私らしく あの場所へ (講談社文庫)

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本棚登録 : 103
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062763585

感想・レビュー・書評

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  • 6人の人気作家が綴る車をモチーフに描いた恋愛ショートショート。
    全100ページにも満たない、85ページ。
    文字も大きく1時間もかからずあっという間に読んでしまった。

    角田光代「ふたり」
    大道珠貴「ゆうれいトンネル」
    谷村志穂「風になびく青い風船」
    野中柊「たとえ恋は終わっても」
    有吉玉青「BORDER」
    島本理生「遠ざかる夜」

    谷村志穂…いったい どうしたんだろう?
    雰囲気も内容もなかなか良い感じだったのに。ブランをそんな手放し方しちゃう⁈
    自分に酔っているだけの主人公にちょっと興ざめだった。

    どの作品も別れ話や誰かや何かとの別れと車を絡めて書いている。
    そこから始まる新たなる場所、私らしい場所へ。

    やっぱり角田光代、島本理生が良かった。
    島本理生は、こんな数ページでも島本色が濃く、さすがだ。
    あとは、初読みの野中柊がなかなか好みだった。

  • 2015 2/24

  • 知らない作家さんばかりだったけれど、

    読んでみたら止まらなくなって、一気に読んでしまった。

    設定がありえないと思ったけれど、

    たまには現実的なものではなく、ありえない設定の話を読むのも面白いかも。

    全ての話の終わりが不自然なところで終わっているので残念な感じはするけど、

    敢えてそうしているのかも。終わりが気になる…。

  • オムニバス使用の一冊。
    ドラマCDのようなあのCD付きを購入。
    どれもみずみずしくて良いのではないでしょうか?

  • 自分の車は大好きな空間。

    好きな音楽かけて
    遠くに行きたい。

    生憎愛車はMARCHではないですが。

  • 角田光代、大道珠貴、谷村志穂、野中柊、有吉玉青、島本理生。オムニバス作家の顔ぶれも凄いが、付録も凄い。奥華子さんのCD、ちょっと普通ではお目にかかれない素敵な栞、詩情を誘うフォト。売れっ子モデル作家との往復書簡。かなりのこだわりをもって丹念につくられたという印象。私らしいあの場所を最も感じさせてくれたのは有吉玉青さんの作品。自分の壁を突き破るのは己。そんなことを思った。

  • 私は、何かモチーフを決めて、書かれたアンソロジーが好きで、いくつか蔵書として持っています。
    今回は、車。誰かと一緒にドライブする楽しさ、どこかに逃げるための手段、気持ちを整理するための空間…。車は単に、より早く目的地に着くための道具という役割だけでなく、いろいろなシーンが繰り広げられる場所として、認識されているのではないでしょうか。

    この短編小説集でも、車の中でのいろいろな心理状態が描かれています。

    実は、私、同じように、車に関する物語を描いた「あなたと、どこかへ。」というアンソロジーも持っています。車の中で繰り広げられるドラマに魅かれるものがあるのでしょうか?

    現実の私は、悲しいことに、ペーパードライバーです。このアンソロジーのなかで、女性が久し振りに運転して出かけるシーンがいくつかありましたが、「あぁー、私には、無理だろうな。ということは、私は、車の中での物語の一部しか体験できないってこと?だとしたら、何だか損した気分…。」と思いました。

  • 片道30分の通勤電車でちょうど読み切った。
    さらっと読めて後味もよい。

  • 島本理生さん、角田光代さんが読みたくて借りました。
    島本理生さんの話しがやっぱり1番よかった。彼女の短編は簡潔なのに実に丁寧。描写が細かい。
    最後の彼の携帯へと手が伸びる描写はこっちまで鼓動が速くなった。

    意外によかったのが谷村志穂さん。彼女の作品まだ読んだことないから読んでみようかな。
    女性6人によるアンソロジー。本全体では3だけど、島本さんは4。

  • だらだらジメジメしない超短編の連投が気持ちよかった。
    島田理生の作品が結末も含めていちばん好き。

    表題作がいちばん「ありきたり」感があったのはちょっと残念だけど
    総じて読みごたえがある。

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著者プロフィール

角田光代(かくた みつよ)
1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
1990年、「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、小説家としてデビュー。受賞歴として、1996年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞を皮切りに、2005年『対岸の彼女』で第132回直木三十五賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』で第22回伊藤整文学賞、2012年『紙の月』で第25回柴田錬三郎賞、同年『かなたの子』で第40回泉鏡花文学賞、2014年『私のなかの彼女』で第2回河合隼雄物語賞をそれぞれ受賞している。
現在、小説現代長編新人賞、すばる文学賞、山本周五郎賞、川端康成文学賞、松本清張賞の選考委員を務める。
代表作に『キッドナップ・ツアー』、『対岸の彼女』、『八日目の蝉』、『紙の月』がある。メディア化作も数多い。西原理恵子の自宅で生まれた猫、「トト」との日記ブログ、「トトほほ日記」が人気。

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