- 講談社 (2008年9月12日発売)
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感想 : 44件
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784062761444
作品紹介・あらすじ
2年前に死んだはずの兄から届いた手紙。事件の真相は、史上最大の密室・南極大陸に。他殺か事故か。死者からの手紙が、凍てつく大地を呼び覚ますーーカメラマンの矢島拓海のもとに届いた、一葉の絵はがき。差出人は、2年前に南極で死んだはずの兄だった。時を同じくして拓海に、越冬隊への密着撮影の仕事が舞い込んでくる。「死の真相を知りたければ南極に行くといい」。これは偶然なのか、それともあいつが……。冷たく広大な「密室」で、過去の事件が甦る。19年本屋大賞・超発掘本!
みんなの感想まとめ
南極を舞台にしたこの物語は、兄の死を巡る謎と人間ドラマが交錯する緊迫感あふれる展開が魅力です。カメラマンの弟が越冬隊に参加し、兄からの手紙を受け取ることで始まる物語は、疑心暗鬼に満ちた人間関係の中で進...
感想・レビュー・書評
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南極越冬隊に参加し不審な死を遂げた血のつながらない兄。3年後の越冬隊に参加要請が来たカメラマンの弟。そして参加した越冬隊では不審火が発生し、不穏な空気が流れる続ける・・・。兄の死は事故ではなかったのか・・・。
とても刺激的な展開の本で、兄弟の確執と情、越冬隊内部の歪んだ人間関係でどこから悪意の矢が飛んでくるか分からない展開が秀逸です。
誰が犯人か分からないという疑心暗鬼の中、南極という開けたクローズドサークルで追い詰められていく越冬隊員たち。読んでいる方も隊員皆が怪しく見えてきて、非常に面白いです。
人間ドラマを充実させようとして、わざとらしさが出てしまっている部分が感じられますが、それ以外は概ね好意的に読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
南極の昭和基地が舞台の、クローズド・サークル・ミステリー。
まず最初に、知人に何人か南極観測隊員として南極に行っていた人がいるので、人も資源も予備はあっても余剰のない南極で、これほど人が死んで物が破壊されるのはないなーと思いました。
欲に駆られようが証拠隠ぺいを図ろうが、自分の命を喪う可能性を自ら高めていく行為は、普通あり得ないよなー。
でも、それを別として見ると、面白かったです。
限られた人間関係の中で、誰が敵で誰が味方なのかわからない。
というか、主人公自身が、自分の立ち位置をわかっていない。
何があっても怪しいし、なにを言われても怪しい。
動けば動くほど何者かにからめとられていくような閉塞感が心地よい。
そして文章が読みやすいので、ぐいぐい読み進められる。
結末は、誰も幸せにならないような気がするのだけど、どうなんだろう。 -
冒険小説のようだった。
最初はゆっくりと話が進み、途中から一気に展開が変わる。
最後は驚きました。まさか、あの人が関係していたなんて。
内容
2年前に死んだはずの兄から届いた手紙。事件の真相は、史上最大の密室・南極大陸に。他殺か事故か。死者からの手紙が、凍てつく大地を呼び覚ますーーカメラマンの矢島拓海のもとに届いた、一葉の絵はがき。差出人は、2年前に南極で死んだはずの兄だった。時を同じくして拓海に、越冬隊への密着撮影の仕事が舞い込んでくる。「死の真相を知りたければ南極に行くといい」。これは偶然なのか、それともあいつが……。冷たく広大な「密室」で、過去の事件が甦る。19年本屋大賞・超発掘本! -
初神山。本大の発掘本。南極描写がとても良い。ここまで臨場感を出せるなんて、どれだけ資料を読み込んだんだ!!推薦者も言っているが、真夏に読むと涼むのではなかろうか。こうなると、デビュー作『カタコンベ』も気になりますね(^^) 星三つ半。
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厳しい環境で兄の死の真相を探る物語。
面白かったが登場人物達に感情移入できなかった。
主人公との絡みが足りなかったことが原因かな。 -
南極での事件。それほど思い詰めていた訳でもないのに、南極へ行くことになってしまった拓海。極限の地で起きる様々なことに翻弄され、それでも少しずつ明らかになる事実。
文章に所々固く感じた部分があったけど、極限の自然と人の欲のどちらが怖いか……考えてしまいました。 -
2008/9/14 Amazonにて購入
