私らしく あの場所へ (講談社文庫)

  • 講談社
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本棚登録 : 107
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062763585

作品紹介・あらすじ

人気作家6人が綴る 女と男と車の物語

出ていってやる、私は車に乗り込んだ/美しい老婆ミナミの運転に僕は命を預ける/愛犬ブランと最後のドライブ/2ヵ月前に出ていった透の愛車が部屋の前に/私は恋の終わる地点をめざし、アクセルをふんだ/いつものCD、だけど湧き上がる怒りと失望――6人の人気作家が車をモチーフに描いた珠玉の恋愛小品集。

“6つの愛”が走りだす!
角田光代「ふたり」
大道珠貴「ゆうれいトンネル」
谷村志穂「風になびく青い風船」
野中柊「たとえ恋は終わっても」
有吉玉青「BORDER」
島本理生「遠ざかる夜」

感想・レビュー・書評

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  • 2015 2/24

  • 知らない作家さんばかりだったけれど、

    読んでみたら止まらなくなって、一気に読んでしまった。

    設定がありえないと思ったけれど、

    たまには現実的なものではなく、ありえない設定の話を読むのも面白いかも。

    全ての話の終わりが不自然なところで終わっているので残念な感じはするけど、

    敢えてそうしているのかも。終わりが気になる…。

  • オムニバス使用の一冊。
    ドラマCDのようなあのCD付きを購入。
    どれもみずみずしくて良いのではないでしょうか?

  • 自分の車は大好きな空間。

    好きな音楽かけて
    遠くに行きたい。

    生憎愛車はMARCHではないですが。

  • 角田光代、大道珠貴、谷村志穂、野中柊、有吉玉青、島本理生。オムニバス作家の顔ぶれも凄いが、付録も凄い。奥華子さんのCD、ちょっと普通ではお目にかかれない素敵な栞、詩情を誘うフォト。売れっ子モデル作家との往復書簡。かなりのこだわりをもって丹念につくられたという印象。私らしいあの場所を最も感じさせてくれたのは有吉玉青さんの作品。自分の壁を突き破るのは己。そんなことを思った。

  • 私は、何かモチーフを決めて、書かれたアンソロジーが好きで、いくつか蔵書として持っています。
    今回は、車。誰かと一緒にドライブする楽しさ、どこかに逃げるための手段、気持ちを整理するための空間…。車は単に、より早く目的地に着くための道具という役割だけでなく、いろいろなシーンが繰り広げられる場所として、認識されているのではないでしょうか。

    この短編小説集でも、車の中でのいろいろな心理状態が描かれています。

    実は、私、同じように、車に関する物語を描いた「あなたと、どこかへ。」というアンソロジーも持っています。車の中で繰り広げられるドラマに魅かれるものがあるのでしょうか?

    現実の私は、悲しいことに、ペーパードライバーです。このアンソロジーのなかで、女性が久し振りに運転して出かけるシーンがいくつかありましたが、「あぁー、私には、無理だろうな。ということは、私は、車の中での物語の一部しか体験できないってこと?だとしたら、何だか損した気分…。」と思いました。

  • 片道30分の通勤電車でちょうど読み切った。
    さらっと読めて後味もよい。

  • 島本理生さん、角田光代さんが読みたくて借りました。
    島本理生さんの話しがやっぱり1番よかった。彼女の短編は簡潔なのに実に丁寧。描写が細かい。
    最後の彼の携帯へと手が伸びる描写はこっちまで鼓動が速くなった。

    意外によかったのが谷村志穂さん。彼女の作品まだ読んだことないから読んでみようかな。
    女性6人によるアンソロジー。本全体では3だけど、島本さんは4。

  • だらだらジメジメしない超短編の連投が気持ちよかった。
    島田理生の作品が結末も含めていちばん好き。

    表題作がいちばん「ありきたり」感があったのはちょっと残念だけど
    総じて読みごたえがある。

  • やっぱり島本理生の書く男にはキュンキュン。
    すごく弱いんだけど気になる感じです。
    安心と不安。
    悲観的でない別れ。
    自由と束縛。

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著者プロフィール

1967年、神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。著書に『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)、『紙の月』(柴田錬三郎賞)など多数。

「2020年 『ちょこっと、つまみ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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