凍りのくじら (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 26239
感想 : 2280
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062762007

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいて、すごく疲れた。歩くのもふらふらしちゃうくらい。例えの意味を考えたり、それぞれの人が何を思っているのか一生懸命考えていたからなんだとおもう。
    すごく良い作品だった。
    テキオー灯。
    結末を知ってから、読み返すとまた得るものがあると思う。
    私もsukoshi•fuzai だと思う。
    誰かに縋っていいんだよ。
    私もこの作品からテキオー灯を照らされ、効果がきれないうちに勇気を出してみようとおもう。

  • 寂しさから人とのつながりを求める一方で、斜に構えた態度で本心を見せずに心の壁を作る主人公。高校生の時の自分に通づるところがあり、どんどん引き込まれた。
    今も尚、物事を第三者的に捉え、何かに執着できずどこか不在気味な自分は存在し、
    人生で何かやりたいことを持ち、それに傾注できる人を羨ましく感じてしまう。
    主人公は最終的にはカメラマンになり、父親の呪いとも捉えうるが、"写真"に執着できるようになった結果に思える。テキトー灯を当ててもらいたいなあ。

  • 「別所あきら」の存在がこの作品をすごく面白くしてるように感じた。
    いろんなキャラとの対比関係に位置していて、なおかつ作中で1番達観しているから彼が出てくると読んでいて安定感があった。

  • 響いた

  • 最後の結末がびっくりで、すごく面白かった。若尾のヤバさがよく分かって、若尾が次どんな行動をするのかドキドキしながら見ていた。

  • 読んだ後にBUMP OF CHICKENの『HAPPY』を聴いてほしい、、それすぎる

  • 藤子先生がSFをsukoshi fushigiな物語。と言った事が印象に残った。スラスラ読めて心あったまる晴々させてくれる作品でした。

  • とても良かった。1章ずつ大事に読みました。自分だけの神様がいることは、とても良いことだと思う。少し、不思議な物語。

  • 感動。
    ドラえもん好きにはたまらない。
    想像していなかった展開と、また読み直したくなる結末だった。
    最後のひみつ道具の効果が泣ける。

    • うたえながさん
      私も読んだことあります!ドラえもん好きの辻村さんらしい作品でしたよね♪
      私も読んだことあります!ドラえもん好きの辻村さんらしい作品でしたよね♪
      2024/03/11
  • 今年に入って辻村作品4作目の読了。またも傑作!どの作品もエピローグに伏線があるのだろうと思いながら、またも見抜けず…行き先不透明なのに、最後に伏線全部回収し、それか全く狙った感じがない。かつ、随所に出てくる、「これは今の私に向けたメッセージに違いない」と思わせるセリフ。大ファンです

著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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