- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062760324
感想・レビュー・書評
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山奥に建てられた水車の館、そこに住まう仮面の主人と外界を知らない少女、そこで一年前に起こった事件――。館シリーズ第二弾!
うーん、『十角館~』に続いての本書だが、どうも私は綾辻氏が苦手のようである。登場人物たちに全く愛着が湧かないので、読み進めるのが少々辛い。
島田潔のひょうひょうとした無邪気さは好きなのだけど、彼だけが他の登場人物たちと全く違う現実で一人にこにこと戯れているようで、読んでいてなんだか変なかんじ。
綾辻さんの本に、私は「匂い」を感じないのかもしれない。彼の本を無味だとは思わない。こくもあるし、繊細でもあるし、美しいというのもわかる。しかし、「匂い」が感じられないのである。それでおかしな感じがするのかもしれない。
この巻では、早い段階でトリックの一つがわかってしまった。
最後の最後で犯人が「対峙」する場面はよかったのだが(何に対峙するのかは秘密)、トリックがわかってしまっていただけに、最後の場面のためだけにこの本を読む価値があったかとなると、ちょっと首肯しかねる気持ちが残る。
館シリーズ、続きを読むかどうか思案中。というのは、実は私が『人形館の殺人』だけ持っているからなのです(^^;)。
図書館の持ち帰りOKの棚にあったので、ついもらってきてしまったのだけど、どうしようかなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トリックがいまいちおもしろくなかった。
似たようなものを見たことがあったからかもしれない。 -
全体的に暗い話
中盤まで展開がなかった
トリックは考えつかない -
過去と現在で話が進んで行きますが、途中で犯人が分かってしまい、特に驚きも無かったです。
ただ、本格派というか、これぞミステリ的な王道設定だと感じたので、読みやすいとは思います。
個人的には先に読んでしまった迷路館の方が好きでした。 -
うーん。普通。
普通なので、☆3でも良いんだけど、期待が大きかったので、2になりました。
決して悪くないけど、とにかく普通すぎて、予想通りにことが進み、予想通りの犯人で、予想通りにあっけなく終わる。
という展開に、少しもどきどき出来なかった。
前作の「六角館の殺人」は、突っ込みどころが色々あっても、なかなか犯人にたどりつけなかったり、目星がついても、そのトリックの謎が解けなくて面白かったんですよね。
本作は、きれいにまとまっていて読みやすいのですが、私としては、見えすぎてトリックにも謎にもならなかった。
ただ、ラストは流石!
いやーな汗が流れる感じでした。
館シリーズ「迷路館の殺人」の新装版、出たら、あた読みます。次に期待♪ -
いやぁ仮面つけてるとはいえ気付かんもんかね。とは思った。まーお嬢さんが協力してたなら意外とそんなもんかも。しかし、焼死体が別人というのは予想し得たかな。
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現在と過去を行き来する手法は苦手。序盤はさっき起こった出来事が現在のことか過去の事かわからなくなり…何度も前のページに戻ったので疲れました。
犯人は予想通り。 -
まあまあかなー。
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館シリーズの他作品に比べると幾分陰が薄い(個人的意見だが…)
面白くないわけでは決してないのだが、残るものがなかったのでこの評価。