クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (578ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062760775

感想・レビュー・書評

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  •  人を愛することは容易いが、人を愛し続けることは難しい。人を殺すことは容易くとも、人を殺し続けることが難しいように。生来の性質としか言えないだろう、どのような状況であれ真実から目を逸らすことができず、ついに欺瞞なる概念を知ることなくこの歳まで生きてきてしまった誠実な正直者、つまりこのぼくは、五月、零崎人識という名前の殺人鬼と遭遇することになった。それは唐突な出会いであり、また必然的な出会いでもあった。そいつは刃物のような意思であり、刃物のような力学であり、そして刃物のような戯言だった。その一方で、ぼくは大学のクラスメイトとちょっとした交流をすることになるのだが、まあそれについてはなんというのだろう、どこから話していいものかわからない。ほら、やっぱり、人として嘘をつくわけにはいかないし――

  • 再読。

  • かなり極端なキャラクター小説で好みが解れそうですが、キャラ同士の言葉の掛け合いが面白かったです。
    二転三転する真相も楽しめましたが、構図が逆転する訳ではなく付け足した感じだったのでイマイチな気がしました。
    また、ダイイングメッセージ【X/Y】の謎が投げっぱなしですし、トリックや動機も不可解なので、ミステリーとしては中途半端な印象でした。

  • 考え中。

  • クビキリがどんなキャラも個性豊かで面白かったので期待して読んだからか少し拍子抜けというか、クビシメは結構落ち着いてる感じがします。まわりがごく普通の人、という訳でもないんですが…。
    個人的なお気に入りはみぃこさん。

  • 言葉遣いが面白い。

  • 2013.8.24
    中表紙の人識ちゃんがプリティすぎてどうにかなりそう

  • 2+ 

    シリーズ2作目。前作はカジュアルな文体の割りには意外と本格で、粗はあったがそれなりに面白かった。本作も同じ世界観の同路線だが、終盤繰り返される“実はこうでした”という真相の開陳にあまり面白味はない。あれにもこれにも意味がありました、伏線でしたというのも必然性は薄く、後付け感たっぷりのご都合主義でむしろうんざりさせられる。万能感溢れるキャラクターたちのマンガ的やり取りを好んで受け入れられなければ、さして楽しめる要素はない。

  • 案外普通だった?
    ちょっとした返しがあるが
    それほどって感じ

  • 違和感を感じながらも、ミスリードされた。
    いっくんは嘘つきだ。。

    今回本当に主人公メインです。
    彼の無関心が逆に怖い。
    何が正しいのかなんて、実はどうでもいい。
    選択することが大事。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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