好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.58
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  • (77)
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本棚登録 : 2231
レビュー : 299
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062760812

作品紹介・あらすじ

愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。「恋愛」と「小説」をめぐる恋愛小説。

感想・レビュー・書評

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  • すごく分かる。
    タイトルはバカみたいだし、文章は変だし、改行が少なくて読みにくいけど、絶対に最後まで読んでほしい。人を好きになったり、身近な人を亡くしたりした経験のある人だったら(ほとんどの人はそうでしょう?)、すごく分かると思う。そういう言葉にしきれない気持ちを文章の形にした作品だと思う。
    作中の小説家自身がそうだったように、舞城王太郎自身にも同じような経験があったのかもしれない。
    また、小説を書くことに対する、舞城王太郎の態度の表明のようにも読める。

  • 唐突に始まるファンタジーが全く頭に入ってこない。
    話が進むにつれて何を言っているのかわかってくるけど、空想と現実を切り替えて読み進めるのが苦痛でした。

  • ニオモが良い。脈絡のないさまざまな世界観の男女の別れだと思ったら。
    ぶっ飛んだ愛のようでいて、あるのは悲しさと切なさとやっぱり愛なんだなぁ。舞城さんの本は、好きずき。題名がとても良いと思う。

  • 愛は祈りだ。僕は祈る。
    独特の文体と設定だが、読んでいるうちに馴染んできてとても楽しかった。

  • 2019.6.3
    溢れ出る愛。
    繋がったストーリーでもっと爆発させてくれるのが好み。

  • ロマンチックな情景、情けない感情など、この作品あるいはこの作者ならではのタッチや視点がとても気に入った。表紙や本文のフォントにもこだわりを感じて非常に良い。

  • 前から気になっていた作家さんで、今回初めて読んだ。
    恋愛をテーマにした短編からなる一冊。

    小説家治とその恋人で骨肉腫に冒され死んでいく柿緒の三つの物語の間に、SFチックな設定の短編が挟み込まれている。
    例えば、ASMAという虫が体内で繁殖し、食い荒らされていく恋人の智依子を見舞い続ける「僕」の物語が冒頭にある。
    独特な妖しさ、美しさを持つ一編。
    一冊読み終わるころには、これは柿緒と治の物語をデフォルメしたものではないかと感じられてくる。
    もしかして、これは治の書いた小説なのか?とも思えるけれど、そうだとは書かれていない。
    短編間の関係を、いろいろと考えてしまう。

    肋骨融合なる技術でペアリングされた男性が、女性を操って「神」と戦う「ニオモ」も、運命を共にするほど強く結びついた二人が、しかし恋愛関係になることからは疎外される、悲しい物語。

    いずれも美しい物語なのだけれども、女性の死、または不在が条件になっているということか。

    文体は思ったより癖がない――と思ったら、独特のオノマトペが出てくる。
    肌の感触が「すへすへ」とか。
    なんか説得力があって、面白い。

  • 舞城王太郎2冊目。ほとんど抵抗というものを感じずダッシュで読めるけど言葉選びも良くて怒濤のカタルシスがポコポコやってくる。凄い。凄いなぁー。高橋源一郎と何か近い気がする。ゲンちゃんはジェットコースター的なエモーショナルとはちょっと距離があるけど、体裁とかニュアンスに、真似たといういやらしさがあるのではなく、近いものを感じる。テーマとしては三文的でありながら、読後の温かさがほんとすごいですね。

  • 好き好き大好き超愛してる。:
    男の子たちが、彼女のことを本当に愛しているんだけど、なおかつ「彼女を愛している自分」を周囲に知らしめたいという承認欲求を満たすためジタバタする連作短編。

    ドリルホールインマイブレイン:
    母親の浮気相手にプラスドライバーを頭に刺されてしまった加藤秀昭。
    その頭の穴を通じて、同じように頭に穴のある「世界を守る全能のヒーロー村木誠」と意識がドッキングし、村木誠として暮らすことになるが…。


    管巻いてる感じが好きです!
    第131回芥川龍之介賞候補、R18性描写注意。

  • 難しい。

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著者プロフィール

1973年、福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。03年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』『深夜百太郎』『私はあなたの瞳の林檎』など著書多数。12年には『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、『月夜のグルメ』(漫画・奥西チエ)の原案、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳ほか、短編映画『BREAK』や長編アニメ『龍の歯医者』の脚本、短編アニメ『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などをつとめている。

「2018年 『されど私の可愛い檸檬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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