刑事の墓場 (講談社文庫)

  • 講談社 (2009年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (468ページ) / ISBN・EAN: 9784062763257

みんなの感想まとめ

警察組織の裏側を描いたミステリーで、主人公の雨森は左遷され、動坂署という「刑事の墓場」に配属される。ここでは、出世を果たせなかった元優秀な刑事たちが集まり、彼らの過去や葛藤が物語の中で明らかになってい...

感想・レビュー・書評

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  • ええ感じのミステリーとあり得なさそうな設定とか被ってる感じ。
    「刑事の墓場」って、何か、警察幹部にとってマズイ事をやらかした人らを飼い殺しにしてる動坂署。
    なので、警察組織とか幹部が、都合悪くなるぐらいなんで、元々、優秀な人が多いって事か。
    小さな管轄やとしても、そんな暇なとこあってええの?税金やで!
    でも、出世はないかもしれんけど、ちゃんとお金貰って楽なんはええかも?^^;

    そこで、はじめての捜査本部が置かれる!殺人事件で!
    ほぼ、置かれている状況で、他の署、捜査一課から除け者にされ…
    元々、優秀なハグレモノ達なんで、本気出すと…
    こういう人らを有効に使って下さいね!
    警察の上の人!

    動坂署に居たい理由みたいなんが、何かなぁ〜上に対する小さな反抗みたいな…
    全然、設定とかも違うんやけど、「プリンセストヨトミ」を思い出した〜

  • これからピークを迎えそうなところで、ふわ~っと終わりを迎えた印象。
    雨森のキャラクターはすごく好感触。これまでの生き方を、誰かのせいにして生きている。登場人物達もそれぞれの理由や過去があり、一つの殺人事件をきっかけに警察の闇と正義、譲れないものが垣間見える。

    以下、ネタバレ含む(備忘録)。

    出世競争に勝ち、警察という組織で精進していた雨森。上司の駒として使われることにも耐え、うまく立ち回っていたが、上司のことを知りすぎたことを理由に左遷される。異動先は動坂署。お役御免の者が送られる警察署であり、刑事の墓場と呼ばれていた。
    突如として出世街道から外された雨森は、現実を否認し、他の者と打ち解けることを拒んだ。そんな中、男女の揉め事に関わり、それが殺人事件に発展していく。
    彼の何が原動力となったのか、プライドや自分の私情か。動坂署の面々と協力し事件解決へと奔走する。警察組織の歪んだ思惑や邪魔を受け、苦汁をなめながらも、前進する彼らの活劇が描かれる。

    犯人はスナックのママ。最後に同性愛者やバイセクシャルなどのネタばれがある。殺人までの動機などは、更に犯人の真意を深堀せねばわからない。読者としてはちょっと弱い気がした。犯人へのリンクもどこが伏線だったかなぁ、と考えてしまったし、読み返す気にもなれず、流してしまった。

    ミステリーとしては軽め。人間ドラマとしては特異性はなし。雨森のキャラは良い。何が良いのかと言えば、つかみどころが無いところが良い。

    もう少し重めのストーリーを期待していたから、最後はちょっと残念。

    読了。

  • 乱歩賞受賞作者による警察長編ミステリー。物語のいろいろな要素に置いて半端感と無理を感じ、あまりハマれなかった。犯人を探し当てる過程、動機や物語のオチもなんだか釈然としなかった。展開がスローだと思ったら、所々話や展開が急に端折られてしまうのも残念。

  • 地方警察署は大変なんだなー。
    縦割り社会の警察組織の中の裏切りや妬み。
    出世するには上司の采配による。
    邪魔な署は嫌がらせのような手を使って潰される。
    踊る大捜査線の様な内容で、
    脳男の作者とは思えない様な内容だなー、
    と思って読み進めていたが、
    最後はスッキリしたので、良し。
    優秀な警察官なのに
    様々な事情で飛ばされて来た者たちの意地。
    動坂署の面々のキャラが面白い。

  •  刑事の墓場って、警視庁の陸の孤島を思い出す。。あっちは優秀だけど。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    警察組織からの落伍者たちを飼い殺しにしていると噂される動坂署。思いがけない転任に不貞腐れて署内で寝伯まりする雨森は、たまたま聴取した些細な傷害事件の被害者である女子大生の部屋を訪ねて死体を発見する。開署以来初めて捜査本部が置かれたものの、主導権を奪われた署員たちは秘かに動き出した。

