水車館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

  • 講談社 (2008年4月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784062760324

作品紹介・あらすじ

仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館、水車館。1年前の嵐の夜を悪夢に変えた不可解な惨劇が、今年も繰り返されるのか? 密室から消失した男の謎、そして幻想画家・藤沼一成の遺作「幻影群像」を巡る恐るべき秘密とは……!? 本格ミステリの復権を高らかに謳(うた)った「館」シリーズ第2弾、全面改訂の決定版!


「『十角館』に勝るとも劣らず衝撃的な作品」――有栖川有栖(本書解説より)

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

本作は、異形の館「水車館」を舞台に、過去の惨劇が再び繰り返される様子を描いた本格ミステリです。孤独な美少女と仮面の当主が住むこの館では、密室から消失した男の謎や幻想画家の遺作に秘められた恐るべき秘密が...

感想・レビュー・書評

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  • 著者、綾辻行人さん(1960~)の作品、ブクログ登録は、5冊目。


    で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。

    ---引用開始

    仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館、水車館。一年前の嵐の夜を悪夢に変えた不可解な惨劇が、今年も繰り返されるのか?密室から消失した男の謎、そして幻想画家・藤沼一成の遺作「幻影群像」を巡る恐るべき秘密とは…!?本格ミステリの復権を高らかに謳った「館」シリーズ第二弾、全面改訂の決定版。

    ---引用終了


    本作は、館シリーズの第2作になります。
    その館シリーズは、

    第1作 「十角館の殺人」(1987年)
    第2作 「水車館の殺人」(1988年)
    第3作 「迷路館の殺人」(1988年)
    第4作以降は、省略。

  • 館シリーズ、第2作。
    「十角館」の建築家中村青司が手掛けた「水車館」。人里離れた山中に孤高にそびえる。そこで、2年連続でおきる殺人事件。
    過去と現在を交差させながら、事件が進む。
    水車で発電している大きな建築物。周木さんの堂シリーズにも負けてない。
    画家の子息の邸宅で、その作品を収集している。とすると、風森さんの渦巻く回廊の鎮魂歌。きっと、皆さんに影響を与え続けているシリーズなのだと思います。
    そして、ちょっとノスタルジックな雰囲気が良い。
    探偵役に前作から続けて、島田潔を迎える。ということなら、やはり、順番通りに読まないとですね。
    事件そのものだけでなく、犯人の直接の動機となった事故や幻想作家の遺作の存在も、さすがでした。

    • 土瓶さん
      もうスッパリ忘れてるから読み返すのもありかな。
      もうスッパリ忘れてるから読み返すのもありかな。
      2023/11/03
    • おびのりさん
      そうそう。そして、最新作までたどりつければと思ってます。
      そうそう。そして、最新作までたどりつければと思ってます。
      2023/11/03
  • 今回もまぁ見事な不穏な雰囲気ムンムンの開幕。
    焼却炉、バラバラ死体、仮面の舘主人、ラプンツェルさながらの謎の美少女。どこまで裏切られるかが私の楽しみだったが、レビューを見る限り見聞色の覇気の開花に目覚めた読者は多いようですね。

    私はというと、動機とトリック詳細から解明まで、頭が回るはずもなく終盤は我ながら引くレベルで食い気味でした。

    2年で4人が亡くなり1人が行方不明。
    生死のわからぬ亡霊に脅える主人の姿に自分の推理に自信が無くなる。個人的には十角館よりも好きです。

    そして前作、苦手なタイプだった島田さんがイケメンに変貌を遂げていた。犯人からすれば、こいつさえ居なければでしかない彼のズケズケスタイルが一周回って好きになった。何故か脳内再生は乞食風のアメリカンヒーローなのだが...(苦笑)

    理論的を投げ捨てた着地点に感動。
    死してなお現世の人間を魅了させ1年前の事件を引き起こし、そしてまた現世の者達によって何かが起ころうとしている。その亡き者一成画伯の妖気じみた雰囲気がおぞましい。

    どうしてもケチつけるなら、腑に落ちないのは執事倉本の鈍感さです。しゃきっとせんかい!

