ふふふ (講談社文庫)

著者 : 井上ひさし
  • 講談社 (2009年1月15日発売)
3.50
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062762410

ふふふ (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「ふふふ」というタイトルを見て思い出したのは、『ぷよぷよ通』の金庫に金魚が乗ったデザインのキャラクター。
    強かったかどうかは定かではないけれど、アルルとの会話は何故かはっきりと思い出せる。

    もちろんこの本はぷよぷよとは何の関係もなく、井上ひさしさんのエッセイです。
    思わずクスッと笑ってしまう話も、そうかぁ‥と納得してしまう話もあって、飽きることなく読了。

    著者の中学三年生の頃の思い出が書かれた「万引き」が1番印象に残った。
    あの場面で「よく働いてくれたねえ。」と言えるおばあさんの凄さに圧倒される。
    そして「欲しいものがあれば働けばいい、働いても買えないものは欲しがらなければいい」という言葉に納得した。

    何を大切だと思うかがその人の行動を決定するんだということを、この本を読んで考えた。
    考えれば考えるほど、悠長に「ふふふ」なんて笑ってられないような気になってくる。
    知りたい、考えたいと思わせるのは頭ごなしのお説教ではない。

  • 2017.11.29 読了

  •  「ふふふ」と軽~い気持ちで笑える小話集、と思って手に取ったが、予想していた趣とはちょっと違った。
     巧みな言葉のユーモアのオブラートに包まれているのは、実は結構辛辣なご意見だったりして、「ふふふ」と笑うより、その”オブラーティング技術”に「ふっふ~ん」と感心してしまった。
     特に後半になるにつれ、オブラートの下に隠された苦さも増して、笑い難くなる・・・。

     それにしても、世の中の出来事ひとつひとつに対してもっとちゃんと自分の意見を持たなきゃいかんなぁ~と感じさせられた。
     オブラーティング技術を身につけるよりずっと前にその姿勢が大切だな。

  • 【言葉の双六】

    振れば振るほど沢山の言葉が現れる不思議な賽子で夜な夜な双六。

    戦後から今までをリアルに語れるやはり奇才。

    経歴をみれば納得の天才である。

  • ことばについてよく考えるための本。

  • 日本の近代史を、ある視点からじっくりと知ることができて、楽しかった。

  • 飯の種は大事にしにゃあならんとです。まさしく。

  • 近鉄バッファローズのはなし多い。

  • 井上さんの書き物について、感慨深いだとか高尚な気持ちにならない。さらっとするっと頭の中に入っていく。
    春の朝、孤児院の前に置かれる子供の話「春のハモニカ」が好きだ。教科書かなにかで井上さんの話にこのエピソードがあって、その記憶を思い出した。
    それから外国と日本の問題の出し方についても印象深い。最後の問題の答えを考えるとするなら映画ペイ・フォワードをパクって「コーヒーを飲みませんか」とかどうだろう。こんな風に考えることを楽しませる、向こうの問題の出し方はすごいなと思う。

  • 初版

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