魔王 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 22671
レビュー : 1974
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062761420

感想・レビュー・書評

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  • モダンタイムスを読む前の、再読です。

    1回目読んだときは、それほど面白いとは思わなかった。
    多分、最後まで読んでも謎が謎のままで、えっ、これで終わり!?みたいな消化不良だったんだろう。

    今回は、また違った感想を持った。
    怖い。
    何気ない日常生活に流されることの危うさ。

    今の自分以外に無関心な若者には、戦争だとか、ファシズムだとか、そういうことは無理だろうって思っていたけど。
    読後感は、こういう世界になりそうでこわい。
    まるでこれは、預言書じゃないか。

    これは伊坂幸太郎の代表作だと、私は勝手に、思ったりした。

    考えろ、考えろ。
    頭の中で声が響く。
    ちょうど色々考えていたタイミングだったから、物語にシンクロしまくり。

    それにしても。
    新聞紙と富士山の話がすごい。
    多分二度目だと思う、紙を25回折り畳む計算をエクセルを使ってしたの(笑)

    さあ、早く、モダンタイムスを読むぞ。

  • ゴールデンから伊坂2作目。オチのない作品。で、ミステリーにカテゴライズしていいのか知らん?。昭和のオジンにはヤッパリ何かしらのオチはほしい。このまま後書きでモダンタイムスに誘うのは卑怯だな。ま、おりをみて読んでみるか。

  • 伊坂作品の中では難しめのお話だった。ストーリーは全く違うけれど、「あるキング」や「SOSの猿」と何かが似ているような…。語り手(安藤兄と詩織)の見ている世界が、幻覚かのように急に現実離れする場面があるが、その表現の仕方似ているのかな。
    最後まで読んでもいろいろと謎が残る。安藤弟(順也)は大金で国を動かそうとしているのか?、マスターは何者だったのか?などなど。早く続編「モダンタイムス」を読みたい!
    あと、死神・千葉がここでも真面目に仕事をしていた。まさか出てくるとは…!

  • 2011.11.06読了。

    モダンタイムスと順番逆になっちゃったけど...

    私はどちらかと言えば安藤兄型。
    考え症(笑)
    だし、もっと考えることで「洪水に流されないように」したい。
    何も考えなかったり、人の意見に左右されたり、鵜呑みにしたりせず、考えて自分なりの答えを出したい。

    間違っても流されて、一緒に暴走だけはしないように。
    アンダーソンの家の放火みたいに。
    スカートを直せる人でありたいな。


    だけど、魔王に出てくる犬養!
    こんな政治家が本当今の日本にいてくれたら...
    いくら考えて自分の答えが出ても、それに応えて実現してくれる政治家がいるのか...

    ちょっと悲しくなったかも。

  • 続編の『モダンタイムス』を読むにあたって再読。
    やっぱりイマイチだでした。
    「これってまだ続きがあるんじゃないの?」と思ってしまう終わり方。
    『モダンタイムス』があるわけですが、
    これは50年後のお話ということで直接は繋がらないし。。。
    オシャレな屁理屈も弱め。


    (2008年09月23日のレビュー - ★★☆☆☆)
    > これは微妙。。。
    > 結局なんだったのかわかりませんでした。
    > いつものような痛快な屁理屈もなかったし。

  • 自分が念じたことを相手に言わせることができる能力を持つ主人公安藤。弟の潤也もまた違った能力に気づく。現実を思わせる政治を絡めつつ、人は集団になるといかに怖いものになるかということを、兄弟との対比で描いている。愛らしい潤也の妻詩織の消灯ですよーに癒された。

  • やっぱり伊坂幸太郎は裏切らない!

    考えもなく楽観的になることに反対する一方で、明るい未来を匂わせるような、そんな小説です。

  • うーん・・・読後感はさすが井坂幸太郎って感じでした。
    確かに先が気になります。モダンタイムズも読みたくなる。
    ただ、魔王とは・・・少々深すぎる感があるというか、分かりにくい感じがありました。

  • かき途中。

    魔王ってシューベルトの魔王。
    音楽の授業で習った、アレです。
    「お父さん、お父さん」っていう歌詞?が印象的な怖い歌曲。
    この魔王に連れ去られる少年の物語をモチーフにした社会派政治的物語です。

  • 伊坂幸太郎の小説の中で一番すきな作品です。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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