どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)

著者 : 西村賢太
  • 講談社 (2009年1月15日発売)
3.68
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  • レビュー :68
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062762533

どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 女は逃げる死者は逃げない

  • 藤澤清造関連のやや文体が堅いものと、いつもの秋恵ものの2部構成的な内容。インパクトの強いタイトルと装丁に惹かれて読むのを楽しみにしてました。

    西村賢太の芥川賞授賞式ニコ生中継では「何というおれたち」「なかま!」的なコメが大量に流れてましたが、、、、、これはひどい\(^o^)/もちろん文章じゃなくて賢太のキレっぷりがひどい(笑)今回はいつもにも増してひでえので★みっつ!

    【備考】
    ベンチでスーパーのおにぎりを食べる賢太はセコ可愛い。

  • これは西村賢太の私小説だとわかりながらも痛すぎて痛すぎて読み終えたもののその感想すら述べられぬ。

  • 2作品連続で読んでみた感想として。
    藤澤云々と女へのDVの話題しかなく食傷気味である上に、
    長編小説の各章を分断して短編小説としているようで短編としてケリがついてない。

  • 一度読んでみたかった西賢作品。ってかこれ、私小説だったんですね。ここで対象となっている作家のことは、愚昧な自分は存じ上げなかったけど、彼に書ける情熱の高さはひしひし伝わってきた。私生活の何を置いても、ってくらいのめり込める対象、存在自体が素敵ですね。私生活そのものは、ちょっと褒められたものじゃないけど、文章そのものには惹かれるものがありました。機会があれば他作品も是非。

  • 芥川賞作家西村賢太氏の私小説作品「どうで死ぬ身の一踊り」を読了。以前この著者の作品の読後感想を書いたときにある友人からこの作者の作品になぜか嵌ってしまう人もいるよというコメントをいただいた事を思い出したが、本作品を読みはじめたときに思ったのはまた同じ話なのに読んじゃうなあという感想だった。芥川賞の選考委員の多くも知らなかったらしい不遇の作家藤澤清造の全集の自費出版を目指す中年男のその作家に関する超絶オタク具合と病的であるDVの様子が描かれていているのはほぼ今までの作品と共通していてどうしようもない男の哀しい日常を見せつけられる作品であるのは全く変わりがない。人間の業を感じるからだろうか、この作家の作品にはまるひとがいるのは。僕はもういいかな。知られていない不遇の作家藤澤清造というひとに興味を持たせてくれる作品を読むBGMに選んだのは

  • よくわかるなー。

    作家研究とコレクション精神というのは紙一重で、集められるものは集めなければ気が済まないし、生活の優先順位を狂わせる。
    それが自分の人生の矜持になれば、なおさらのこと。
    それが安易なヒロイズムであることも薄々感づいている。
    師をもつとは、しかしこういうことか。

    さらにいえば、編集活動→女といさかい→女と仲直り、というパターンがある。
    このパターンは想像するだに、他の作品でも同じなのでは……?

    そしてまた、女と暮らすことの難しさ。
    過去と未来の思い出と展望はいかにもきらきらと素晴らしいのに、現実に長く寄り添う女と対峙すると、どうしてあんなにむかむかとマグマみたいなものが込み上げてくるのかね。数時間前の愛おしさがそのままじとっと湿った感情に変質する。まったく不思議。
    いろいろな場面で駆け引きや損得勘定をしてしまうところとか(かなり客観的に描写されている)。
    いったん怒りを収めたあとの、「便座上げとけって言ってんだろがっ!」とか。
    どんなときも「ぼく」って言ってしまうところとか。
    「がんばって」買った蟹の剥き身や鯖寿司にケチをつけられて激昂・激怒してしまうところとか。
    喧嘩している最中にかつての「グルーミング」を思い出して後悔してしまうところとか。
    「おまえ」といえず、「そっち」という変な呼び方をしてしまうところとか。
    この主人公は相違なくダメ男だが、一歩踏み外せば同種の人間。だからこんなに惹かれるのか。

    またカタカナの使い方が面白い。これは文体全体にもかかわることだが。

  • 一連の作品は、みな同じ話なんだが、何故かひきこまれ、読んでしまわないといけないような作品だ。「嫌になるんだけれど、読まずにいられない・・的な」

  • 藤澤清造への作者の眼差し、そしてその経験を介した私小説。私小説というよりは、作者が愛してやまない藤澤清造説明書、という印象。それくらいに藤澤清造という作者に没入しているのだな、と感じさせられる一冊。特に「墓前生活」ではその色が特に強かった。
    他2作の「どうで死ぬ身の一踊り」「一夜」は、彼女との諍い、DV etc。
    解説で語られている様に、作者は本来、作家になるつもりは無かっただろうし、予定も全く無かったのだと思う。だから、彩色と呼ぶのだろうか、誇張や強調といった物事が殆どなされていない、どこまでも平凡を保っているような、そういう印象を受けた。
    しかし、自分は単純に、この物語が嫌いで、主人公の身勝手な行動を受け入れられず、どうしようもないヤル瀬無い気分を抱えながら、過去に読んだ「癈疾かかえて」と何かと被る印象を受け、評価は低く付けた。

  • 私小説。このしょうもなさが少し愛らしくもある。

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