ストリートワイズ (講談社文庫)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062763325

作品紹介・あらすじ

街を1つの大きな学習の場としてさ迷い歩くうちに獲得した知識や知恵、それがストリートワイズだ。敬愛する思想家・福田恒存との邂逅、急速に失われていく過去との繋がり、世相を映し出さないメガヒット本の登場、あいまいな日本の「戦後民主主義」など、時代と思想を縦横に網羅する鮮烈なデビュー論集。


保守だからこそ過激 鮮烈なデビュー論集

街を1つの大きな学習の場としてさ迷い歩くうちに獲得した知識や知恵、それがストリートワイズだ。敬愛する思想家・福田恒存との邂逅、急速に失われていく過去との繋がり、世相を映し出さないメガヒット本の登場、あいまいな日本の「戦後民主主義」など、時代と思想を縦横に網羅する鮮烈なデビュー論集。

※本書は1997年に晶文社より単行本として刊行されました。

感想・レビュー・書評

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  • 再読。初読は単行本。
    ストリートワイズにあこがれる自分には、やはり手元に置いておかなくてはと思い、購入。
    この本の「序にかえて」が名文。

  • 主観が強く、ときどき腑に落ちない論考もあったが大筋において共感したし面白く読めた。戦後民主主義に関しては、自分自身その恩恵も、建前に上塗りされた堅苦しい人権尊重もダイレクトに経験した世代なので身につまされるものがあった。芯を持たないまま時代の流れと膨大な情報にただのまれて均質化されてしまった私達あいまいな日本人。今一度自分を省みて、自分の責任と選択により個を確立して世界に立ち向かわねばならない。与えられた知識ではなく、街をさ迷い行動することによって自分でもぎ取った知識、それがストリートワイズ。いい言葉だ。

  • なかなか読み砕けなくて、未だ読了せず。(2010.01.26)

  • 2009/11/30購入

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著者プロフィール

坪内 祐三(つぼうち・ゆうぞう):1958年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院修士課程修了。編集者を経て文筆家へ。1997年『ストリートワイズ』でデビュー。2001年『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り』で講談社エッセイ賞受賞。著書に『靖国』『『別れる理由』が気になって』『探訪記者 松崎天民』『文庫本を狙え!』など多数。2020年逝去。

「2024年 『新版 禁酒宣言 上林暁・酒場小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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