子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062760492

作品紹介・あらすじ

始まりは、海外留学をかけた論文コンクール。幻の学生、『i』の登場だった。大学受験間近の高校3年生が行方不明になった。家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその真相を知っていた。「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番――」。姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる悲劇を呼んでいく。(講談社文庫)

感想・レビュー・書評

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  • 上下巻共に中々厚みのある肥えたページ数に引けを取らない壮大な世界観。毎回感じているのに改めない非行少女な私は置いといて、日を跨いでチマチマ読み進めるのには向かない作品だろう。
    .....少女(??)のツッコミは言語道断!!!
    鞄内に忍ばせる日数が長すぎたので、恐らく今私を悩ませる肩凝りの起因八割くらいはこの本の重量感が占めていると思われる。(冤罪)

    ある程度著者の作品を読んだ実績が実を結んだのか、この出木杉君と出木杉子ちゃんだらけの世界観に酔うことは無かった...ギリギリだが。
    同著者「冷たい校舎の時は止まる」の構成に近いものがあり、俗に言う「主人公」なる人物は存在せず人物皆にスポットが当たっている。
    その中でも鍵を握るのはどこか闇を背負った雰囲気漂う厨二病感強めな方のハイスペック(褒めている)の浅葱青年と、温厚だし性格も良きなハイスペックライバルの狐塚青年。そしてそのギャル彼女月子。因みに月ちゃんも言わずもがなしっかりハイスペックだ。
    なんかもうわかんない...頭いい大学ってこんな感じなの((´°‐°`)?? 私が知らないだけなの...??
    んむ...無知は仕方の無い事だ。なので今回、感情移入型では無く、物語(story)を楽しむ事に全力投球型で行こうと思う。
    ーーーーーーーーーーーーーーー

    謎の失踪事件 無惨な殺人事件 不運な事故が続き世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその事件の真相を知っていた。謎の人物「i」と浅葱のゲーム上で犠牲になる人々。
    ・「i」は一体誰なのか
    二人の死のゲーム描写外での人物像により、誰もが闇を抱え取り繕い仮面を被っているかのように感じる。
    ・個々に張られた人物達の伏線の終着
    更に作品説明では「孤独と闇に支配された子供たちが招く事件」とある。「たち」とは、なるほどお臭わせが過ぎる餌にはしっかりと食い付いて行こうと思う。
    ・大学の論文コンクール、秋山教授の「お化けトンネル」、月子の親友「紫乃」
    キーワードとなるだろうか(???)チェック
    ーーーーーーーーーーーーーーー

    上巻ということもあり、感想らしい感想はまだ芽生えておらずメモ要素強めな自己満レビューとなり申し訳ございませぬ...。
    丸々太った上巻を制覇し次を召喚したら同じレベルの厚みある下巻が現れ少々グロッキーなので遅読マンしながら楽しみます(*˘︶˘*)
    「いつから上巻だと思っていた???」
    さながら鏡花水月くらった気分です。

  • すごい本に出会ってしまった。ついつい続きが気になるような文章構成、さすが辻村深月さんだなぁと。ついつい夢中になってしまって話しかけられていることに気づかないレベルでした!

  • 人生の背景によって、それぞれの行為が行われていく。意味づけがされる。残酷な部分も取り込み。

  • iとθよる殺人ゲームの前編。
    大学の登場人物。それに関わる様々な人達。
    殺人ゲームに関わるワードと次々に犠牲になる人。
    読んでいて暗い気持ちになる作品でした。
    深まる謎と戦慄を覚えたまま、後編も読んでみようと思います。

  • グロテスクな死に方を読者に晒すためだけに登場する彼、彼女。
    一つ言えることは、この作品を辻村さんの一冊目として読んでいたら、辻村さんの他の作品に巡り合うことは絶対になかったということです。
    これはいけません。生理的に受け入れられる限界ギリギリという感じの作品でした。

    ホラーではないですが、ある意味ホラーより質の悪いグロテスクな描写の数々。最初から最後までこれでもかと襲い掛かるダークな世界。第三者的にシーンを捉えることを許してくれない辻村さんの絶妙な心理描写とその視点で見ることになる凄惨な殺害風景。心が弱っている時に読む本ではないと思いました。ある程度心に余裕がないと実生活にまで影を落としそうです。

    ただ、実のところ一番キツイ描写だと思ったのは、小学校でのモンシロチョウの飼育の光景でした。これがある意味一番怖い。柔らかな光の差す穏やかな世界に突如顔を出す漆黒の闇の世界。どうしてこんな描写がこんなところに出てくるのか。物凄い嫌悪感が襲ってきて、こちらまでトラウマになりそうです。

    そんなダークな描写ばかり気になる一方で、何だか心にひっかかる双子という浅葱の描写。姿が見えないはずなのに見えるような気のする『i』の存在。これは恐らくこういうことなのか...という答え合わせのために下巻がすぐに読みたくなっている自分がいます。辻村さんの一冊目じゃなかったからこそ確信が持てる下巻への期待感。悶々とした気持ちを晴らすためにも一気に下巻を読みたいと思います。

  • 紫乃とどうして友達でい続けるのか、自分には理解できませんでした。
    誰もが怪しく思えるため、下巻を読むのが楽しみです。

    「不安や欺瞞から、きっとその場所に居続けてしまう」
    「自分がそれを持った途端、みるみる価値が失せていく」

  • どうやら【黒辻村】作品のようです。

    ミステリー、それもかなりブラックな内容。先が気になってしょうがない、仕事の準備が進まない。

    最後に登場した刑事が事件を整理してくれる形だけど、私の予想の遥か上の結末をご用意しているのでしょうねー、下巻へ!

  • 下巻にて総評します。

  • まだ(上)を読み終えたところだけど、すでにじゅうぶん楽しませてもらっているので、さらに同じボリュームが続くのかと思うと、どんな展開になっていくのかと楽しみ。

    はじめは月子のキャラにあまりなじめなかったけど、次々と視点が変化して、すべての登場人物の内面が描写されていて細部まで練られているので飽きない。物語が進むにつれて月子もかわいらしく思えてきた。萩野先輩はたぶんそういう役回りなんだろうとわかってはいたけど、実際にそうなると胸が痛いですね。

    今の状態がどうなって冒頭のシーンにつながっていくのか、はやく続きが読みたいです。

  • おすすめされた本。
    登場人物が魅力的で、一気に読めた。
    iは実在する人物なのか...?
    下巻へ。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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