- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062760270
作品紹介・あらすじ
教室にあるはずの48の机と椅子がすべて消え、代わりにコピーされた遺書と級友の冷たい骸だけが残されていた。しかも密室で。自殺か他殺か。高3で、推理マニアの工藤順也はこの謎に果敢に挑むのだが…。本格ミステリの甘美な果実にして、瑞々しい青春小説。法月綸太郎のデビュー作にして、不朽の名作。
感想・レビュー・書評
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事件の真相がつまびらかになるにつれてスケールが拡がっていき、何もかもが中途半端になった印象
途中支配者然とした厨二病が登場したあたりから物語が陳腐なものと感じ若干冷めた -
法月綸太郎のデビュー作。
文章の表現が独特であり推理や容疑者が二転三転していくため読者によっては読み慣れないかもしれない。 -
20年ぶりの再読。
48組の机と椅子が教室から消えた謎はなるほど。でも工藤くん始め、高校生こんな会話するのか??とか、こんなに捜査に加わらせてもらえるのか?とかいろいろ疑問を挟みまくってしまった…
でもすごく懐かしさを感じた作品。 -
法月綸太郎デビュー作。ドラマチックだとは思うけど最近の作品と比べて表現がくどい感じがした。序盤は正直そこまで面白くないけど怒涛の終盤のためにも最後まで読むべき作品だと思った。
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初めは平坦、最後は急激。xcosxみたいな。
推理小説のネタがふんだんで、元ネタを読みたいなと思った。 -
好みのトリックだった。クライマックスは新聞部室とその直後は好みだったけども、いまいちスッキリしなかった。
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密室の中で死んだ生徒は自殺か、他殺か。机と椅子が全て移動された理由とは?
おおっ、と驚くほどのトリックではないが、重ねてひっくり返してきて、なんだかスッキリしないところにスッキリするというか。
ともあれ、青春時代は痛いものだっていうことか。 -
木を見るより森を見ろという内容で、48個もの机と椅子が消失した事それ自体よりも、何故そんな大掛かりな仕掛けが必要だったのかという所を考えながら読んでいても真相は中々読めませんでして。
しかも二転三転する真実。振り回されて疲れましたが、面白かったです。