NO.6[ナンバーシックス]#4 (講談社文庫 あ 100-4)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062761208

作品紹介・あらすじ

どうやったら矯正施設の内部に入れるのか。中はどうなっているのか。どんな手を使っても探りだし、侵入しなくてはならない。それが沙布を救う唯一の方法なのだから。紫苑のまっすぐな熱情にネズミ、イヌカシ、力河が動かされる。そして軍が無抵抗な人間を攻撃し始めた。「人狩り」だ。いったい何のために…。

感想・レビュー・書評

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  • 沙布を助けるため、ついに矯正施設に潜入したネズミと紫苑。

    ぽろぽろと隠し事が露見したり見抜けなかったことあり、色々と変化があった4巻読了。

    あと、「人狩り」が思ってた以上に虐殺だった...。

    5巻も楽しみです。

  • 再読。紫苑の異質さを感じ取るネズミ。そして、1巻で市長が特別にネズミを知っていたことからうかがえるネズミの特殊性。再読であるからこそ特別な意味を持って思える。

  • No.6の内部情報を知るために、中央管理局のナンバー3に位置する富良を捕らえたネズミたち。
    強制施設の内部構造と、近々「人狩り」が行われるという情報を得た二人は、沙布奪還の計画をたてる。
    そんな中、ネズミの体に異変が!!

    ページ数が少ないせいか、なかなか物語が進みませんw。
    次巻はやっと強制施設内部に潜入!
    物語がどう動いていくのか楽しみです。

  • 紫苑はネズミたちの力を借りて、NO.6の高官を拉致し情報を得ようとするが、高官でありながら彼はほとんど情報を持ってはいなかった。
    視聴が決めたことに反対することは認められず、結果、何も知らされないまま市は運営されていたのだった。

    ここで、黒幕は市長やな、と思ったのだが、すぐにそれはひっくり返される。
    市長の手足となっていろいろな薬品や道具を開発する研究者、どうも彼が市長を操っているように見える。

    しかし、市長に対して最初から「嫌なやつ」と見抜いていた紫苑の母・火藍(からん)。
    ということは、やっぱり市長が黒幕なのか?
    火藍に近づく楊眠は、市長打倒の革命を匂わせる。
    楊眠、味方なんだろうな。なんか不安。

    頭はいいのに天然のお人よしである紫音。
    しかしネズミは、そんな紫苑に何らかの違和を感じ始める。
    これもまた、何かの伏線なんだろうけれど。

    紫苑とネズミが沙布を救出するために、いよいよNO.6に侵入したところで次巻に続く。
    進みが遅いなー。

  • ちょつと読むのがしんどくなってきたので、ひとまずこの巻でお休みします。

  • ついに矯正施設行くのか、、ハラハラ

    巻を重ねるごとに、紫苑とネズミの距離感が近くなる。

  • 矯正施設がどれほど恐ろしい所なのかは仲間達の口ぶりからもひしひしと伝わっているはずなのに、それでも沙布を助けに行きたいと真っ直ぐに突き進む紫苑がとても輝いて見えます「人狩り」と称して無抵抗な人間をまるでゴミのように集めるNo.6のやり口にはおぞましさを感じました。

  • ネズミと一緒に矯正施設を脱出できるのか? 読んでいて息苦しい。

  • 2023/02/18

  • 紫苑、ネズミ、力河、イヌカシで西ブロックにお忍びでやってくる高官を捕まえる。
    驚いたのが意外にイヌカシが男に免疫がなかったということ。それはのちに女性だからとわかるのだが、西ブロックであれほど逞しく生きているのに、少し可愛く思えた。
    なによりも紫苑が拷問せず、優しく問うたことで情報の引き出しに成功する。ネズミが拷問したあとに紫苑が優しくするわけだからいい飴と鞭になっている…先に紫苑が優しく問うたところで答えなかっただろうな、ネズミが汚れ役を担ったからこそだという…そこは紫苑もわかってはいるだろうが、いつまでもネズミがすこしかわいそうに思えた。
    しかしここで人狩りが起きてしまう。矯正施設には行けるが、生きて帰れるのか…

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著者プロフィール

あさの あつこ:1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。著書は『福音の少年』『No.6』シリーズ、『弥勒の月』『アーセナルにおいでよ』など多数。

「2025年 『あなただけの物語のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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