新装版 密閉教室 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.28
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本棚登録 : 334
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062760270

作品紹介・あらすじ

教室にあるはずの48の机と椅子がすべて消え、代わりにコピーされた遺書と級友の冷たい骸だけが残されていた。しかも密室で。自殺か他殺か。高3で、推理マニアの工藤順也はこの謎に果敢に挑むのだが…。本格ミステリの甘美な果実にして、瑞々しい青春小説。法月綸太郎のデビュー作にして、不朽の名作。

感想・レビュー・書評

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  • 法月綸太郎デビュー作。ドラマチックだとは思うけど最近の作品と比べて表現がくどい感じがした。序盤は正直そこまで面白くないけど怒涛の終盤のためにも最後まで読むべき作品だと思った。

  • 初めは平坦、最後は急激。xcosxみたいな。
    推理小説のネタがふんだんで、元ネタを読みたいなと思った。

  • 好みのトリックだった。クライマックスは新聞部室とその直後は好みだったけども、いまいちスッキリしなかった。

  • 密室の中で死んだ生徒は自殺か、他殺か。机と椅子が全て移動された理由とは?
    おおっ、と驚くほどのトリックではないが、重ねてひっくり返してきて、なんだかスッキリしないところにスッキリするというか。
    ともあれ、青春時代は痛いものだっていうことか。

  • 木を見るより森を見ろという内容で、48個もの机と椅子が消失した事それ自体よりも、何故そんな大掛かりな仕掛けが必要だったのかという所を考えながら読んでいても真相は中々読めませんでして。
    しかも二転三転する真実。振り回されて疲れましたが、面白かったです。

  • 法月綸太郎氏のデビュー作。
    文体、構成、展開、人物、どこをどう切っても、いかにも、という趣きが漂う。
    もちろん本格ミステリーにカテゴライズされるので、単純に先が気になって苦痛なく読み進めることはできるのだが、じゃあ披瀝される各種明かしや、二転三転するラスト近くの展開に素直に感嘆できるのかというと、それは別の話。
    クライマックスに仕掛けられた種々の捻りが物語にとって必然性のあるものとは感じられらなくて、乱暴に言ってしまえば、細工のための細工、のようなものになってしまっている。
    そこらへんも込みで、いわばゲームとして読者の方も楽しむことを求められているのかもしれないが、それでいて結末は含みを持たせたまま了となっているし、あくまでリアルな、そこらへんでひょっとしたら私たちも出くわしてしまうかもしれないような非日常を期待すると、肩を透かされてしまう。

  • ☆3.3
    密閉された教室の真ん中にクラスメイトの死体。消えた48の机と椅子。犯人は誰?

    一回読んで、初めからまた読みたくなる本。伏線を回収しながらもう一回読みたい。

  • 物語がゆっくりとしたテンポで進み、様々な角度から検証が試みられていているので、じっくりと推理に取り組むことが出来ました。
    教室から全ての机と椅子が消えてしまうという大胆な謎は面白いですし、その理由はある程度納得がいくものでしたが、トリックは現実的に実行可能なのかなど、ツッコミたくなる箇所が多く荒削りな印象でした。

  • 法月氏の作品が面白いと感じたのは、ポオの時代からディクソン・カー他数々の推理作家を経て語り尽くされたと思われる「密室」にデビュー作から敢えて挑んでいる事と、本格推理に強い拘りがあり他の作品に於いてもぶれが無い事でしょうか。
     それから、もう一つ言うなら、悪戯に読者への恐怖心を煽らない事ですね。因みに法月氏は、エラリー・クイーンの作品に傾倒しているようです。

     さて、この作品は小説のはじめぐらいで、だいたい犯人が分ったように思えるところなのですが、実は意外なところに落とし穴があるのです。
    たぶん、誰が読んでも分かりますよ・・・。逆に言えば、分かるように読者を誘導して謎を解かせる意図が垣間見えるのです。
     そういう風に感じさせておいて、一読して無意味で無駄な廻り道の話も後半の謎解きを論理的させていますね。流石だと思いました!
     面白い作品です。お薦めします!

    (余談ですが、探偵役が論破されてしまった) トホホ・・・(T_T)!

  • うーん、登場人物の台詞回しがおよそ現実離れしていてなんか違和感。自己陶酔的な、文学少年がかぶれて書きましたみたいな。生首にきいてみろとか頼子のためにとか読んだことあるしそのときはあまり違和感とかなかったからこの作品だけなんだろうか。

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著者プロフィール

1988年10月、『密閉教室』でデビュー。

「2017年 『7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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