百寺巡礼 第九巻 京都2 (講談社文庫)

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  • 講談社 (2009年5月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784062763189

作品紹介・あらすじ

伝統の中に新しい時代を、賑いの中に信仰を、観光客の群れ集う片隅に静寂を――再び訪ねた京洛で、歴史絵巻を見るような感動にひたる。大原の三千院、念仏の故郷・知恩院、専修念仏の修行道場・法然院。紅葉鮮やかな永観堂や東福寺。変わらない寺の魅力をいま、この古都で。


五木寛之の『百寺巡礼』好評刊行、佳境の1冊!
第9巻 京都2 いま、永遠の古都へ

伝統の中に新しい時代を、賑いの中に信仰を、観光客の群れ集う片隅に静寂を――再び訪ねた京洛で、歴史絵巻を見るような感動にひたる。大原の三千院、念仏の故郷・知恩院、専修念仏の修行道場・法然院。紅葉鮮やかな永観堂や東福寺。変わらない寺の魅力をいま、この古都で。

みんなの感想まとめ

歴史と信仰が交錯する古都、京都の魅力を深く掘り下げた作品では、寺院を巡る旅の中で出会う仏像やその背景にある物語が描かれています。著者は大原の三千院や永観堂の「みかえり阿弥陀」、高台寺での豊臣秀吉の妻「...

感想・レビュー・書評

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  • 第九巻は、第三巻につづいて、京都の寺がとりあげられています。

    著者は、三千院では「大和坐り」と呼ばれる、正座のような姿勢の観音菩薩と勢至菩薩に出会い、二尊院では双子のように並んで立つ釈迦如来と阿弥陀如来のすがたを目にしますが、それ以上にめずらしいのは永観堂の「みかえり阿弥陀」で、この仏像をめぐるエピソードを紹介しながら、阿弥陀信仰について考えを深めています。

    高台寺では、豊臣秀吉の死後の北政所の晩年が紹介されています。著者は「豊臣秀吉という人物には、これまであまり興味がなかった」と述べつつ、秀吉の死後に彼の思い出をいだきながら豊臣家の滅亡を目撃し、二十数年間を高台寺で過ごした「ねね」という女性の物語を、共感を込めて語っています。

  • なし

  • 金閣寺、銀閣寺、清水寺と、修学旅行定番のメジャだった3巻(京都Ⅰ)から一転、比較的マイナな(というのは、不勉強なだけかもですが…)落ち着いたラインナップの京都Ⅱ。
    東福寺、法然院、高台寺あたりはぜひ行ってみたくなりました。
    追記>
    東福寺、法然院、高台寺いずれもメジャーだという突っ込みが・・・
    教養のなさ露呈。

  • インフルエンザ禍で街も閑散とする中、出掛けるも能わず読む本の、巡礼の旅はもう一度戻って京都へ。
    近くにあるのに行ったことがないところも多くて、ほんとに奥が深いよね。
    『転変のなかに寺と寺をとりまく風景だけが歳月をこえて生き続けている。そこに身をおくことで、私たちは時間の流れの外側に立つような、ふだんは感じることのできない世界に触れることができる』とあるけれど、今回も紹介される十のお寺に十の物語があり、それぞれに興味深い。
    中でも永観堂の「みかえり阿弥陀」のお話しのなんという暖かさ。
    知恩院の項に法然、親鸞、蓮如と続く念仏の教えの源流が述べられているが、『日本人のこころのなかに非常に深く、そして広く、根強く地下水脈のようにいまも生きつづける』仏の教えの包容力の大きさに今更ながらに心が洗われる。
    終章、提起される現代の“浄土”について、理念は変わらねど語る言葉は時代に合わせて変わらねばならぬとすれば、それは仏の教えに留まらず企業経営にとっても同じだと。

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著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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