白洲次郎 占領を背負った男 下 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 681
レビュー : 77
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062762601

作品紹介・あらすじ

少年のようにスポーツカーをこよなく愛した一方で、戦後いち早く日本の経済的独立を目指し通商産業省創設に奔走。ところが創設後はすっと身を引く。全てが次郎の「紳士の哲学」であった。エッセイスト白洲正子とともに過ごした彼の人生を膨大な資料を基に解き明かす必読の白洲次郎評伝。

感想・レビュー・書評

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  • 英語勉強したいなぁ

    電気 エネルギー 鉄鋼 通産省
    おいおいおい 日本を動かす人って本当にいるのか

    それにしても 政治家 2世3世が多いなぁ

  • この本は白洲次郎の伝記的小説ではあるけれど、日本国憲法(象徴天皇)、日米講和、日米安保の背景を知ることができるとてもよい歴史教科書だと思う。

    そう思えるのも、これらをまとめるために次郎が深く貢献しているからに他ならない。

    これだけ日本の復興と外交政策について「今」どうあるべきかを考え、実行して来たにも関わらず、結局大臣にもならず、公職にも就かなかった。

    そうしなくても一国の総理を動かし、国の舵取りをできるのだから、金や権力が欲しいのでなければそんな必要は無かったのだろう。

    坂本龍馬や勝海舟と同じダンディズムを感じる。

    しかし歴史や物語はケイディスのようなヒール役が登場すると俄然ドラマティックになるものだな。

  • プリンシプルを持って生きていれば、人生に迷うことは無い。プリンシプルに沿って突き進んでいればいいからだ。そこには後悔もないだろう。上巻とは違い、下巻は次郎の活躍が満載。特にGHQとの闘いは感動さえする。吐き出されるセリフは的を得て、そしていちいちカッコいい。自信を失った時は、喝をいれる為再読したい。

  • 歴史 政治

  • 『白洲次郎 占領を背負った男 上』を参照。

  • 本書は、吉田茂の懐刀、飛び道具として、GHQを向こうに回し、戦後日本の復興へ尽力した白洲次郎の一生を綴った物語である。 彼を修飾する言葉は数あるものの、本書を読んでの彼への印象は、なんといっても「かっこいい」である。私利利欲など眼中になく、全身全霊をもって目的に直進するスタイルは、これほどの人が日本にいたのかと感嘆してしまう。彼はまさに「剛毅木訥、仁に近し」を地で行く男であった。

  • 「気概の人」なにせ格好いい人だ。
    日本人としての気概、人間としての気概。
    美化されている部分もあるのだろうが、勇気が湧いてくる本である。

    巻き返し
    ケーディスとの最終決着
    通商産業省創設
    只見川電源開発
    講和と独立
    そして日の丸は再び揚がった
    素顔の白洲次郎
    日本一格好いい男
    葬式無用、戒名不用

  • 上巻での憲法改正のエピソードの次に大きな山場が講和・独立に関することだ。吉田全権の講和受諾演説を日本語で行わせるくだりは緊張感が伝わる。次郎は墓場に持っていくべき闇にも触れていたが、彼の生き様に通る筋=プリンシプルがあったからこそ、表舞台でも縁の下でも力を発揮できたのだろうと思う。そして死に様「葬式無用、戒名不用」も憧れる。

  • 白洲次郎自身の人柄とかエピソードには興味があるのだが、政治の話がなかなか入ってこなくてページが進まず読み終るまで時間がかかった。
    混沌とする時代をとても痛快な言動で駆け抜けた素敵な人。時代を読むセンスとか学ぶものは多い。

  • 日本一かっこいい男、白洲次郎を取り巻く人々のインタビューをもとに、功績の良い面と悪い面の双方に触れた良書。豊富な資料や参考文献から、著者が綿密に調査し、生身の白洲次郎の人物像に迫っている。
    ただ1つ、惜しむらくは最後の櫻井よしこの解説が、白洲次郎の本の解説ではなく、本人の主義主張を述べる場になっていて、魅力を殺してしまっているところ。何故この解説を掲載してしまったのか。それが残念である。

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著者プロフィール

昭和35年12月24日愛知県名古屋市生まれ、東京大学法学部卒業後、富士銀行入行。資産証券化の専門家としてみずほ証券財務開発部長等を歴任。平成20年6月末でみずほ証券退職。本格的に作家活動に入る。著書に『白洲次郎 占領を背負った男』(第14回山本七平賞受賞・累計47万部)、『福沢諭吉 国を支えて国を頼らず』、『吉田茂 ポピュリズムに背を向けて』(以上講談社) 、『陰徳を積む 銀行王・安田善次郎伝』(新潮社)、『西郷隆盛 命もいらず 名もいらず』(WAC)、『松下幸之助 経営の神様とよばれた男』(PHP研究所)などがある。

「2017年 『佐治敬三と開高健 最強のふたり〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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