  • 上手く立ち回っていたつもりなのに、何故か「刑事の墓場」と呼ばれる動坂署に異動になった雨森。
    何が起きて、誰の意図でこうなったのか見当もつかないが、当てのない希望を捨ててはいない。
    そんなとき、動坂署に初めての捜査本部が立った。
    ワケあり警察官ばかりが集まった動坂署の刑事たちにも意地がある。
    本部の連中に能無し扱いされたあげく動坂署の取り潰しまで噂になれば、やる気を出さないわけにはいかない。
    「脳男」の強烈なインパクトを思うと、この物語は緩く派手さの欠片もない。
    所轄と本部の対立。
    不貞腐れていたはずの雨森の心情の変化。
    そして、事件解決までの過程。
    もう少し丁寧に描いてほしかったようにも思う。
    主人公の雨森があまり好きになれなかったせいもあるだろう。
    魅力的なキャラクターを見つけることが出来なかった。
    どこかに共感できたり心を動かされるところがないと、満足度は低くなってしまう。
    つまらない物語ではないけれど、あと一歩、何かが足りないような気がしてしまった。

  • ミステリーエンターテイメント的作風。掃き溜め警察署で官僚からは毛嫌いされてるが、実は才能豊かな登場人物。逆に主人公が平々凡々に見える。

  • まずまず

  • タイトルが大仰だから構えたけど普通に警察官が殺人事件を捜査する話なので読みやすかった。

  • 警察組織からの落伍者たちを飼い殺しにしていると噂される動坂署。思いがけない転任に不貞腐れて署内で寝伯まりする雨森は、たまたま聴取した些細な傷害事件の被害者である女子大生の部屋を訪ねて死体を発見する。開署以来初めて捜査本部が置かれたものの、主導権を奪われた署員たちは秘かに動き出した。

  • 重い内容を想像してましたが、意外と軽くさらりと読めて面白かった。署を守りたい理由は、あのメンバーをみると納得。

  • 首藤瓜於の小説は初めて読みました。タイトルを見て面白そうだなと思って購入しましたが、当たりでした。
    動坂署は別名、刑事の墓場と呼ばれ、不祥事などを起こした者たちが異動してくる。管轄地域も狭く、事件があっても隣の署が事件を受け持つような状態だった。
    雨森はそんな動坂署に異動になり、当直室で毎晩過ごしていた。
    そんな時に、管内で殺人事件が発生した。捜査本部はこんな動坂署にはおかれないが、上層部は動坂署を無くすため解決ができない動坂署に本部をおいたのだ。
    刑事課の面々は過去はさておき、それぞれ得意分野があり、本部に隠れて捜査を行い、真犯人を突き止めてしまう。
    痛快コメディーのような感じでとても面白かった!

  • おどろおどろしいタイトルの割には爽やかなミステリーです。

    読みやすくリズムが良いのかトントン読み進められます。

    最後の最後に分かる刑事の墓場の秘密。。

    おい、そんなもんかと思うほど下らないです。

  • なかなかキャラが濃くて面白いですがあと何作か欲しいところ。

    連続ドラマで観たいなと。

    オチはなにそれレベルですが犯人は意外でよかったです。

  • 途中から面白くなるので、頑張って読もう。

  • 問題のある警察官が左遷される『刑事の墓場』と呼ばれる動坂署に異動になって腐り気味の主人公・雨森が、ひょんなことから殺人事件に遭遇してしまう(警察官だから遭遇も何もないか…)ミステリー。
    腐りまくり周りを見下しまくりでもちょっと夢見がちな主人公を初め、一見どうしようもないようで曲者揃いな動坂署の面々のキャラの立ちっぷりがいいですね。
    ここまで読んでそのオチかい!って本を投げたくなるラスト(※誉めてる)もニクいね。
    ミステリーとしては割とオーソドックスですが、この面子の話をまた読んでみたくなりました。

    同じ作者ってことで『脳男』も読んでみようと思います。
    その前に映画かな〜

  • 落ちが弱い。
    設定が陳腐。

  • う、うーん…良い意味でも悪い意味でも、こんな警察小説あっていいの?という感想。伏線ぽいものがいっぱいあるけど、伏線ぽいまま終わるし、後半謎が解けそうな気配に一気にワクワクが高まるけど、事件も最後の終わり方も、なんだ突然!という感じ。読後感は、一時間で完結するミステリードラマを観たようで、しょんぼり。それでも良い意味で、といえば、よくわからないことがよくわからないまま終わる部分がとにかくたくさんあるので、最後解決に向かう気配を感じるところで、あれは何で?これは?という知りたいアドレナリンが激しく放出されること。

  • 刑事ものの小説は『新宿鮫』以来。中々読みやすかったと思います。落ちこぼれの刑事たちには、何かしらの特技があって終盤は結構楽しめました。

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著者プロフィール

1956年栃木県生まれ、上智大学法学部卒。会社勤務等を経て、2000年に『脳男』で第46回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。他著に『事故係 生稲昇太の多感』『刑事の墓場』『指し手の顔 脳男2』『刑事のはらわた』『大幽霊烏賊 名探偵面鏡真澄』がある。


「2021年 『ブックキーパー 脳男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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