水車館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 326
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062760324

感想・レビュー・書評

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  • 館シリーズ二作目。前作よりもミステリとしての純度は高い。水車館という舞台と、クローズドサークル、そして特徴的な登場人物たちも含め、お約束の本格ミステリ世界はやはりワクワクさせられる。難易度は低めで、違和感のある表現や描写を用意されたミステリギミックと組み合わせるだけで真相が判る。しかしこの作品の良いところはサプライズよりも雰囲気の良さと構成の美しさだ。丁寧に配置された伏線を回収していった先の、ラストシーンの恐ろしさにはゾクリとする。長い長いシリーズの幕開けを感じさせる「新本格」のお手本的作品。

  • 十角館に引き続き読了。一般的には前作の衝撃には及ばないという評価みたいですが、確かに衝撃はそうだけども、中身の精度みたいなところは今作の方が高いと思います。

    今作も今でもオーソドックスな孤立系のミステリーなので、とっつきやすい作品。
    にしても、犯人は何となく予想は出来てたんだけど、トリックが分からなかったな。そういう意味では犯人分かってないって事なんだけど、、、、

  • ラストの数行が素晴らしい。ストーリーがストンとまとまる。才能ですね。

  • 館シリーズ2冊目です。
    面白かったです。
    水車と塔のある洋館、仮面を着けた主人と年の離れた妻、一年前に起きた殺人事件、という舞台設定にわくわくです。
    再読なのですがほとんど忘れていて新しい気持ちと、風邪気味でぼんやり読んだので謎解きは出来ずでしたが、犯人の動機と「幻影群像」にはぞっとしました。
    前作で再確認した島田さんの九州設定がこちらでもちゃんと描かれていて、わたしは何を読んできたのか…と思います。
    中村青司の館は人を狂わせる…これからも館シリーズを読んでいきます。

    朝倉の三連水車をまた見に行きたくなりました。

  • 綾辻行人さんの館シリーズ第二弾ですね!
    前作「十角館の殺人」に続き、安定して面白いです。
    過去と現在を交互しながら話しが進み、ついつい先が気になって一気に読破しました。
    前作ほどの衝撃はないものの、古典派ミステリーな感じで、一緒に推理しながら楽しめます。
    また、ミステリー初心者の方も比較的入りやすいと思われます。
    ただ、綾辻行人さんの館シリーズは別々に読んでももちろんとても面白いですが、やはり順番に読むことを強くお勧めします。
    まだ未読の方は是非ご覧になって下さい!

  • 途中まで自信満々で読んでたけど、そっちとか……!ってなった。
    十角館は若気のヒリヒリ感があったけど今回はおじさんのじっとり感があってどちらも辛いものではあるんだけど、にもかかわらず楽しく読めました。

  • こういう館に住みたい。水車いいな。
    入れ替わったということを念頭に置いてもう一度読みたいな。

  • 古城を思わせる異形の屋敷「水車館」。 それは一年前の嵐の夜。塔から落ちた一人の女、およそ不可能な状況で消失した一人の男、盗まれた一枚の絵。その事件はひとつの「解決」のうちに葬り去られたはずだった。しかし、探偵・島田潔が訪れたとき、再び惨劇は幕を開ける。


    よい。
    犯人が予測付かなかったという意味では4.5くらい。

  • 館シリーズ2作目。
    常にある不思議と暗い雰囲気。
    仮面と手袋を纏った館の主人。
    ああ、昔ながらのミステリーだなーと
    思いながらの再読。
    初回が昔すぎて
    だいぶ内容を忘れていたけど、
    犯人は覚えてた。
    でも楽しめる理由は
    犯人の犯行方法、犯行に至る経緯が
    読んでいて面白いから
    なのかもしれない。

    2016.5.1再読了

  • 普通にミスリードされるな~(笑)
    とりあえず十角館よりは納得感は高い。

著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。2018年第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

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