、禁断の噺の演出が気に入らん
それはそうと、古典落語って今や伝統芸能っぽい認識はされてると思うけどね
それでもまぁそもそも落語を聞く人ってのは少数派ですし
マンガ「落語心中」を読んでても思うんだけど、今どき落語に興味を持っても実際に聞きに行ける所って地方にはあまりないんだよね
名古屋なら大須演芸場? -
そんなになじみのないテーマの中で呪いとか入ってしまうと話がぼやけてしまう気が。「ええから加減」の方がよかったなあ。
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男女差別の激しい世界でがんばる香須美、落語の世界もなかなか笑ってばかりはいられない。師匠の型破りな芸風と性格に苦労しながらも、魅かれていく。
「ええから加減」も収録 -
本日読了為り
落ちがなかなか良かったですね。
途中で映画のデータをみたものだから、文章を読んでいてもついつい、キャラクターが俳優さんになってしまいましたが・・・・
おまけの小説もなかなかおもしろかったです。 -
落語ものって何かパターン化してる感じ。
じわっと温かいいい話、それだけ? -
同名映画の原作です。
心に深い傷を負い、落語界からもなかばスポイル状態のベテラン落語家。
その破れた師匠に振り回される女弟子。
なにを思ったか突然禁断の封印咄「緋扇長屋」を演るという師匠。
明治時代に新作「緋扇長屋」を書いた噺家は原稿を書き上げたまま死亡した。
そのまま行方不明となった「緋扇長屋」の原稿を手に入れた落語家が、その咄の途中で死んだのが昭和の初めころ。
40年ほど経って「緋扇長屋」を演った噺家もまたほぼ同じくだりで高座で死んだ。
その呪われた咄を40年ぶりに高座にかけようというテレビ局の企画にのったのが破れた師匠だった。
それなりに面白く読めるが、「緋扇長屋」の落ちは今ひとつ。
小説の落ちはそれよりは良い。
文庫に収録されているもうひとつの作品「ええから加減」は女性漫才師の物語。
少しほろ苦いが、こちらの方が読後感は良い。
私は古本で購入しました(苦笑) -
2009年5月16日購入
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ひょんなことから自堕落な真打ち、三々亭平佐の弟子となった香須美。前座として、愛する落語に情熱を注ぐ。そんなある日、師匠が禁断の噺を高座にかけると宣言したから、さあ大変…。大阪の女性漫才師の奮闘を描き、選考委員から満場一致で支持された、オール讀物新人賞受賞作「ええから加減」も収録。
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映画を先に観ちゃった。うん。原作は映画より面白い。しかし、原作が映画に劣っている点がひとつだけ…。原作にはミムラのビジュアルが付いていない。落語という演芸に対する著者の想いや考えが、香須美や三松家柿紅の言葉となって沢山出てくる。これらは映画の中の台詞としてはあまり使われていなかったが、落語を愛する自分としては我が意を得たりといった感じだ。これから寄席に行った時、前座で出てくる女性の噺家さんに対する見方は確実に変わるだろうな〜。入門編落語ノベルとしてお薦めの一冊です。やっぱ理論や哲学から入らないとね。うははは。
永田俊也の作品