2011/3/5〜3/10
フリーカメラマンの矢島巧海に2年前に南極で亡くなったはずの兄から絵はがきが届く。その巧海に次期越冬隊の密着撮影取材依頼が舞い込む。謎につつまれた兄の死をさぐるべく、巧海は南極へ向かう。果たして、兄は何故死んでしまったのか。謎を探ろうとする巧海につぎつぎと苦難が降りかかる。
「カタコンベ」につづく、神山氏の第2弾。魅力的な謎と厳しい自然の描写は氏ならでは。残念なことに、第3弾長編はまだ発表されていないようだ。どうしたのだろうか。 -
南極の冷たい大地で兄は何を見たか。突然届いた一葉の絵はがき。それは、三年前に死んだ兄からだった--。弟は、遭難事故の真相を探るため南極の越冬隊に同行する。美しく残酷な大地が知るものは。(e-honより)
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映画に向いてそう。
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ちょっと、みんな、状況に関わらず、説明しすぎの感が拭えなかったです。。。
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うーん。
結末も盛り上がりもなぁ。。 -
数年前、南極大陸で亡くなった兄からからカメラマンの弟拓海の元にハガキが届く。
兄の死には謎が多く、越冬隊に参加した拓海の周りでも不自然なこと、殺人が次々起こり、それに振り回されながらも真相に近づいていく話。
ミステリーの内容は、それぞれの動機にあまり共感出来なかったが、南極までの航海の荒れ具合や南極に着いたあとの運営や居住事情など知ることができて興味深かった。
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一般人では一生涯足を踏み入れる経験がない極寒の地。
そんな特上の閉鎖空間、特殊な舞台背景を丁寧に扱っているのは良かった。
しかしその特殊環境の設定だけが売りの気がしてならない。
それ以外の人物達の動かし方も動機もトリックも何もかもに特筆性がなく、
ありきたりな殺人、過去の確執と恨みの怨嗟のあれやこれやを極寒の地でやりました。
というだけで、この作者さん自体が舞台装置だけで食っているような作家さんにしか感じられなかった。残念。 -
夏に読もう(*^^*)
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内容(「BOOK」データベースより)
カメラマンの矢島拓海のもとに届いた一葉の絵はがき。差出人は二年前に南極で死んだはずの兄だった。時を同じくして、拓海に越冬隊への密着撮影の仕事が舞い込んでくる。「死の真相を知りたければ南極に行くといい」。これは偶然なのか、それともあいつが―。冷たく広大な“密室”で、過去の事件が甦る。 -
何と粗い話しだこと。
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南極の描写がリアルでとても興味深い。基本富士山より高い標高というからそれだけで如何に厳しい世界か窺われる。
南極は隕石が豊富という話も面白い。
状況描写が上手いと思う一方、深掘りが足りないのか登場人物の区別があまりつかない。名前を聞いてもピンとこず、犯人が明かされても誰だっけ?状態…
兄弟の確執や越冬隊という限らた世界の狭い人間関係をテーマにした話だけに、人物描写の弱さに残念さを感じたかな。 -
カタコンベ以来の神山小説。大きな密室ともいえる南極基地を舞台に、過去の事件が甦る。
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2019年の本屋大賞『発掘部門』に入っていた上に、南極という、珍しい場所のミステリーだったので、読んでみた。サスツルギとは、雪の表面が、風で削られてできた模様らしい。越冬隊員に選ばれた主人公が過去に起きた事件に巻き込まれていくという展開で、南極の生活という意味では興味深く読んだが、ミステリものとしては良くも悪くもないレベルという感想。南極の風景が目に浮かぶような小説を期待していたので、その点では今一歩だった。
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南極での活動、描写はすごく引き込まれた。
でも所々、登場人物たちの言動にどこか不一致性が見えて、それが解消されないまま、結局自分勝手な人たちが自己満足的な手段に出ただけの物語だったのね…という残念感。
拓海の兄の嫁に関しては不快感だけしかない。
