白澤 人工憑霊蠱猫 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062760393

感想・レビュー・書評

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  • 電脳の世界と神鬼の世界がリンクしている美袋研究学園都市で巻き起こるおどろどろしい戦い。神鬼を目でみるのは自分の思い込みでしかないと切って捨てる研究者の時実理一とうようよとディスプレイから湧き出る妖しい物たちや伝説の神獣・白澤(はくたく)を目撃するコンピューター技師の石和百代の二人の視点を通じて疾走感のある場面が展開される。一体どこへ行ってしまうのかという茫然感がいい。

  • 前巻から少し間があいてからの二巻だったので、別視点からの語りがちょうどいい塩梅でした。今回メインの語り部である時実さんもモモさんも、ちょっと気になっていたキャラでしたし。
    職業的に文系SEとしては、モモさんの思考や発想は憧れるものがあって、データ的に美しいとか、秩序立ったビジョンとか、自分も考えられたらどんなに仕事が楽しいだろうかと考えます。
    ストーリー的には、そんなに大きな進展はなく、おお立ち回りが少し追加された程度。次の巻でどう展開されていくのか注目です。

  • 人工憑依こねこシリーズの第2弾。

    前回が小夜子と白石君の物語だったのに対し、今回は時実と石和さんの物語でした。

    個人的には前回の物語からの続きが気になっていのですが、主人公が変わったことで、時間が遡り事件の進展があまり無くて、ちょっと残念でした。

    未だに人物紹介的な雰囲気が拭えないです。
    ようやく重要人物が出揃ったといったとこでしょうか。

    新たな事実が明らかにされた気もしますが、特に記憶に残りませんでしたし……
    次巻に期待です!

  • 古本で購入。
    人工憑霊蠱猫シリーズ第2弾。

    鬼神データベース「白澤經」を利用する有鬼派の計画、散りばめられる謎。
    三部作の中編であるこの『白澤』は、第1巻『蠱猫』と同一時間を別の人物の視線で描く、いわゆるグランドホテル方式の作品。
    割と好きな手法なのだけれど、あまりうまく行っていない気がする。やや冗長に過ぎるという感じ。

    登場人物や世界観のアウトラインを描くのに必要なのかもしれないが、3分の2近くが前作と同じ時間の話とは…
    『蠱猫』のレビューで「1巻丸々で序章」ということを書いたが、2巻も大半が序章だった。ここまで来たら、物語のひとつの区切りが付く(だろう)『混沌王』はぜひとも読まねば。

    『白澤』においても蘊蓄の数々は健在。
    この巻では白澤經制作に関わったSE石和百代の語る、ネット上の人工生命体が主なテーマ。情報そのものが知性を獲得して生命体となるというSFではお馴染みの素材を、鬼神と絡めるあたりおもしろい。

    さて、シリーズを読み続けるかどうか、三部作完結編次第だなぁ。

  • やっと主要人物が出揃い、出会い、次の巻から話が動くね。という所です。

    映像化したらとても良い作品のように思うのですが、硬い文章表現と「妖し」の長い説明が邪魔してると思います。

    時系列が一巻からと考えて、ジグザグに動くので整理整頓が必要です。
    とはいえ、段々読みやすくなっているのは事実です。

  • 文庫版付録が結構面白い

  • 連作の第2作目。それぞれのキャラが相互に絡み合って動き始めました。
    文体にも慣れてきて、読み進むスピードも上がって来ました。この分だと年内に次巻も読み終わってしまいそうです。

  • 今回は時実さんと石和さん視点での内容でした。

    やっと・・・

    やっと序章が終わった感じ(;v;)

    5人が出会った・・・

    次からは何か新しい動きがあるのかしら・・・

  • 「人工憑霊蠱猫シリーズ第2弾」
    妖怪とコンピュータの融合って新しいね。
    バトルラノベっぽい。

  • 再読。

    主要キャラ登場回、物語の進展はあまりなし。
    ゲームの真・女神転生やペルソナが好きな人にはオススメな世界観&物語。

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