私はもう逃げない 自閉症の弟から教えられたこと (講談社文庫)

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著者 : 島田律子
  • 講談社 (2008年4月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062760249

私はもう逃げない 自閉症の弟から教えられたこと (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 就活で訪れた、自閉症の施設「しもふさ学園」からいただいた本で、本書にも「しもふさ学園」のことが載っています。

    一生懸命家族で、弟の自閉症がばれないようにしていた姿をみると、当時の障害に対する偏見も少なくはなかったんだと思いました。

    「福祉とは、お互いの理解から始まるのだと思う。」

    「人は、障害者だろうが健常者だろうが、誰だって奥深い。人はみな同じだ。そして、人は誰もが成長する力をもっているのだ。」

    「障害」ってなんだろうということについて改めて考えさせられました。


    成田という土地柄、遠距離だったこともあるが、二時間も遅刻してしまったにも関わらず広い心で選考を受けさせてくださって、しかも昼ご飯にお寿司までいただいたしもふさ学園さんに感謝です。
    しかも、自分のアスペルガー障害まで正直にカミングアウトしてしまって明らかに選考には不利な要素を作ってしまったにもかかわらず「電車遅れてパニックしたでしょ」と理解を示してくれてありがたかったです。

    つーか、受かる要素が全然ない・・・けれど、ここで働きたいなっていう気持ちはとても大きいです。車がないと生きていけないようなとんでもない田舎ですけれども、やっぱり行きたい!

  • この本を読み始めたきっかけは、小学校の時見たドラマを思い出し、原作を読もうと思ったからです。

    私自身も4つ下の自閉症の弟がいること、著者がオーストラリア留学を経験しているようなな国際派であることなど、共通点もあります。
    実際に読んでみると、
    本当にこれは私の人生を代弁しているのではないか、と思ってしまうほど、今までの私の悩みだったり経験したことが、ぴったり重なり、辛かったことを思い出して涙を流しっぱなし。
    わかる!わかる!とずっと心の中で思ってました。

    "弟がいなければ、
    私も普通の家庭に生まれたかった、
    こんな思いをするなら死んでしまいたい"

    弟のことは好きだけど.....
    そんな風に思春期ぐらいから思うこともありました。

    今、私は少し家族と離れて住んでいます。

    大学生になっても、家族から逃げたいと思ったことはあります。

    でもどこかで、
    お母さん大丈夫かな、
    私だけこんなに遊んでていいのかな、
    家族のことが心配になります。

    私は役立たずな娘だ、
    お母さんにばっか任せている。

    過去は後悔だらけです、
    でも私も私なりに必死でした。
    誰も自閉症の弟のお姉ちゃんの在り方なんて教えてくれません。

    そんな私にこの本は、
    希望と安心感を与えてくれまさした。

    自閉症は、ひとことでは言い表せません。本当に、個性があります。

    この本は、家族の視点から自閉症というものについて描かれているので、専門書などよりも、身近に自閉症を感じることができるのではないでしょうか。

    母と弟を身近で見てきました。
    母も未だに毎日が試行錯誤です。私たちを育てた、母を本当に尊敬しています。
    そんな私ができることは、
    だいすきな学校という場所で、
    自分の経験を生かし、
    母のような悩みを抱えるお母さんたちを助けることです。

    そして姉として、
    彼より長生きしたいと思います。


    この本に出会えてよかった。

  • 自閉症の弟を持つ著者やその家族の葛藤、そして弟の成長過程について綴られた本。


    大学4年生のとき、ひょんなことから参加した自閉症やダウン症の子どもたちをキャンプに連れていく活動の記憶がよみがえってきた。


    ご両親が口を揃えてもらしていた言葉は、「私たちが老いて死んでしまったあとに残されるこの子たちはどうなってしまうんだろう」ってこと。彼らを支えられる兄弟がいる家庭ならまだしも、一人っ子だったり、兄弟揃って知的障害を持ってる子だったり、この先が不安でたまらないという声も多々。


    「人は、障害者だろうが健常者だろうが、誰だって奥深い。人は皆同じだ。そして、人は誰もが成長する力を持っているのだ」


    色々考えさせられた。そして、もっと考えなくてはいけないと思った。

  • 同じ境遇(自分の場合は兄がそう)の話を読むことができた。
    かなり合致することもおおく、何とも言えない気持ちになった。自分の場合はまだ答えが見つけ切れていないが、本格的に向き合わなければならない状況であることだけは確認できた。

  • きょうだいがどのようなことを考えているのか、どうなっていくのかを知りたくて読んだ。

    自閉症児を抱えた家族の苦労、障害者施設の「親による」設立などが分かりやすく描かれていた。

    島田さんにとってはこの本を書くことが、もう逃げないという意志の表れの最たるものなのだろう。

    私としてはきょうだいの葛藤をより良く見たいと思っていたので少し物足りなかった。

  • 家族からの視点は新鮮で貴重だ。どう関わっていくことが出来るか、どう関わるべきかと考えさせられる

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