死都日本 (講談社文庫)

著者 : 石黒耀
  • 講談社 (2008年11月14日発売)
4.16
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  • Amazon.co.jp ・本 (644ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062761956

作品紹介・あらすじ

西暦二〇XX年、有史以来初めての、しかし地球誕生以降、幾たびも繰り返されてきた"破局噴火"が日本に襲いかかる。噴火は霧島火山帯で始まり、南九州は壊滅、さらに噴煙は国境を越え北半球を覆う。日本は死の都となってしまうのか?火山学者をも震撼、熱狂させたメフィスト賞、宮沢賢治賞奨励賞受賞作。

死都日本 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  広大なスケールと緻密な構成力に圧倒された。九州霧島山系が漏斗型カルデラ火山の大噴火をするとどうなるかという空想科学小説である。作者の地学に関する広範かつ深甚な知識に裏打ちされているので,明日にでも大噴火が起きるのではないかという恐怖にさえ駆られてしまう。九州は全土が火山帯であることを思い出した。日本列島が地学的な活動期に入ったと言われる昨今,このような小説を読むことで火山に対する理解を深めるのは有意義なことである。火山噴火を鍵にした古事記の解釈にも説得力がある。しかし行政の対応には現実感がない。

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  • 火山に造詣が深く半端ない知識をお持ちのお医者様が書かれた大噴火パニック小説。南九州に実在する加久藤カルデラの噴火と、それに伴っておこる各種の災害の描写は凄まじく、かつ進行の様がロジカルに描かれていて、ある種シミュレーションの解説のようでもありますが、そのリアルさゆえに恐怖を感じます。主人公と近しい人々はかなり運が良くご都合主義的なところもありますが、読み物として、悲惨な情景描写とのバランスをとることを重視されたのかもしれません。過去に何度も実際に起こり、今後も十分に起こりうる自然活動による巨大災害について、また改めて考えさせられる一冊。

  • 火砕流から必死になって逃げる描写が圧巻であった。

  • 2016.11 説明が細かくて、面白さ半減のような気がします。知識に裏打ちされているのはすごいな、とはおもいますが。

  • 専門知識を交えながら破局噴火周辺の混乱を描いた小説。

  • 霧島地方に眠る巨大火山が大噴火。
    火山の影響は九州地方にとどまらず、日本や世界に広がっていく。
    この危機をどのように乗り切っていけるのか。
    最後はあっと驚く結末につながっていく。

    自然災害の多い日本。つねに最悪を考えて準備をしておきたい。

  • 引きずられるように、一気に読んだ。
    すごい小説が出ていたんだな。
    火山被害への認識が根底から変わってしまった。

    これから作者の本を、全部読んでみたい。

  • 面白かったー。こういう国に住んでいること、忘れちゃいけない。人間は自然の単なる一部にすぎないことも。

  • 圧倒的にリアル。
    でも災害が起きた後のことはどうしても東日本大震災の後の現実と比べてしまうかなあ。

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