  • 館シリーズ第2弾

    過去の事件とそれから1年後の現在を行き来しながら話は進んでいく。
    過去におきた嵐の中の転落、失踪と殺人事件、絵画の消失。そして、現在でも殺人事件がおこってしまう。私は読めば読むほど謎が深まるばかりでした。それだけに、島田潔により真相が明らかになる場面は一気に読んでしまいました。
    真相を知ると、もう一度読みたくなる。読み返してみると、何気なく読んでいた文章の意味が、さらに深いものになっている。違うものになっている。あぁ、、、そういう事だったのか。ため息が出る。

    建築家中村青司の設計した『水車館』藤沼紀一の描いた『幻影群像』どちらもこの殺人事件をさらに不気味に、そしてどこか幻想的な物にしている。無いのは百も承知だけど、見てみたいわー

  • おもしろかった〜。
    ヤスさん、読みましたよ❢
    なるほど、刊行順に読まないとダメですね(^^)
    なかなかのトリックでストーリーも良かった。

    • ヤスさん
      不意に見覚えのある名前が出てきて驚いた〜!
      しかり、受け止めました笑
      個人的にはここから尻上がりに面白くなると思いますよ!
      ぜひ読破しましょ...
      不意に見覚えのある名前が出てきて驚いた〜!
      しかり、受け止めました笑
      個人的にはここから尻上がりに面白くなると思いますよ!
      ぜひ読破しましょ(^-^)/
      2025/08/24
    • misa.misaさん
      こんばんは!
      コメントありがとうございます。
      私もゆきみだいふくさんの本棚見て似てるなって思ってました。嬉しいです!
      次読む本など参考にさせ...
      こんばんは!
      コメントありがとうございます。
      私もゆきみだいふくさんの本棚見て似てるなって思ってました。嬉しいです!
      次読む本など参考にさせてもらいます♪
      2025/08/31
  • 今年最後の作品は本格ミステリで締めたい、と思い手に取った。これにしよう、と決めた時からもうワクワク感が止まらない!館シリーズはそんな期待感を持たせてくれるのが魅力だと思う。読み始めてからも夢中で読んだ。

    やっぱり安定の面白さ。そして構成が綺麗。過去と現在の対比や、その描写の差異だったり、冒頭のプロローグが中盤に繋がったり。トリックや真相は予想の範疇で衝撃度は薄かったけど、不穏な洋館の空気感や、事件の行方を楽しむことができた。

    また他の館にも是非行ってみよう!
    皆様、良いお年をお迎えください☆

  • 伏線を見逃すまいと必死に読んでいった結果…
    結局犯人はわからない笑。わからないなりにも予想しながら読めるし、内容も複雑ではないのでとても読みやすい作品。今年は館シリーズ制覇が目標。

    • mariさん
      こんばんは♪
      私も今年こそは館シリーズを読み終えたいと思っています!暗黒館の壁がとても高いですが…
      共に越えましょうね( *˙˙)b
      こんばんは♪
      私も今年こそは館シリーズを読み終えたいと思っています!暗黒館の壁がとても高いですが…
      共に越えましょうね( *˙˙)b
      2025/02/15
    • ヤスさん
      >mariさん

      コメントありがとうございます!
      4冊ですもんね…
      連休に一気読みしてやりますよd(^_^o)
      >mariさん

      コメントありがとうございます!
      4冊ですもんね…
      連休に一気読みしてやりますよd(^_^o)
      2025/02/15
  • ミステリー書評
    読書レベル 初級〜中級
    ボリューム 420頁
    ストーリー ★★★★
    読みやすさ ★★★★★
    トリック  ★★★
    伏線・展開 ★★★★★
    理解度   ★★★
    読後の余韻 ★★★★

    「なるほど、つながったなー」と読後に口から漏れました。じっくりと張り巡らされていく数々の違和感(伏線)がラストでまとめて回収されていく様は、まさにフリーフォール!
    ネタバレになるので、ハッキリとは書けませんが、執事!さすがにあんたは気付くだろー(笑!

  • シンプルだからこそ、濃厚なミステリの世界観。設定から登場人物達まで、いかにも事件が起きますよ、と言わんばかり。これがいいんです。

    ちょっとしたサプライズはあれど、全く予想外というわけではない。サプライズが食傷気味になる時もあるので、これまた丁度いい塩梅に感じました。ただただミステリ読書に浸りたい時にオススメできる小説です。

  • 「あーっ!」
    「はあー!」
    最後のページを読んだ感想です。全部がそこで繋がりました。
    途中で犯人は誰なんだと、犯人を知りたい気持ちに勝てず、ググりました。
    犯人がわかっていても、全然楽しめました。知っていたから落ち着いて読めたかもしれません。
    先が知りたくて、読み急いでしまう。
    最後に打ちのめされた。

  • 館シリーズ第二弾
    今回も中村清司が建てた館で次々と殺人事件が起こる。
    館の構造把握や登場人物がなかなか覚えにくくて図と紹介部分にずっと付箋貼ってた…。

