新装版 限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)

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  • 講談社
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本棚登録 : 2769
レビュー : 252
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062763479

感想・レビュー・書評

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  • ドラックに支配された人々の退廃の日々・・・

    ヨシマヤはダメ人間でダメな奴

    オキナワは駄目さ加減はさらけ出していないが駄目な匂いはプンプンとする。

    オンナにタカリ、ドラックにハマる駄目な人達の日常。

    夢と現実の交錯する様な文章は、何が真実で何が幻なのか判らなくなってしまう。
    文章に気持ち悪かったり心地よかったりとトリップさせられる様な作品でした。

  • 著名な本なので読んでみたが、なるほどわからないし後味も悪い。
    だけれども気になって評価を調べて見たところ、様々な感想があり驚いた。
    人によってこんなに評価がわかれる作品は珍しいので、また五年後などに読むと感想が変化しそうで、楽しみである。

  • 入り込めなかった。
    性的表現が生々しくなくてどっちつかずと感じた。

  • 表現が生々しく時々本当に気持ち悪くなる場面もあったが、妙に引き込まれてすべて読んでしまった。面白いかどうかと聞かれたら疑問だ。

  • 自傷行為を繰り返す人は、痛みによって自分が生きている事を実感するらしい。この話は全編自傷行為みたいなイタイ話だ。

    吐き気は胃の中の食物が消化仕切れないで逆流する現象を言うが、この物語に出てくる若者達もここそこに嘔吐物を吐き散らす。

    個人的には好きではないけど、凄い本だとは思う。

  • 一行目から頭がぐらんぐらん揺れているような感覚を味わった。
    本を読んでこんな気分にさせられたのは初めてだったので衝撃だった。
    短いので、読み終わってすぐ詳しい内容は忘れてしまったのだけど、この強烈に酒に酔ったような感覚だけは印象に残っている。
    こんな文章を書けるって、すごいな。

  • 吐き気のする描写ばかりで、最後まで話が頭に入ってこなかった。

  • 読むに耐えなかった。こんな景気をただ見ていられる主人公はやはりおかしいと思う。

  • 2014/10/9読了。

    心をかき混ぜられたような、何とも言えない読後感。平日の仕事終わりに読むのではなく、休暇の一人旅行のときに読むべき一冊。

  • 世の中を不感でしか語れないリュウ。情緒の安定しない仲間の行うことも、自分が行うことにもどこか退廃的。語り口は写実的で感情を伴っていません。カメラのシャッターを切るように物事が細かく蘇ります。だからこそ、映し出す文章は凄みと臨場感があります。ゴキブリの腹から出る黄色い液体。黒色のペニス。そして限りなく透明に近いブルー。これらの色がとても印象的でした。赤く染まる夕焼け。輝く青い海。陽光に照らされる緑の葉っぱ。これらの本当の美しいを言葉で表現することは不可能です。実際に見た人にしか共有出来ない美しさがそこにはあります。しかし、今作はそれらを限りなく再現しようとしています。全ての客観的な表現、辛辣なストーリーは「限りなく透明に近いブルー」を導入する装置です。今作は言葉の壁を超える挑戦、綿矢りささんの言葉を借りればテレパシーに挑戦したのだと思います。文豪である夏目漱石も川端康成も太宰治もリュウと同じくニヒルな人物でした。世の中に斜に構え、苦しみながら、世界を諦観していました。だからこそ、物事を違う視点で描き、紡ぎ出される言葉は読者の心を震わすのでしょう。以後、解釈となりますが、リュウにとって鳥とは自由の象徴です。でも、リュウにとっては自由は恐怖です。それはリュウは痛みとか苦しみでしか生を感じれないから。そしてラストで見た「限りなく透明に近いブルー」。やはりこれは極限の中での希望の光だとは思う。でも、限りなく透明。物凄く淡い希望。それでも、ブルーだ。透明にはなり得ないブルーだ。冷めたように見えるが、実はレッドよりも温度の高いブルーとして希望を与えたのは村上龍の優しさなのでしょうか。本当は、リュウの秘めたる想いは途轍もないのかもしれません。

著者プロフィール

1952年長崎県生まれ。76年に『限りなく透明に近いブルー』(第75回芥川賞受賞)でデビュー。2003年には、514の職業を紹介した『13歳のハローワーク』が125万部を超えるベストセラーに。財政破綻した近未来日本を舞台にした『半島を出よ』(05年)では野間文芸賞を受賞。10年には『歌うクジラ』(毎日芸術賞)を電子書籍として刊行。 近著に『55歳からのハローライフ』、『オールドテロリスト』などがある。16年に『日本の伝統行事 Japanese Traditional Events』を刊行。

「2018年 『収録を終えて、こんなことを考えた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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