- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062760904
作品紹介・あらすじ
僕とあいつだけの、秘密の場所がある
僕にザリガニの味を教えたのは、6年生の春に転校してきたこうすけだった。クラスの誰ともしゃべらないこうすけと僕の間には、2人だけの秘密があった。ひと夏を共に過ごし、成長する少年たちの姿をみずみずしく描く表題作ほか2編を収録。坪田譲治文学賞、椋鳩十児童文学賞をダブル受賞したデビュー作。
感想・レビュー・書評
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子どもが成長するには、
自分と違う世界の人間に会うことが
欠かせないのかもしれない。
その人は、楽しさだけではなく、
悲しみや恐ろしさを教えてくれる。
そうやって、自分の世界を広げていくことが
大人になるってことなのかもしれないな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった。二人の少年が幻のサクラマスに挑む、友情と冒険の物語。情景描写が端的で、川面に吹く風や汗の匂いまで感じられ、何より清々しかった。短編というこの分量で何という臨場感だろう。性別・年齢関係なく、だれでも読める。表紙もいいなぁ、良い本に出会えた。
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こうすけとの大切な時間、少年とおじさんたちの友情
どれをとっても私には未知な経験
自然、心のやり取り、全てうらやめしい -
僕とあいつだけの、秘密の場所がある
僕にザリガニの味を教えたのは、6年生の春に転校してきたこうすけだった。クラスの誰ともしゃべらないこうすけと僕の間には、2人だけの秘密があった。ひと夏を共に過ごし、成長する少年たちの姿をみずみずしく描く表題作ほか2編を収録。坪田譲治文学賞、椋鳩十児童文学賞をダブル受賞したデビュー作。 -
ひと夏の忘れがたい経験。みずみずしく成長する少年たち。キーワードは川と友だちと秘密。自然にも人にもどっぷり関わっていくことで心も豊かになる。それはこの時期だからこそ。自分でいろんなことを経験してみてほしい。
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すべての子供たち、子供だった大人に読んで欲しい1冊。
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自分の中にある遠い子供時代をぼんやりと思い出すような話。水の冷たさと生暖かい夏の気温を感じる。
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夏休みの自由研究のカラスの巣は、そうそう作れる物じゃないよね‼️
背中の日焼けをみて、二人の事を見守る先生がいて良かった。今の東京で若い先生の中に
こんな先生が、いたら良いなあ。 -
魚釣りがしたいと思う一品でした!
魚釣りが物語の主な流れを作っていて、魚釣りが魅力的に描かれています。
魚釣りに興味が全くない人、趣味を探している人におすすめです、