    解説の有栖川さんも仰っていたとおり、今回はベタベタなミステリーという具合で、正直トリックもだいたい予想がついた。
    あと館に名探偵、怪しい住人、商人、医者、教授など集結すれば、かの有名なお髭の作品がチラつく。

    ただ前回に引き続きスピード感やいっきにトリックが解き明かされる最後の畳み掛けは食い入るように読みきった。
    読んだあとの満足感は最高!
    次の館が楽しみ。

  • 館シリーズは自分もその館にいるような没入感が楽しくて大好きな作品。
    表紙イラストの怪しげな館を参考にして、水車館と登場人物を想像しながら読み進めていくワクワク感がたまらない。
    水車館はわかりやすい伏線が張ってあるけど、そこがわかっていても最後まで面白い。
    単に誰が犯人か?とか、どんでん返しに驚くということよりも、水車館で繰り広げられる怪しげな非日常感を楽しむ作品だと思った。
    現在と過去を行ったり来たりするので、その揺さぶられる感じも飽きることがなかった。

    クライマックスを早く読みたい気持ちもあるけど、水車館ワールドが終わってしまう寂しい気持ちの方が大きくて、一気には読まずに大切に読んだ。
    館シリーズのような非日常で小説ならではの雰囲気を体験することができる作品が自分は好きなんだと改めて気付いた。
    十角館→迷路館→水車館と読んだので、次は人形館を読むのが楽しみ。

  • 綾辻行人さんの館シリーズ第二作。
    現在と過去を行ったり来たり。
    ハラハラドキドキで一気読みでした。
    出会えて良かった作品です。

  • 十角館に続き読了。
    驚きの大仕掛けがあった十角館とは異なり、より本格ミステリ感が色濃い作品でしたが、面白かったです!
    様々な伏線や謎が合理的に解決されていくので、違和感もなく、とても緻密に積み上げられたミステリとなっており、注意深く読めば気づけるような絶妙なラインの描写が素晴らしいなと思いました。
    シリーズはまだまだ続くので、楽しみです!

  • 綾辻行人さんの「館」シリーズ第2作。本作も面白かった。
    第1作にも出てきた建築家の中村青司が手がけた日本各地の館を舞台にしたシリーズになっている。今作を読んで思い出した既読のミステリは中山七里さんの『さよならドビュッシー』。人がばたばたと殺されていく物騒な話ではあるが、館という現実離れした場所が舞台で、ミステリ小説として純粋に楽しめる。毎回、犯人の手口は相当大胆だが、動機は割と現実的。引き続きこのシリーズを楽しみたい。

  • 館の妖しさが凝縮された、魅力的な世界観。
    謎も魅力的で、幕閉じなんてもう、気持ちが昂るほどに見事だった。

  • 綾辻先生の館シリーズ。
    十角館しか前に読んだことないですが、あちらほどの衝撃はなかったものの面白かったです。

    現在と過去(1年前の同じ日)を行ったり来たりしながら話が展開します。どっちがどっちか敢えて混乱するように書いていると分かりつつも、まんまと作者先生のワナにハマりました。

    館シリーズは他にも出ているようなので、機会を見つけて読んでみたいと思います。

  • 『十角館の殺人』が面白かったので、期待して2作目を読みました。
    結末は良かったですが、過去と現在の入れ替わる展開になかなか馴染めませんでした。
    館シリーズ引き続き楽しむつもりです。

  • 人里離れた孤高の水車館。仮面の館主。謎の美少女。価値ある絵画。過去と現在を交互に明らかになっていく事件の概要。散りばめられた数々の伏線。大小様々なトリック。読者にフェアだよなぁ。前作の衝撃とはまた違う魅力があった。ラストの絵画のシーンにはゾワッとした。

  • 館シリーズ2作目の、改訂版。
    旧版も20年ほど前に読みました。それ以来の再読です。
    十角館はもう、改訂版で変えられた部分が読みたすぎて再読し、更にそのあと実写化したものを観、コミカライズも読み、今でこそ内容はバッチリ頭に残っていますが、再読した時には真相こそ覚えてはいるものの細かい部分がすっかり記憶から抜け落ち、初めて読んだ時ほどではないにせよ、結構ドキドキしながら読んだのです。
    そして今回の水車館。
    やはり、肝になる部分や作中の違和感を拾えるものの、やっぱり一気読みしちゃうくらい、とにかく先が気になる作品でした。
    わかってるのに先が気になる、とはおかしいのですが。何でしょう…探偵役が真相に近づき、推理を披露し、その場にいるものを引き込み、犯人が追い詰められるその場面に、辿り着きたくて。

    改訂版で、多少時代に合わせた部分の修正などは行われたようですが、今読んでも全然、楽しいんだなぁ。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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